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2020年10月13日 (火曜日)

ピアノ・トリオの代表的名盤・86

この2〜3年になるかなあ、リアルタイムで聴いてきたジャズマンの逝去が相次ぐようになった。若い頃は自分よりも相当、歳の離れたレジェンド級のジャズマンが逝去していたので「ああ、ビル・エヴァンスが逝っちゃった」とか「ああ、マイルスが逝っちゃった」と途方に暮れていただけだったが、最近では、米国でも我が国でも、自分より5〜10歳程度しか離れていない、年上のジャズマンがどんどん鬼籍に入るのだから穏やかで無い。

僕の日本人ピアニストのお気に入りとして、佐山雅弘がいた。「いた」というのは、2018年11月14日、鬼籍に入ってしまったのだ。享年64歳。今の時代からすると早過ぎる逝去であった。ジャズマンとして64歳なんて、ベテランど真ん中、といった感じで、これからレジェンドの域に向かって深化していく年頃。ほんと早過ぎた。逝去の報に接した時には唖然としたのを覚えている。

M's『Standard Mind』(写真左)。「M's」は「マサちゃんズ」と読む。「M's」のサード・アルバム。2005年のリリース。ちなみにパーソネルは、佐山雅弘 (p), 小井政都志 (b), 大坂昌彦 (ds) 。ピアノ・トリオ編成。トリオを構成するメンバーの名前がそれぞれ「マサ」で始まるので「マサちゃんズ」である(笑)。M’s(マサチャンズ)feat.佐山雅弘 と表記される場合が多いみたい。
 
 
Standard-mind  
 
 
キャッチコピーの触れ込みは「佐山雅弘、小井政都志、大坂昌彦による新世代スーパー・ジャズ・トリオ」。佐山雅弘については、PONTA BOXのメンバー&ピアニストとして知った。どっぷり「純ジャズ」しない、クールでファンクネス希薄、ドライブ感溢れ、切れ味良く明快。和ジャズらしいピアノを弾く佐山は初めて聴いた瞬間から、お気に入りになった。

この盤ではタイトル通り、日本を代表するジャズマン3人が、ライヴ・ツアーでの演奏曲の中からリクエストの多かったスタンダード曲を中心に収録している。どの曲も結構「ど」のつくスタンダード曲なんだけど、今までに聴いたことのないアレンジ、そして、アドリブ・フレーズを駆使してので、マンネリに聴こえない。なかなかクールで聴き応えのある内容で、スタンダード曲のオンパレードなんだが、不思議と飽きが来ない。

僕は筋金入りの「チック者」なので「スペイン」の演奏がとりわけ印象深かったです。この盤がリリースされたのが、2005年。佐山雅弘がまだ51歳。まだまだベテランとは言え、ジャズ界ではまだまだ若い年頃で、そのピアノの弾きっぷりは爽快そのもの。リズム隊の小井政都志、大坂昌彦も素晴らしいサポート。なかなかのピアノ・トリオ盤。謹んで「ピアノ・トリオの代表的名盤」の一枚に加えさせていただきます。
 
 
 

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