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2020年8月15日 (土曜日)

越智巌『Dem New York Dues』

暑いですね。酷暑です。長い梅雨の頃には「今年は冷夏かも」なんていう3ヶ月予報もありましたが、どうして、とびきりの酷暑です。連日35度越え。さすがに体に堪えます。朝9時くらいでも、散歩に出るのに憚られる気温になっていて、加えて、陽射しが肌を射るように強い。このところ、散歩も控えていて、どうにも運動不足気味です。

好きなジャズ盤のリスニングも開けっぱなしの部屋では絶対に無理。ジャズを聴いているだけで、汗をジンワリかいて、不快指数MAXになります。さすがに部屋の温度が32度に達すると、もうエアコン無しでは生活できません。エアコンを入れて室温を28度辺りに下げて、やっとジャズを落ち着いて聴く気になります。そう言えば最近、ジャズ盤の聴く枚数がグッと減っています(笑)。

越智巌『Dem New York Dues』(写真左)。今年3月のリリース。ちなみにパーソネルは、越智巌 (g), Sam Yahel (org), Anthony Pinciotti (ds)。僕はオルガン奏者の「Sam Yahel(サム・ヤエル)」がお気に入りで、彼の担当するセッションについては、気がつく都度、聴く様にしています。この新盤もその類の中で見つけました。

リーダーの「越智 巌(おち・いわお)」。僕はこのギタリストを全く知らない。ネットの情報を総合すると、1992年、単身渡米。1997年帰国。東京を拠点に活動を始め、KANKAWA(org)との活動で注目を集める。ジャズ・ギタリストとして活動する傍らインスト・ヒップホップバンドを結成、これまでに3枚のアルバムをリリース。とある。う〜む。
 
 
Dem-new-york-dues  
 
 
オルガンのサム・ヤエル と ドラムのアンソニー・ピンチオッティについては、NY時代の盟友とのこと。しかし、とても良い共演者に恵まれているではないか。演奏を聴いてみても、越智のギターは実にオーソドックスで堅実な、現代のジャズ・ギター。テクニックも良好、緩急自在な弾きっぷりは実に安定している。

こんな正統派ギタリストがいたとは。この盤を聴いて、ちょっとビックリした。アルバムに収録された全8曲中、4曲が越智のオリジナル。残りはスタンダード曲になるが、有名スタンダード曲に頼らない、なかなか小粋な選曲に感心する。越智のオリジナル曲もなかなかで、コンポーザーとしての才も十分に感じさせてくれる。

ヤエルのオルガンは「モーダルでクール」。特にこの盤では充実の弾きっぷりである。最初、この盤を聴いていて、サム・ヤエルのリーダー作と勘違いした位だ。ピンチオッティは柔軟かつ堅実。硬軟自在、緩急自在なドラミングで越智のギターとヤエルのオルガンを盛り立てる。聴き応えのあるドラミングに嬉しくなる。

サム・ヤエルの名前を見つけて「まあ、聴いてみるか」と再生ボタンを押したんですが、その見事なギター・パフォーマンスについつい引き込まれ、アルバムを一気に聴き切ってしまいました。オルガン+ドラムと組んだギター・トリオの最近の好盤としてお勧め。いや〜、偶然とはいえ、なかなか良い内容の盤に出会いました。
 
 
 

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