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2020年7月15日 (水曜日)

タイガー大越『Tiger’s Baku』

タイガー大越のリーダー作が、サブスク音楽サイトを中心にリイシューされている。彼のリーダー作は、貸レコードで借りてカセットにダビングして所有していたので、カセットを廃棄した時に手元には無くなった。タイガー大越のリーダー作を聴きたくても、彼の全てのリーダー作が廃盤状態だったみたいなので、今回のリイシューは嬉しい限りである。

改めて、タイガー大越とは。1950年生まれ。1972年、大学卒業とともに結婚、新婚旅行で渡米し、そのままボストンのバークリー音楽大学に入学、首席で卒業。1975年、マイク・ギブス・オーケストラ、バディー・リッチ・オーケストラに参加。1978年、ゲーリー・バートン・グループのレギュラー・メンバーに抜擢。また、自己のバンド Tiger's Baku のリーダーとして、ビル・フリゼール、マイク・スターン、ヴィニー・カリウタなどを輩出しながら、ボストン音楽大賞、フェニックス音楽大賞など、多くの賞を受賞。現在バークリー音楽大学教授。(参考出典:Wikipedia)。

我が国では、その名前は一部の人しか知らない、結構マイナーな存在である。米国では、現バークリー音楽大学教授で教鞭を執っていることもあり、評価は高い。そんなタイガー大越の、JVC時代のリーダー作が一気にリイシューされたということは喜ばしいことである。恐らく、我が国では、このリイシューはほとんど注目されないのではないか。しかし、当時、リアルタイムで聴いてきた我々にとっては嬉しいリイシューである。
 
 
Tigers-bug  
 
 
タイガー大越『Tiger's Baku』(写真)。1980年11月〜1981年4月、Rhode IslandのNormandy Sound Studioでの録音。ちなみにパーソネルは、タイガー大越 (tp), Mike Stern (e-g), Gerry Etkins (key), Tim Landers (e-b), Quinous Johnson, Vince Colaiuta (ds), Robby Gonzalez, Steve Forman (perc)。今の目に有名なメンバーとして、エレギにマイク・スターン、ドラムにヴィニー・カリウタの名前がある。

さて、タイガー大越の初リーダー作である。冒頭の「Rooster」を聴くだけで、とても懐かしい気持ちになる。1981年の音である。時代はフュージョン・ジャズの大ブーム後期。この盤、ちょっと聴くだけでは、フュージョン・ジャズでしょ、となるんだが、全編しっかり聴くと、グルーヴィーなものからメロウなものまでを幅広く網羅した、意外と「コンテンポラリーな、メインストリーム志向のエレ・ジャズ」な音が詰まっている。なかなか味のあるアレンジが「粋」である。

音が古い、と聴く向きもあるが、それは楽器の音の古さであって、それは仕方が無い。特に電気楽器については、その音の進歩は凄まじく、今の音を前提に昔の音を聴き直すと古さを感じるのは当然のこと。逆に、この盤における「アレンジ&演奏内容」については古さは感じない。スターンのエレギも豪快な弾き回しで魅力的だし、カリウタを代表とするリズム隊もさりげなく小粋なリズム&ビートを叩き出していて隅に置けない。改めて、25年振りに聴き直してみて、やはりこの盤、僕にとっては「好盤」である。
 
 
 

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