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2020年7月11日 (土曜日)

爽快フュージョンでスカッとする

今年の梅雨は強烈。大雨で各地に被害が多発。まだまだ予断を許さない状態で大変心配である。ここ千葉県北西部地方は大雨による被害はまだ殆ど無い。しかし、天気はずっと悪くて晴れることが無い。しかも湿度がかなり高い。低気圧が前線を次々と通過して、気圧が乱高下するのと、この不快指数MAXの湿度のお陰で体調はあまり優れない。こういう時は、爽快なフュージョン・ジャズでスカッとしたい。

Allan Holdsworth『Road Games』(写真)。1983年の作品。全編24分ちょっとのミニアルバム形式。ちなみにパーソネルは、Allan Holdsworth (g), Chad Wackerman (ds), Jeff Berlin (b) のトリオに、Paul Williams (vo, track 2), Jack Bruce (vo, tracks 5, 6) の二人がボーカルとして参加している。変態・天才ギタリスト、ホールズワースの、自主制作盤に近い『IOU』の後、ワーナーから正式にデビューした盤である。

この盤、大物プロデューサー(Ted Temperton)の関与、そして、密度の高いミニアルバムでのリリース、加えて、バックのリズム隊が強力、この3要素が良い方向に作用して、ホールズワースのかなり「のびのび」としたプレイが聴ける好盤である。意外と難解なホールズワースの作品の中で、この盤にはキャッチーなメロディの曲が多い。とても聴き易いホールズワース盤である。
 
 
Road-games  
 
 
エレギの音は、どこをどう聴いてもホールズワース節全開。ただ、この盤については、ホールズワースのエレギのフレーズについて「変態、変態」(エレギとは思えない、他には無いユニークな音を出す)と形容される割に、やはり大手ワーナーからのメジャー・デビューを意識したのか、耳に優しい清涼感溢れる美しいアドリブ・フレーズが満載である。

リズム隊も強力。ジェフ・バーリンのベースは流麗。ホールズワースのエレギに寄り添って、ホールズワースのエレギの魅力を更に引き立たせている。チャド・ワッカーマンのドラムも切れ味良く、爽快感溢れるビートを供給している。このベースとドラムのコンビネーションが絶妙で、ミニアルバムでありながら、この盤を好盤に仕立て上げている。

ただ、ホールズワースの独特のスケールで展開するソロは、管楽器の様な抑揚の付け方やニュアンスはこの盤でも健在。「とても聴き易い」盤なので、ホールズワースらしくない、という向きもあるが、ホールズワースらしさをしっかり出す中での「とても聴き易い、耳に優しい清涼感溢れる」盤なので、やはり、この盤はホールズワースの好盤として、充分に評価出来る好盤である。
 
 
 

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Never_giveup_4
 

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