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2019年12月24日 (火曜日)

JALCのクリスマス・ソング集

さて、クリスマス・イヴである。今年は久し振りに暖冬基調で、ちょっと暖かい日が続いていたので、クリスマスが近づいてきたという感じが希薄だった。加えて、この2〜3年前から、テレビやネットで、クリスマスについて過度に取り上げることが少なくなってきた感じで、イマイチ盛り上がりに欠ける。ジャズの世界でも、今年はあんまりクリスマス企画のアルバムはリリースされなかったのではないか。

とはいえ、クリスマスである。我がバーチャル音楽喫茶『松和』でも、クリスマス企画のアルバムを採り上げてみる。今回は「ビッグバンド」のクリスマス・ソング集である。1988年に結成され、現在も活動を続ける、ウィントン・マルサリス率いるビッグ・バンド「Jazz At Lincoln Center Orchestra(略称:JALC)」。現代のビッグバンドの中でも、恒常的に活動を続けている、かつ、メンバーは一流のジャズメンで固めた、超一流のビッグバンドである。

Jazz at Lincoln Center Orchestra with Wynton Marsalis『Big Band Holidays』(写真左)。クリスマス・ソングを中心に演奏した模様を捉えた、そんなビッグバンドの魅力的なライブ盤である。2012年12月7-8日、2013年12月12-13日のライヴ録音。リリースは2015年10月30日。ホリデー・シーズンの為の素晴らしいパフォーマンス。
 
 
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おなじみのクリスマス・ソングはもちろん、サッチモの「‘Zat You Santa Claus?」、ビリー・ホリデイの「It's Easy to Blame the Weather」、レッドベリーの「Good Morning Blues」などでは、ルネ・マリー(René Marie)やセシル・マクローリン・サルヴァント(Cécile McLorin Salvant)、という二人の優れた女性シンガーのフィーチャーが聴きどころ。

切れ味良く、ドライブ感とダイナミズム溢れるところが、このビッグバンドの個性。加えて、一流のジャズメンでメンバーを固めているので、演奏のテクニックが途方も無く高い。ミストーンなど皆無である。そんなビッグバンドがおなじみの聖夜曲をやるのだ。その出来は素晴らしいもので、聖夜曲がここまでアカデミックにかつアーティスティックに仕上げられるなんて、なんか魔法でも見ているかのようである。

ビッグバンドの素晴らしいクリスマス・ソング集。ボーカルも趣味良く収まっており、クリスマス・ソングだからといって俗っぽくならない。何故か我が国では、このジャズ・アット・リンカーン・センター・オーケストラ(JALC)はウケが悪い。何故なのか判らないんだが、このライブ盤って良い雰囲気のアルバムなので、是非とも一聴をお勧めしたいです。
 
 
 
東日本大震災から8年9ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。
 
Never_giveup_4
 
Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

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