« 日本人による「エレ・マイルス」 | トップページ | 「キースのソロ」の個性と発展 »

2019年11月21日 (木曜日)

デュークのピアノの個性を愛でる

デューク・エリントンはビッグバンドの主宰者で有名だが、実はピアノニストとしても優れた才能の持ち主である。ピアニストとして参加して、優れたアルバムを多く残している。しかし、昔は、このデュークのピアノ盤がなかなか入手出来なかったという状況もあって、なかなかポピュラーな存在にならなかった様に感じる。

Duke Ellington『Money Jungle』(写真左)。1962年9月17日の録音。ちなみにパーソネルは、Duke Ellington (p), Charles Mingus (b), Max Roach (ds)。ハードバップが成熟、ジャズが多様化に舵を切った時代に、デューク・エリントンが、ビ・バップ時代からのレジェンド級の大物2名を従えて、堂々のピアノ・トリオである。

事前知識として、ミンガスのベースとローチのドラムを採用して、デュークはピアノ・トリオを組んだ、ということは判ったんだが、何故ミンガスとローチだったのか。他のベースと他のドラムでは駄目だったのか。それはデュークのピアノの個性を聴いたら、何となく理解出来る。
 
 
Money-jungle-1  
 
 
デュークのピアノは「ゴツゴツ硬派なバップ・ピアノ」である。硬派で指の回る、音符が適度に多いセロニアス・モンク、とでも形容したら良いのか。雄々しい太い硬質な音。いわゆる「バップな」音。そんな「バップな」ピアノには、バップなベースとバップなドラムが良く似合う。ここではバップなベースは「チャールズ・ミンガス」、バップなドラムは「マックス・ローチ」。

とにかく、デュークのピアノの個性がビンビンに伝わってくる好盤。とにかくユニークなデュークのピアノ。それまでの、そして、それからの他のジャズ・ピアノには全く類似の無い、唯一無二のデュークのピアノの個性。そんなデュークのピアノには、やはりデューク作のオリジナル曲が良く似合う。

このピアノ・トリオ盤は、デュークの、デュークによる、デュークの為のピアノ・トリオ盤。デュークのピアノをフィーチャーし、デュークのピアノが一番聴こえてきて、デュークのピアノが一番楽しめる盤である。ミンガスのベースとローチのベースは、デュークのピアノの個性を更に惹き立たせる為に存在する。
 
 
 
東日本大震災から8年8ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。
 
Never_giveup_4
 
Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

« 日本人による「エレ・マイルス」 | トップページ | 「キースのソロ」の個性と発展 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 日本人による「エレ・マイルス」 | トップページ | 「キースのソロ」の個性と発展 »

リンク

  • まだまだロックキッズ(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のロック」盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでの、 ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で、不定期に掲載した、70年代ロックの記事を修正加筆して集約していきます。
  • 青春のかけら達(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のJポップ」、いわゆるニューミュージック・フォーク盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでのジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で、不定期に掲載した、70年代ロックの記事を修正加筆して集約していきます。         
2019年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

カテゴリー