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2019年10月19日 (土曜日)

今もフュージョン・ジャズは健在

1970年代後半から1980年代前半にかけて流行に流行った「フュージョン・ジャズ」。ロックなテイストとジャズのテイストを融合させて、リズム&ビートをそれ専用に整えて、流麗かつキャッチャーなフレーズをエレクトリック楽器中心に展開する。そのフュージョン・ジャズのテイストは、21世紀に入った今でも、キッチリ生きている。

Mike Stern & Jeff Lorber Fusion『Eleven』(写真左)。今年9月のリリース。マイルス門下生、コンテンポラリー・ジャズギターのレジェンド、マイク・スターン(Mike Stern)と、長年フュージョン界を活性化し続けてきた、キーボード奏者ジェフ・ローバー(Jeff Lorber)率いるジェフ・ローバー・フュージョン(Jeff Lorber Fusion)の初のコラボ盤になる。

マイク・スターンのエレギと言えば、マイルス門下生ならではの「適度に捻れたファンキー・ロックギター」なテイストなんだが、今回のジェフ・ローバー・フュージョンとのコラボでは、ジェフ・ローバー・フュージョンの雰囲気に合わせて、極めてフュージョン・ジャズ・テイストな流麗で適度に当たりの柔らかなエレギを弾いている。これが実に魅力的。
 
 
Eleven-mile-starn
 
 
ちょっと聴けば直ぐに判る、演奏の基本的雰囲気は「ジェフ・ローバー・フュージョン」。ジェフ・ローバー・フュージョンの手癖、フレーズの個性が散りばめられている中、マイク・スターンの流麗で適度の当たりの柔らかなエレギがスッと入っている。しかし、アドリブ部に入ると、適度にちょっと捻れ始めるのが、マイク・スターンの個性。ちょっと引っ掛かりのある、個性的なフュージョン・ジャズの音が新鮮だ。

マイク・スターンとジェフ・ローバー・フュージョンとは息がピッタリとあっていて、まるでレギュラー・グループな演奏にちょっとビックリする。個性的な捻れエレギの一人であるマイク・スターンが、ここまで、正統派な、こってこてのフュージョン・ジャズに適応するとは思わなかった。よくよく聴いていると、ジェフ・ローバーのアレンジがスターンの捻れエレギを実によく理解したものになっているのだ。

実は2人とも(スターンとローバー)今年66歳。ローバーはLA出身でポスト・フュージョンの先駆者の一人、片やスターンはNY出身で、マイルスなど、数々のエレ・ジャズのバンドへの参加を経つつ、自らのソロ盤を多数リリースしている、フュージョン・ジャズギタリストのレジェンド。出身は東と西、正反対なんだが、このコラボ盤ではその相性は抜群。今もフュージョン・ジャズは建材、ということを確信させてくれる好盤である。
 
 
 
東日本大震災から8年7ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。
 
Never_giveup_4
 
Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

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