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2019年9月 9日 (月曜日)

おどろおどろしいジャケ・6

このジャケットも強烈である。ブルーノート・レーベルお得意の写真をアーティスティックにあしらったジャケットでは無く、なんと「イラスト」である。前知識無くこのジャケットを見れば、絶対にブルーノート・レーベルのアルバムだとは思わないだろう。というか、まず「ジャズ」のアルバムだとは思わない。

Jimmy McGriff『Black Pearl』(写真左)。ブルーノートの4374番。1971年、 New Jerseyの「the Golden Slipper Newark」でのライブ録音。ちなみにパーソネルは、Jimmy McGriff (org), Ronald White (tp), Joseph Morris (as), Arthur "Fats" Theus (ts), William Thorpe (bs), O'Donel "Butch" Levy (g), Willie "Saint" Jenkins (ds)。リーダーでオルガンのマクグリフ以外、知らない名前ばかりだ。

内容はと言えば、当時流行の「ソウル・ジャズ」。それも、聴かせることメインのイージーリスニングっぽいものでは無く、ちょっと硬派でカッチリとした、ハードバップのイメージが残る「ソウル・ジャズ」である。マクグリフのオルガン自体が硬派でカッチリしている。しかし、ジミー・スミスの様に豪快に弾き回すのでは無く、小粋にソウルフルに弾き回す。これが実に良い雰囲気。
 
 
Black-pearl-jimmy
 
 
オドネル・リーヴィーの思いっ切りグルーヴを感じるギター・ワークも聴き逃せない。マクグリフのオルガンとリーヴィーのギター、この二人が織りなすグルーヴは明らかに「黒い」。黒人でないと出せない、東海岸ジャズだからこそ出せる、こってこてファンキーなグルーヴ感。意外と、音のエッジがソリッドなどで、決して「緩く」ならない。

収録曲はというと、ファンキー・ジャズなチューンとして、タイトル曲の「Black Pearl」や「Ode To Billy Joe」が良い雰囲気。はたまた、渋い渋〜いブルース曲の「Groove Alley」などは聴きもの。エリントンの定番曲「C Jam Blues」のソウル・ジャズ・バージョンは聴いていて、実に楽しい。ライブならではの演奏のノリも心地良く、聴衆の反応も「グッド」。

この「おどろおどろしい」イラストのジャケット・デザインからは想像出来ない、ちょっと硬派でカッチリとした、ハードバップのイメージが残る「ソウル・ジャズ」。マクグリフのオルガンも好調。フロントのホーン隊もグルーヴ感満点。オルガンがメインの「ソウル・ジャズ」の好盤です。ジャケット・デザインには目をつぶって「聴くべし」。
 
 
 
東日本大震災から8年5ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。
 
Never_giveup_4
 
Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

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