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2019年9月 6日 (金曜日)

パーキンスのテナーを愛でる

米国西海岸ジャズのサックス奏者は個性派揃い。加えて、皆、「お洒落な」ブロウを旨とするサックス奏者ばかり。もともと米国西海岸ジャズのジャズメンって、ほとんどがテクニック優秀、そしてクール。米国西海岸ジャズの個性である「ほどよくアレンジされた」演奏にピッタリ填まる。つまりは「聴き心地の良い」サックスなのである。

Bill Perkins Octet『On Stage』(写真左)。Pacific Jazzの1221番。録音日は1956年2月9日(side A) , 2月16日 (side B)。ちなみにパーソネルは、Bill Perkins (ts), Bud Shank (as), Jack Nimitz (bs, bc), Stu Williamson (tp, vt), Carl Fontana (tb), Red Mitchell (b), Russ Freeman (p), Mel Lewis (ds)。8人編成、いわゆる「オクテット」である。

ビル・パーキンス(Bill Perkins)は「お洒落でクールな」サックス奏者。1924年生まれ。2003年に惜しくも鬼籍に入りました。享年79歳。パーキンスは、1950年代から2000年代まで多数の録音を残しているが、我が国では全く以てマイナーな存在。パーキンスのテナーは、硬派で流麗でクール。いかにも米国西海岸ジャズらしい「お洒落な」ブロウを聴かせてくれる。
 
 
On-stege-bill-perkins
 
 
この作品は、ハリウッドの「ミュージック・ボックス・シアター」を借り切って録音されたアルバム。なかなかに雰囲気のある録音が良い。当時31歳。西海岸ジャズの中堅どころとして、お洒落で瑞々しく、そしてアーバンな雰囲気のテナー・サックスを聴かせてくれる。程良くアレンジされたバックの演奏に乗って、クールな熱気のアドリブ・フレーズがなんとも魅力的。

僅か5管のアンサンブルが醸し出す豊かなユニゾン&ハーモニーは、さすが米国西海岸ジャズを思いっ切り感じる。この端正で程良くアレンジされた瑞々しいジャズの響きは、米国東海岸では絶対に聴かれない、西海岸ジャズ独特なもの。つまり、この『On Stage』というアルバムは、徹頭徹尾、米国西海岸ジャズの音世界が詰まっている、そんな好盤である。

ラス・フリーマンのピアノ、メル・ルイスのドラム、レッド・ミッチェルのベース、いわゆる米国西海岸ジャズの代表的なリズム・セクションの演奏も洒脱で小粋。フロント5管を鼓舞しガッチリ支える。アレンジも良好で、全編聴いていて飽きることは無い。逆に、パーキンスのテナーの個性がとても良く判り、他の個々の演奏も優秀。米国西海岸ジャズのレベルの高さも感じられる好盤である。
 
 
 
東日本大震災から8年5ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。
 
Never_giveup_4
 
Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

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