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2019年5月 7日 (火曜日)

ジャズ喫茶で流したい・147

ジャズって歴史が長い分、時に「え〜何、この盤」と歓声を上げてしまうくらいの「幻の名盤」が突然、リイシューされることがある。恐らく、突然マスターテープが発見されたり、突然リイシューの企画が持ち上がったりするのだろう。それでも「幻の名盤」クラスのリイシューである。いったいどれだけの需要があるのだろう。謎である。

今回出会ったリイシュー盤は、Richard "Groove" Holmes『Swedish Lullaby』(写真左)。ジミー・スミス、ジミー・マクグリフなどと並ぶジャズ・オルガンの巨人リチャード・グルーヴ・ホームズがスウェーデンのレーベル〈SISON MUSIC〉に遺したアルバム。オルガン・ジャズ好きには堪らないアルバムのリイシューである。
 
1984年8月の録音。ちなみにパーソネルは、Richard "Groove" Holmes (org), Edward Lee Layman (ds), Willie Pettis Jr. (g), Willie Akins (ts)。オルガン・ジャズの定番の組合せ、オルガン+ドラムス+テナーサックスにギターが加わった変則カルテット。ギターが入っている分、オルガン・ジャズとしての音世界の幅が拡がっている。
 
 
Swedish-lullaby_richard-holmes
 
 
典型的なオルガン・ジャズ。ファンクネスは適度、すっきりコテコテで耳にもたれない、趣味の良いファンクネス。端正なフレーズ、淡々とシンプルに弾き進める小粋なマナーが素敵である。結構、軽快で疾走感のあるオルガンで、爽快感のあるソウルフルなアドリブ・フレーズを展開する。加えて、この盤に漂うリラックスな雰囲気が、ホームズのオルガンの妙技を際立たせる。
 
冒頭の「Just one of those things」から「Groove's Groove」、そして「One hundred ways」と続く3曲には思わず聴き惚れてしまう。スタンダードから、ミュージシャンズ・チューンズ、そしてソウルフルでフュージョン・ファンクな音世界がとても芳しい。端正で小粋なグルーブ感がホームズのオルガンの「味」。

この盤のプロデューサーであるシグヴァードソンいわく、当時、ホームズはこの盤が自分の全レコーディング中で最大のお気に入りだったそうだ。さもありなん。しかし、それでもこの盤、1984年のリリース時は、スウェーデンで数百枚とリチャード本人が数百枚販売したのみで広く世界には流通しなかった。良い盤が売れるとは限らない。そんな状態の代表的な例がこの『Swedish Lullaby』である。
 
 
 
東日本大震災から8年1ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。
 
Never_giveup_4
 
Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

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