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2019年4月14日 (日曜日)

ジャズ喫茶で流したい・145

自分の主な趣味として、音楽全般、アルバム蒐集〜鑑賞などは高校時代からなので、約45年のキャリアであるが、もう一つ、長年細々と続けている趣味として「天文」がある。私設天文台を構えて、天体写真などをバリバリ撮りまくるなどという、ヘビーな天文ファンでは無いが、主な天文現象は押さえつつ、四季折々、機会を得ては星を眺めてきた。約50年のキャリアになる。
 
このグループの名前が気になって聴いたら、これがなかなか素晴らしい内容でビックリした。そのグループ名とは「The Comet Is Coming」。和訳すると「彗星がやって来た」。天文が趣味の僕としては「これは何や」、ということで思わず入手したって感じです(笑)。しかし、ジャズの世界らしからぬグループ名ですね。
 
改めて、アルバムの紹介を。The Comet Is Coming『Trust In The Lifeforce Of The Deep Mystery』(写真左)。今年3月のリリース。米国インパルスからメジャー・デビュー盤。現行UKジャズ・シーンの中心人物、サックス奏者シャバカ・ハッチングスの大本命ユニットがこの「The Comet Is Coming」。
 
 
Trust-in-the-lifeforce-of-the-deep-myste  
 
 
メンバーは、King Shabaka (ts,bcl), Danalogue (key,synth), Betamax (ds,perc,programming)。サックス+キーボード+ドラムの変則トリオ・ユニットである。英国は不思議な国で、1970年代からジャズとロックの境界線が曖昧。このThe Comet Is Comingの音も現代の最先端のクロスオーバー・ミュージックという面持ち。
 
サイケデリックでスペーシーでプログレッシブな音。リズム&ビートは明らかにジャジーでダンサフル。キーボードはシンセがメインで、エレクトロニカの要素が強く出ている。新しいスピリチュアルなプログレッシブ・ジャズという雰囲気。僕達、1970年代の「プログレ小僧」からすると、懐かしさすら感じる、耳慣れた音世界。
 
ハッチングスのバスクラが効果的。このエレクトリックなクロスオーバーな伴奏の中で、怪しげに鳴り響くバスクラは、マイルスの「ビッチェズ・ブリュー」を彷彿とさせる。エレ・ジャズの伝統をも踏まえた、素晴らしいクロスオーバー・ミュージック。マイルスのエレ・ジャズから着々と進化した、現代の最先端のエレ・ジャズの1つがこの盤に凝縮されている。
 
 
 
東日本大震災から8年1ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。
 
Never_giveup_4
 
Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

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