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2019年1月 8日 (火曜日)

これは良いよ「ウラ名盤」・3

米国西海岸ジャズの中で、人気ナンバーワンのトランペッターと言えば「チェット・ベイカー(Chet Baker)」。但し、ジャズ盤紹介本ではボーカリスト(アンニュイで中性的な唄声が個性)としてのチェットをクローズアップしているものが大多数で、チェット・ベイカーと言えば「ボーカリスト」と認識しているジャズ者の方々も多いのではなかろうか。

加えて、麻薬漬けでジャズメン人生の半分以上を棒に振った破滅型のミュージシャンの最右翼の一人でもあるので、真面目なジャズ者の方々からはあまりウケは良く無い。でも、ですね。チェット・ベイカーのトランペットって、とっても魅力的なんですよ。若かりし頃はテクニックは優秀、角の取れた程良く丸い芯の入った音色、ストレートな吹きっぷりで、アドリブ・フレーズは流麗。

『Chet Baker & Crew』(写真左)。1956年7月、LAでの録音。ちなみにパーソネルは、Chet Baker (tp), Phil Urso (ts), Bobby Timmons (p), Jimmy Bond (b), Peter Littman (ds), Bill Loughborough (timpani)。トランペットとテナーがフロントのクインテットに、ティンパニーが客演するというメンバー構成。
 

Chet_baker_crew  

 
この盤では、チェットはトランペットのみに専念している。CDのボートラにはラストの1曲だけボーカルが入っているが、オリジナル盤には入っていない。純粋にチェットのトランペットを心ゆくまで愛でることの出来る好盤である。特にこの盤については、チェットがトランペットをバリバリに吹きまくっているのが特徴。

バップ・スタイルの曲をバリバリに吹きまくっている。テクニックは優秀で流麗なアドリブ・フレーズ、芯の入った程良く丸いブリリアントな音色、中音域を中心に吹きまくるチェットのトランペットは魅力満載。力強くバイタルな吹きっぷりのチェットは珍しいといえば珍しい。思わず、上手いな〜と感心し、思わず聴き入ってしまう。

ジャケットも良い雰囲気。タイトル通り、ヨットの上にチェットと乗組員たち。進むべき方向を指し示すように身を反らして、片手でトランペットを吹くチェット。陽射しはうららか、明らかに米国西海岸の雰囲気。当時、チェットは27歳。若かりし日のチェットのトランペットはどれだけ素晴らしかったのか。この盤を聴けば、それが追体験出来る。

 
 
東日本大震災から7年9ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

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