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2018年11月30日 (金曜日)

スピリチュアル・ジャズの先駆者

現代のスピリチュアル・ジャズを興味深く聴いていると、昔のスピリチュアル・ジャズやフリー・ジャズを振り返ってみたくなる。1960年代後半から1970年代までの間のスピリチュアル・ジャズ。最初は「オーネット・コールマン」。そして、続くのは「ジョン・コルトレーン」。このコルトレーンが当時のスピリチュアル・ジャズ、フリー・ジャズを牽引する。

このコルトレーンが亡き後、雨後の竹の子の様にスピリチュアル・ジャズやフリー・ジャズを得意技とするジャズメンが出現した。1960年代の終わりから1970年代がピークだっただろうか。本能の赴くままに楽器を吹きまくるフリー・ジャズ、自由度が相当に高く印象的なフレーズを吹くことで精神に訴求するスピリチュアル・ジャズ。特に、年を経る毎にスピリチュアル・ジャズが幅を利かせてくる。

Dave Liebman『1st Visit』(写真・ジャケ違い)。1973年6月20-21日の録音。ちなみにパーソネルは、Dave Liebman (ts, ss,fl), Richie Beirach (p), Dave Holland (b), Jack De Johnette (ds)。リーダーのリーブマンは1946年生まれ、NY出身のサックス奏者。1970年代にエレ・マイルス・バンドのメンバーとして先鋭的なジャズを創造し「ポスト・コルトレーン」と呼ばれる一人である。そんなリーブマンがマイルスに帯同して来日した時に製作された初リーダー作。
 

1st_visit_dave_liebman  

 
リーブマンはスピリチュアル・ジャズの先駆者。本能の赴くままに楽器を吹きまくるというよりは、モーダルなブロウで自由度が相当に高く印象的なフレーズを繰り出すところがスピリチュアル・ジャズたる所以。この初リーダー作でも、リーブマンのテナー、ソプラノ、そしてフルートは印象的であり官能的である。どのフレーズも聴き手の心に訴求するスピリチュアルなもの。

この盤で、リーブマンは本当に良い音でアドリブ・フレーズを吹き上げている。バックもふるっていて、相性の良いバイラークのピアノとディブ・ホランドのベースは言うまでも無く、特に、ジャック・デジョネットのドラムがエグい。ハイテンションでクールなポリリズムを叩き出して、リーブマンのスピリチュアルなブログを際立たせている。

この盤、リーブマンの初リーダー作として、一度、聴いてみたいと思っていたのだが、ジャズを聴き始めた1970年後半以降、まずLPでは見たことが無かった。今回、ジャズ盤のダウンロード・サイトで偶然見つけたもの。テンションが高い印象的なフレーズは、明らかに現代のスピリチュアル・ジャズの先駆。リーブマンのテナーとフルートがとても良い音で鳴っている。
 
 
 

東日本大震災から7年8ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

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