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2018年11月19日 (月曜日)

テイトの素敵なボーカル盤です

ひょんな事から、Half Note Recordsのカタログを入手した。Half Note Recordsは、N.Y.の名門ジャズクラブ「ブルーノート・ニューヨーク」が設立したレコード・レーベル。カタログを見渡すと、なかなか渋い渋い純ジャズ盤がズラリと並んでいる。しかも、リーダーを張るジャズメンは、これまた渋い職人肌の中堅どころばかり。悪かろう筈が無い。

Grady Tate『From the Heart - Songs Sung Live At the Blue Note』(写真左)。2006年10月のリリース。ちなみにパーソネルは、Jay Leonhardt (b), Dennis Mackrel (ds), Bill Charlap (p), Bill Easley (sax, fl), Glen Drews (tp), Grady Tate (vo)。リーダーのグラディ・テイト(Grady Tate)は、もともとはドラマー。1932年生まれ、惜しくも2017年10月逝去している。

そのドラミングは堅実で味のあるもので、小粋な純ジャズ盤に、よくグラディ・テイトの名前を見ていた様な気がする。そんなグラディ・テイトが歌い出したのは何時からなんだろう。僕がグラディ・テイトのボーカルを初めて聴いたのが『All Love - Grady Tate Sings』。Eighty-Eight'sレーベルから、2003年のリリース。正統派で味のあるボーカルで、聴いてビックリしたのを覚えている。
 

From_the_heart  

 
さて、このライブ盤『From the Heart』は、グラディ・テイトが亡くなる4年前のリリース。凄く渋い正統派な男性ボーカルを聴かせてくれる。ドラマーの余芸というレベルでは無い。声質も実に魅力的で、男性ボーカルの第一人者、フランク・シナトラのボーカルと並べてもひけをとらないレベル。それが証拠に、このライブ盤では、ドラムをデニス・マックレルに任せて、ボーカルに専念している。

バックのリズム・セクションもふるっている。ピアノがビル・チャーラップ。現代の「ネオ・ビ・バップ」なピアノの第一人者。歌伴もバッチリで、素晴らしいバッキングを披露している。ジェイ・レオンハートのベースが骨太でソリッドで印象的。グラディ・テイトのボーカルをしっかりと支え、鼓舞する。良い雰囲気だ。

このライブ盤、もちろん、収録場所は「ブルーノート・ニューヨーク」。ライブ感溢れる、ライブハウスの適度な音の広がりがバッチリと収録されていて、とても魅力的なボーカル・ライブ盤に仕上がっている。Half Note Records自体が我が国ではマイナーな存在なのか、この素敵なライブ盤が埋もれてしまっているのが残念だ。純ジャズ・ボーカルとして好盤の一枚です。

 
 

東日本大震災から7年8ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

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