最近のトラックバック

« ジャズ喫茶で流したい・128 | トップページ | ジャズ演奏の優れた例のひとつ »

2018年9月 5日 (水曜日)

この盤でやっとジョーヘンを理解

40年以上、ジャズを聴き続けてきて、それでも疎遠なジャズメンというのが幾人かいる。そもそも、聴く機会が無かった、つまり縁が無かった、というジャズメンもいれば、若い頃、聴いてはみたんだが、どうにもこうにも耳にフィットせずに、そのまま疎遠になってしまったジャズメンもいる。

ジョー・ヘンダーソン(Joe Henderson・略して「ジョーヘン」)というテナーマンがいる。このテナーマンは、さきほどの疎遠なジャズメンの一人で、その疎遠になった動機は後者。ジャズ者初心者の頃、ブルーノートの諸作をジャズ喫茶で聴かせてもらったのだが、これがどうにもこうにも耳にフィットしない。フニャフニャうねうね、という感じに聴こえて、何が良いのか判らなかったのだ。

それから38年。それまで時々、ブルーノートのジョーヘンについては聴いてはみたが、やはり、どうもピンとこない。それでも、ジャズ盤紹介本でも、ジャズ雑誌でも、ネットのブログでも、ジョーヘンは良い、という表現をよく見る。う〜ん、そうかなあ、と悩んでいたら、そうか、ブルーノート以外のジョーヘンを聴いてみよう、と思い立って、ブルーノート以降のジョーヘンを聴くことにした。
 

Joe_henderson_tetragon  

 
Joe Henderson『Tetragon』(写真左)。1967年9月(#4, 6-7)と1968年5月(#1-3, 5)の2回の録音に分かれる。ちなみにパーソネルは、Joe Henderson (ts), Ron Carter (b) は全曲共通、ピアノとドラムは録音日によって分かれていて、(#1-3, 5)では、Don Friedman (p), Jack DeJohnette (ds)、(#4, 6-7)は、Kenny Barron (p), Louis Hayes (ds)。マイルストーン・レーベルからのリリース。

聴いての第一声は「ブルーノートの諸作に比べて、かなり聴き易くて判り易い」。それまでの「フニャフニャうねうね」なテナーを吹いていない。カッチリとした堅実で判り易いアドリブ・ソロを吹いている。シュッとして聴き易く判り易いコルトレーン、といった風情のテナーに思わず「おおっ」と思う。ブルーノート時代のアドリブ・ソロに芯がグッと入ったような感じで、とにかくこの盤のジョーヘンは「よく判る」。

1968年のリリースだからなのか、ジャケットのデザインが奇抜で、これはこれで「ひく」のだが「ひいてはならない」(笑)。他のジャズ者の方々の評判を確認させてもらって、やはり、この盤、ジョーヘンのリーダー作の中でも判り易い盤とのこと。なるほどねえ。この盤のジョーヘンは良く判る。シュッとして聴き易く判り易いコルトレーン+芯がグッと入ったような「フニャフニャうねうね」ソロ。彼の個性はこれだ。ということで、この盤から以降のリーダー作を聴き進めることにする。

 
 

東日本大震災から7年5ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

« ジャズ喫茶で流したい・128 | トップページ | ジャズ演奏の優れた例のひとつ »

コメント

はじめまして。
先日、パトリースラッシェンのhow right nowという曲を聞いていたら、はじめて聞いた曲なのになんだか聞き覚えのあるサックスソロでなんでだろうってずーっと気になってました。そしてついさっき思い出したのがチャールズアーランドのliving this planetのサックスソロと似ていたのです。
そしてクレジット調べたら両方ジョーヘンダーソンだったのです。
ジャズは全然詳しくないのでこれからジョーヘンダーソンを掘ってみようかと思い、いろいろ調べていたらここにたどり着きました。
これから聴いてみようと思います。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: この盤でやっとジョーヘンを理解:

« ジャズ喫茶で流したい・128 | トップページ | ジャズ演奏の優れた例のひとつ »

リンク

  • 松和 / ジャズ・フュージョン館
    ホームページを一新しました。「ジャズ・フュージョン館」と「懐かしの70年代館」の入り口を一本化し、内容的には、当ブログの記事のアーカイブを基本としています。  
  • 松和 / 懐かしの70年代館入口
    更新は停止し、新HPへ一本化中。新しいブラウザーではレイアウトが崩れたりと申し訳ありません。
2019年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

カテゴリー

常連さんのブログ

  • 70年代思い出の名曲
    music70sさんのブログ。タイトル通り、定期的に、70年代の懐かしのアルバムを紹介されています。なかなか、マニアックなアルバム選択、曲選択に、思わずニンマリしてしまいます。
  • いそいそジャズ喫茶通い
    yuriko*さんのブログ。都内のジャズ喫茶への訪問記録。ジャズと言えば『ジャズ喫茶』。敷居が高くて、と思っている方々に是非読んで頂きたいブログ。実際の訪問記録ですから読んでいて楽しく、実際の訪問時の参考になります。
無料ブログはココログ