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2018年8月16日 (木曜日)

仏のアコーディオン・ジャズです

ジャズは色々な楽器に適用する。というか、様々な楽器でジャズを演奏することが出来る。楽器であり、旋律を演奏することが出来れば、メイン楽器で活躍することが出来る。それほど、ジャズとは自由度の高い音楽ジャンルであり、応用力の高い音楽ジャンルである。つくづくそう思う。今回は「アコーディオン」。

ダニエル・ミル(Daniel Mille)。フランスのアコーディオン奏者である。ピアソラ作品集1993年アルバム『河岸にて』でデビュー。ジャズのアコーディオン奏者と言えば、僕は「リチャード・ガリアーノ」しか知らない。今回、このフランスのアコーディオン奏者を知った。そして、調べてみて、ジャズのアコーディオン奏者って、意外といる、ということが判った。

Daniel Mille『Après la pluie』(写真左)。2005年のリリース。ちなみにパーソネルは、Daniel Mille (accordion), Rémi Vignolo, Sylvain Romano (b), Isabelle Cordier (cello), Pascal Rey (ds, perc), Stéphane Belmondo (flh, fr-horn, tp),Eric Légnini (p), Catherine Pacheu (viola), Marc Aidinian, Véronique Ragu (vln)。
 

Apres_la_pluie  

 
パーソネルを見渡せば、ビオラやバイオリンの弦楽器を上手く活用した、ニュー・ジャズな編成。アルバムの音を聴けば、従来のスインギーなジャズの要素が全く無い、いわゆる、4ビートやファンクネスが皆無の、内省的でリリカルな演奏がギッシリと詰まっている。ミルのアコーディオンが哀愁を帯びた、リリカルな音色で内省的に旋律を奏でる。決して熱くない。クールで静的なアコーディオンの音色。

加えて、ステファン・ベルモンドのフリューゲル・ホーンの音色が味わい深い。ミルの哀愁を帯びた、リリカルで内省的なアコーディオンにぴったりと寄り添うように、フリューゲル・ホーン独特の柔らかく丸い音色で、リリカルに内省的に吹き上げる。このミルのアコーディオンとベルモンドのフリューゲル・ホーンの共演が見事。

リズムカルでハイテンポな楽曲は全く無い。冒頭の「Intro - Après la pluie...」から「L'ultimo Giorno」まで、静的で内省的でリリカルな演奏が続く。しかし、適度なテンションが張っていて、それぞれの楽器のテクニックが高く、硬軟自在、変幻自在な演奏が展開されるので、飽きることは決して無い。充実した欧州のニュー・ジャズ盤である。

 
 

東日本大震災から7年5ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

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