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2018年7月20日 (金曜日)

こんなアルバムあったんや・100

1970年代から、1980年代半ばの「純ジャズ復古」まで、フュージョン・ジャズの全盛の時代。さぞかし米国では、純ジャズは形見が狭かっただろう、と想像するのだが、意外と内容充実、演奏充実の盤が多い。しかし、当時のジャズのメインでは無いので、ジャケットは奇天烈なものが多く、気恥ずかしい手抜きなものが多い。これでは触手は伸びない。最近、やっとダウンロード・サイトから試聴することが出来る様になったので、結構、聴く機会が多くなった。

Bobby Shew『Class Reunion』(写真)。Sutraレーベルからリリースした1980年のアルバム。ちなみにパーソネルは、Bobby Shew (tp, flgh), Gordon Brisker (ts, fl), Bill Mays (p, Fender Rhodes), Bob Magnusson (b), Steve Schaeffer (ds)。フュージョン全盛の1980年の米国のハードバップなアルバムなので、サイドメンについては、どの楽器も知らない人ばかり。

大丈夫なのか、と思いつつ、恐る恐る聴き始めると、あらまあ、本格的なハードバップ。1950年代のハードバップから1960年代のファンキージャズ辺りをミックスして、アドリブはモードな展開を欠かさず、決してポップスに迎合せず、安易に聴き易さ、判り易さを優先するような「拙速型」の内容では決して無い。誠実に堅実にメインストリーム・ジャズを展開しているところに好感度Maxである。
 

Class_reunion_1

 
ボビー・シューは、Woody HermanやBuddy Rich等のコンボでも活躍した、米国出身のトランペッター。1941年生まれだから、今年77歳になる大ベテラン。1941年というちょっと微妙な生まれなので、ビ・バップからハードバップの全盛期は経験していない。恐らく、ジャズ・トランペッターとして活躍し始めた頃は、ジャズが段々に他のジャンルの音楽にシェアを奪われていった頃で、単独ではもはや目立たなかったのでは無いか。

それでも、ボビー・シューのトランペット、そしてフリューゲル・ホーンは魅力的。トランペットは音の切れ味が良く、伸び・抜けとも優秀。フリューゲル・ホーンは、その丸い音でジェントルに流麗に吹き進めるフレーズは実に聴き応えがある。こんなトランペッターがいたんや、と思わずビックリである。

フリューゲル・ホーンの音がほのぼのしていて、テクニックも優秀。この盤でのボビー・シューのフリューゲル・ホーンは聴きものである。演奏全体もタイトでメリハリが付いていて、聴き応えがある。なかなかに聴き応えのあるハードバップ盤である。しかしなあ、僕はこのアルバムの存在を最近まで知らなかった。本当にジャズは奥が深い。

 
 

東日本大震災から7年4ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

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