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2018年6月28日 (木曜日)

オルガン・フュージョンの好盤

実はオルガンの音が大好きである。特に、ハモンド・オルガンの音はたまらない。プログレバンドEL&Pの『展覧会の絵』で、キース・エマーソンのハモンド・オルガンの音に魅了されて以来、オルガンの音が好きだ。そして、ファンクネスだだ漏れのオルガン・ジャズがこれまた大好き。ジャズを聴き初めて、ジミー・スミスのオルガンに出会って「何じゃこれ」(笑)。

我が国のジャズ・シーンでは、オルガン・ジャズはちょっと「キワモノ」扱いで、アコースティック・ピアノが絶対、オルガンは軟弱で俗っぽいもの、とされた。でもねえ、このオルガンの「こってこてファンキーな音」がたまらないんですよ。俗っぽかろうが、キワモノであろうが、心地良いものは心地良い。振り返ってみれば、様々なオルガン・ジャズを聴いてきたような気がする。

Johnny "Hammond" Smith『Gears』(写真左)。1975年のリリース。ジョニー・ハモンド・スミス(以降略して「ジョニハモ」)42歳の時の充実のパフォーマンスである。Hip-Hopのアーティストなどがサンプリングする、グルーヴ感抜群のジャズ・ファンク盤。音的には、下世話な俗っぽさを抑えて、洗練されたファンクネスが心地良い「オルガン・ジャズ」ならぬ「オルガン・フュージョン」と呼んでも良い音作りである。
 

Gears

 
一言で言って、ジャズ・ファンクの好盤。浮遊感溢れる、広大で清々しいサウンドが紡ぎだす、こってこてファンキーで魅惑的なグルーヴ感。ジョニハモの泥臭い黒いグルーヴ溢れるオルガンが良い。ハモンドのB3。意外と洗練されたオルガンで、俗っぽさに傾くことは決して無い。趣味の良いファンクネス溢れる演奏に思わず熱くなる。ついつい、オフビートに足踏みを始め、体が踊るように動き出す。

バックを張るメンバーの音も「こってこてファンキー」。存在感溢れるラフなファンク・ビートを叩き出すハービー・メイソンとそんなファンキー・ドラムに絡む、キレッキレのグルーヴ感満載のチャック・レイニーのベース。爽快さと浮遊感を前面に押し出したマイゼル兄弟のキーボード。それぞれ違うスタイル(カッティングとワウ)で乗っかってくるクレイグ・マクマレンとジョン・ローウインのリズム・ギター。

オルガン・フュージョンの初期の成果。ジョニハモはオルガンだけでなくエレピやシンセサイザーも使いこなしていて、マルチ・キーボード奏者としての才能を遺憾なく発揮している。ミゼル兄弟によるスカイ・ハイ・プロダクションによって制作された、このジョニハモの『Gears』は、今日のクラブ・シーンでサンプリングのネタ元として大いに活用されている。

 
 

東日本大震災から7年3ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

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