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2018年4月20日 (金曜日)

思いきりアーシーでファンキー

ラムゼイ・ルイス(Ramsey Lewis)は、ファンキー・ジャズを代表するピアニストの一人。ピアノ・トリオの一番有名な盤として、1965年リリースの『The In Crowd』がある。ファンキー・ジャズの発展形、ソウル・ジャズの好盤と言っても良い内容。メロディーを簡略化し、アフター・ビートを強調したシンプル&ダンサブルな演奏。

では、そんなラムゼイ・ルイス。他にはどんなファンキー・ジャズなピアノ・トリオ盤があるのか。と考えたら、実は良く知らない、ということに突き当たる。そもそも、ジャズ盤紹介本などでは、ファンキー・ジャズの項で、ラムゼイ・ルイス、ピアノ・トリオと来たら『The In Crowd』以上、なのである。『The In Crowd』以外のファンキー・ジャズなトリオ盤を紹介することは殆ど無い。

どうも、ラムゼイ・ルイスは、クロスオーバー〜フュージョンの人という解釈が圧倒的。これはあかんやろ〜、ということで、独自に調べ始める。で、ラムゼイ・ルイスのアルバムをちょいちょい、つまみ食い風に試し聴きする。で、おおっこれは〜、と思ったアルバムがこれ。Ramsey Lewis『Down to Earth (Music from the Soil)』(写真左)。1959年のリリース。ちなみにパーソネルは、Ramsey Lewis (p), El Dee Young (b), Issac "Red" Holt (ds)。
 

Down_to_earth_music_from_the_soil

 
ピアノ・トリオではあるが、ドラムとベースは知らない名前。もともとラムゼイ・ルイスは、メインストリーム・ジャズのジャズメンと組むことがかなり少ない。個人的に良く知ったスタジオ・ミュージシャン系のジャズメンを選ぶようだ。これがたぶん、我が国でメジャーにならない所以だろう。で、この盤であるが、ジャケットに、直訳すると「ラムゼイルイストリオが土から生まれた音楽をプレイする」と書いてある。

収録曲を見渡せば、「黒い瞳」「帰れソレントへ」「グリーンスリーブス」「時には母のない子のように」など、その昔のフォークソングの名曲の名が並ぶ。え〜、これってイージー・リスニングやないの、訝しく思うが、聴いてみて思う。これ、こってこてファンキーなソウル・ジャズやん。思いっきりアーシーでファンキーな演奏に、思わずクラクラする(笑)。

このこってこてファンキーな度合い、思いっきり俗っぽくて、これはやっぱりイージーリスニングなのか、なんて思ったりするが、聴き進めていくと、やっぱり、しっかりしたジャズなのだ。アフタービートを強調してファンキー度合いを増幅して、ゆったりとしたスイング感がソウルフル。ほとんど地味なアルバムではありますが、聴いて見ると、この盤のアーシーさがとても心地良い。意外とお気に入り盤です。

 
 

東日本大震災から7年1ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

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