« こってこてのソウル・ジャズ | トップページ | ECMのジョン・アバ再び »

2018年3月 4日 (日曜日)

粋なモーガンのジャズ・ロック

ジャズ・レーベルの正統派、ジャズ・レーベルの老舗「ブルーノート・レーベル」。ジャズのその時代時代のトレンドをいち早く察知し録音し、後のジャズ・ジャイアンツ達の若かりし頃、その才能をいち早く発掘し録音する。今、残されている音源はジャズの歴史そのものである。

そんなジャズのメインストリーム、老舗レーベルのブルーノートであるが、ファンキー・ジャズやジャズ・ロック、そして、ジャズ・ファンクの宝庫でもあるのだ。ブルーノートの総帥アルフレッド・ライオンからすると「コーニー(corny)だ」とする、いわゆる「俗っぽい」ジャズについてもなかなかに造詣が深いレーベルなのだ。

Lee Morgan『The Gigolo』(写真左)。1965年6月25日、7月1日の録音。ブルーノートの4212番。ちなみにパーソネルは、Lee Morgan (tp), Wayne Shorter (ts), Harold Mabern (p), Bob Cranshaw (b), Billy Higgins (ds)。1963年録音の『The Sidewinder』からのジャズ・ロックな雰囲気を引き継いだ、とてもグルーヴィーでファンキーな内容が特徴。
 

The_gigolo

 
まず、リーダーのリー・モーガンのトランペットが絶好調。音に覇気が漲り、スーッと良く伸びたトーン。音はキラキラ、ブリリアントに輝き、速いフレーズは切れ味抜群。この頃のモーガンは絶好調。というか、モーガンのトランペットはジャズ・ロックにピッタリと合うのだ。音の溜めとフレーズが基本的に鯔背にオフビートで、人より速いアドリブ展開が8ビートにシックリ合う。

バックのリズム・セクションは、当時の新鋭ジャズメンがメイン。基本的には、硬派なハードバップやモーダルな演奏が出来るテクニックを持ったリズム・セクションが8ビートなジャズ・ロックのリズム&ビートを供給する。ドッシリとした重心の低い、安定感溢れるジャズ・ロックなリズム&ビートがこの盤の特徴。

弱冠18歳でリーダー作を発表した若き天才トランペッター。若さに似合わぬ、鯔背で粋なトランペットが素敵なリー・モーガン。そんなモーガンのトランペットが一番輝くのが「ジャズ・ロック」。この『The Gigolo』は、モーガンのジャズ・ロック盤のイチ押し。タイトルの「ジゴロ」も言い得て妙。「モテ男」モーガンの面目躍如な盤である。

 
 

東日本大震災から6年11ヶ月。決して忘れない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

« こってこてのソウル・ジャズ | トップページ | ECMのジョン・アバ再び »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 粋なモーガンのジャズ・ロック:

« こってこてのソウル・ジャズ | トップページ | ECMのジョン・アバ再び »

リンク

  • まだまだロックキッズ(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のロック」盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでの、 ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で、不定期に掲載した、70年代ロックの記事を修正加筆して集約していきます。
  • 青春のかけら達(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のJポップ」、いわゆるニューミュージック・フォーク盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでのジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で、不定期に掲載した、70年代ロックの記事を修正加筆して集約していきます。         
2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

カテゴリー