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2018年3月15日 (木曜日)

これも「逆・ジャケ買い」な盤

ジャズ盤には「これは」と目を見張るほどの格好良いジャケットがある。しかし、逆に「このジャケットはな〜、買えんな〜」という劣悪なジャケットもある。これは得てして、かなりの確率で内容も悪い。しかし、劣悪では無い、デザイン的にも「アリ」なんだが、あまりに奇抜なデザインで、これはな〜、という盤もある。

僕はこういう盤を「逆・ジャケ買い」と呼んでいる。この「逆ジャケ買い」盤については、購入に至るまでに相当の努力を必要とする(笑)。そういう「逆・ジャケ買い」盤を、昨日、Ramsey Lewis『Salongo』をご紹介した。ん?ラムゼイ・ルイス? そう言えば、ラムゼイ・ルイスと言えば、まだあるぞ。あるある。凄いのが・・・(笑)。

これである。Ramsey Lewis『Sun Goddess』(写真)。1974年のリリース。邦題『太陽の女神』。内容は明らかにエレクトリックがメインのジャズ・ファンクである。冒頭のタイトル曲は、Earth, Wind & Fire(いわゆる「アース」)との共演。ラムゼイ・ルイスのアースのリーダー、モーリス・ホワイトとは同じバンドで行動を共にした仲。思い切り、ファンクな内容に思わず、体が動く。
 

Sun_goddess_3

 
この盤でのジャズ・ファンクは、決して、重量級のファンクネスが鳴り響く訳ではない。この盤に響き渡るのは、趣味の良い、ちょっとライトなファンクネス。そして、トコトンまでジャズ・ファンクせずに、アドリブ展開の時のキーボードが、一昔前の「ファンキー・ジャズ」の雰囲気を湛えたフレーズを弾きまくったりするところが、絶妙にマッチする。

バンドの面々の演奏力を凄まじいものがある。ハットが疾走するグルーヴィーなリズム。限りなく爽快感溢れるカッティングギター。浮遊感ハンパない、ファンクネス溢れるシンセ。ファンキーで柔らかいコーラスが絡む、極上のメロウ感溢れるグルーヴ。そう、この盤のリズム&ビートは、明確に「グルーヴィー」。この流麗でライトなグルーヴ感が心地良い。

しかし、この盤のジャケットは凄い。どうやったら、こういうデザインになるのか。少なくともインパクトはでかい。このジャケットでは、内容が「ジャズ・ファンク」だとは思わないだろう。しかし、この盤、当時のビルボードのブラックチャートで1位、ポップチャートでも12位というヒットを記録したのだがら、「逆・ジャケ買い」盤は恐ろしい(笑)。

 
 

東日本大震災から7年。決して忘れない。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

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