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2018年2月23日 (金曜日)

コンテンポラリーなピアノ3

最近のジャズのアルバムもちょくちょく聴いている。最近のジャズを聴く時は、Apple Musicを重宝している。For Youの「Chill Mix」や「New Music Mix」のメニューは、こちらの好みの傾向から、様々なアルバムをリコメンドしてくれるのだが、これが非常に助かる。大体はアルバム・ジャケットを見ながら直感で選ぶ。これが意外と楽しい。

Edward Simon『Steel House』(写真左)。2014年12月10〜12日の録音。リリースは昨年。ちなみにパーソナルは、Edward Simon (p, key), Scott Colley (b) Brian Blade (ds, pumb organ) 。現代のメインストリーム・ジャズを代表するメンバーによるピアノ・トリオ作品。ほんと良いメンバーが組んだトリオである。

しなやかで硬質、それでいて時折聴かせるセンシティヴなタッチが個性のエドワード・サイモンをピアノに、ベースにスコット・コリー、そして、ドラムには、最近の僕のお気に入りドラマー、ブライアン・ブレイドが座る。聴けば直ぐに「今までのピアノ・トリオの音とはちょっと違う」と感じる。現代のコンテンポラリーな純ジャズの音。
 

Steel_house_1  

 
ブライアン・ブレイドのドラミングが、このトリオ演奏の雰囲気のベースを形作る。しなやかに力強く波打つようなグルーヴ、間の効いた乾いたポリリズム、リズミックに楔を打ち込むようなオフビート。それに呼応する様に、スコット・コリーが、太く鋼の様に強靱に波打つベースラインを供給する。

そして、そんなリズム隊をバックに、しなやかで硬質な色彩豊かなフレーズを叩き出すエドワード・サイモンのピアノ。フォーキーで抑制された、クールにエモーショナルな、それでいてグルーヴ感豊かなピアノ・トリオの演奏が展開される。決して、感情のおもむくままにラウドにエモーションを吐き出すことは決して無い。

あくまで、クールな熱気を帯びたグルーヴを振り撒きながら、印象的なアドリブ・フレーズを展開する。ピアノ音色も、ドラムのビートもベースの響きも、どれもがとても美しいピアノ・トリオである。現代のコンテンポラリーな純ジャズの音がここにある。ピアノのエドワード・サイモンはベネズエラの出身。今年で49歳の中堅。これからが実に楽しみなピアニストに出会った。

 
  

東日本大震災から6年11ヶ月。決して忘れない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

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