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2018年1月26日 (金曜日)

こんなアルバムあったんや・95

毎年のことではあるが、雑誌「ジャズライフ」のディスク・グランプリ、「ジャズ・アルバム・オブ・ザ・イヤー」を読むと、へぇ〜、こんなアルバムが出てたんや〜、なんて、思わず感心してしまう盤が何枚か、絶対に出てくる。今年も何枚かあって、最近、ちょっとヘビロテで楽しんでいる。

そんな中の1枚がこれ。Megapteras『Full Throttle(フル・スロットル)』(写真左)。Megapteras=メガプテラス と読む。メガプテラスは、黒田卓也(tp)、西口明宏(ts, ss)、宮川純(p, key)、中林薫平(b)、柴田亮(ds)からなるユニット。2011年結成。この盤は、2016年10月、メンバー全員がニューヨークに渡り録音した、気合いの入ったアルバムである。

雰囲気は、コンテンポラリーな純ジャズ、若しくは、現代の尖ったスムース・ジャズ。どっかで聴いたことがあるなあ、と思ったら、そうそう、ロバート・グラスパー等の現代ジャズ・シーンの音のトレンドにフィットしている。但し、やっぱり面白いのは、純日本人バンドの場合、ファンクネスは漂ってはいるんだが「乾いている」。乾いたファンクネスが、日本人らしくて良い。
 

Full_throttle

 
冒頭のタイトル曲から、緩やかではあるが、テンションは適度に張っていて、楽々に演奏しているようで、実はかなりハイテクニックな演奏になっていて、聴き進めていくうちに、飽きるどころか、適度なテンションを保ったまま、徐々に惹き込まれていく。なんでかなあ、と思って聴いていたら、どうも「中林、柴田のリズムが、太い音色でビートを刻む」ところにありそうですね。

リズム&ビートのグルーブ感が半端ない。黒田と西口の2管フロントの存在感が抜群で、ソロ、ユニゾン&ハーモニー、ともに充実している。相性が良いのだろう。そして、音を最後にバッチリと決めているのが、宮川のキーボード。エレピ、アコピ共に良い味出している。心地良いグルーブ感。この雰囲気の演奏は現代のコンテンポラリーな純ジャズだろう。

現在NYのシーンで熱い注目を集める、チリ出身の注目シンガー、カミラ・メザが参加した、ボーカル付きの演奏などは、スムース・ジャズの雰囲気濃厚。それでも、バックの演奏は結構尖っていて聴き応えがある。いや〜、良いアルバムですねえ。こんなアルバムが出ていたなんて、全然、知らなかった。今、我がバーチャル音楽『松和』で、ちょくちょく、かかっています。

 
 

東日本大震災から6年10ヶ月。決して忘れない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

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