最近のトラックバック

« リトル・フィートのセカンド盤 | トップページ | ECMレーベルらしい音・6 »

2017年12月 4日 (月曜日)

ライト感覚なファンキー・ジャズ

ファンキー・ジャズは聴いていて心地良い。ハードバップのフォーマットで、ファンキーな要素を前面に押し出して、ポップなアドリブ・フレーズを繰り出して、とにかく聴いて楽しい、聴いて心地良い音世界を展開する。あっけらかんと純ジャズを楽しむのなら、ファンキー・ジャズは最有力の演奏フォーマットだろう。

Blue Mitchell & Junior Cook 『Quintet Sessions "The Cup Bearers" / "Junior's Cookin'" 』(写真)。この盤には、その「ファンキー・ジャズ」の良いところがギッシリと詰まっている。このCDはクック名義の『Junior’s Cookin’』(Jazzland JLP-958) 、ミッチェル名義の『The Cup Bearers』(Riverside RLP 9439) をカップリングしたもの。

パーソネルは、1曲目〜7曲目の『Junior’s Cookin’』は、1961年4月と12月の録音で、Blue Mitchell(tp), Junior Cook(ts), Dolo Coker(p), Gene Taylor(b), Roy Brooks(ds)。8曲目〜14曲目の『The Cup Bearers』は、1962年8月の録音で、Blue Mitchell(tp), Junior Cook(ts), Cedar Walton(p), Gene Taylor(b), Roy Brooks(ds)。ピアノ以外は、当時のホレス・シルヴァー5重奏団のレギュラー・メンバー。
 

Quintet_sessions_the_cup_bearers_ju

 
ホレス・シルヴァー御大のピアノが無い分、ファンキー・ジャズとしての「ファンクネス度合い」は若干軽くなる。逆にライトになった分、ポップで聴き易く判り易い演奏になっているように感じる。また、親分のシルヴァーがいない分、ミッチェルのトランペットやクックのサックスがフィーチャーされているところが面白い。というか、現金やなあ(笑)。

ミッチェルのトランペット、クックのサックスは、決してテクニック的には突出して優れている訳では無い。時に拠れるし、時に詰まったりする。それでも、ミッチェルのトランペット、クックのサックスは、とってもファンキーな音色を醸し出す。そのファンクネス溢れる音色が、ユニゾン&ハーモニーが全くのところ「ファンキー・ジャズ」なのだ。

ピアノのドロ・コーカー、シダー・ウォルトンの存在が「ミソ」で、シルヴァー・クインテットの時よりも、醸し出されるファンクネスがあっさりしていて、演奏全体がスッキリしているところがこのメンバー編成の面白いところでしょう。ファンキー・ジャズのど真ん中からちょっとポップに外れたところにある盤で、そういう意味では「ジャズ者中堅」向けかな。隠れた好盤です。

 
 

東日本大震災から6年8ヶ月。決して忘れない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

« リトル・フィートのセカンド盤 | トップページ | ECMレーベルらしい音・6 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/80793/72373882

この記事へのトラックバック一覧です: ライト感覚なファンキー・ジャズ:

« リトル・フィートのセカンド盤 | トップページ | ECMレーベルらしい音・6 »

リンク

  • 松和 / ジャズ・フュージョン館
    ホームページを一新しました。「ジャズ・フュージョン館」と「懐かしの70年代館」の入り口を一本化し、内容的には、当ブログの記事のアーカイブを基本としています。  
  • 松和 / 懐かしの70年代館入口
    更新は停止し、新HPへ一本化中。新しいブラウザーではレイアウトが崩れたりと申し訳ありません。
2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

カテゴリー

常連さんのブログ

  • 70年代思い出の名曲
    music70sさんのブログ。タイトル通り、定期的に、70年代の懐かしのアルバムを紹介されています。なかなか、マニアックなアルバム選択、曲選択に、思わずニンマリしてしまいます。
  • いそいそジャズ喫茶通い
    yuriko*さんのブログ。都内のジャズ喫茶への訪問記録。ジャズと言えば『ジャズ喫茶』。敷居が高くて、と思っている方々に是非読んで頂きたいブログ。実際の訪問記録ですから読んでいて楽しく、実際の訪問時の参考になります。
無料ブログはココログ