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2017年10月 2日 (月曜日)

1990年代のフュージョン盤

1970年代後半から1980年代前半に、一世を風靡した「フュージョン・ジャズ」。1980年代後半、メンストリーム・ジャズ復古の煽りを受けて衰退するが、1990年代は「スムース・ジャズ」を中心にしっかりと生き残る。1990年代は、フュージョン・ジャズは、米国では「スムース・ジャズ」と呼ばれて、意外と人気のジャンルとなっていた。

そんな1990年代のスムース・ジャズの好盤の一枚が、Norman Brown『Just Between Us』(写真左)。1992年の作品。Norman Brown(ノーマン・ブラウン)とは誰か。1970年、米国はカンサス・シティ生まれ。ということは今年で47歳。ジャズ界ではバリバリの中堅である。

ノーマン・ブラウンは、ソウルの名門モータウンが、1992年にジャズ・レーベルとして立ち上げた「MoJazzレーベル」の第一号アーティスト。2002年度のグラミー賞で「ベスト・ポップ・インストゥルメンタル・アルバム賞」を獲得している。米国では名の通ったフュージョン・ギタリストだが、残念ながら、我が国ではあまり知られていないようだ。
 

Just_beetween_us

 
聴けば判るが、ウエスやベンソン、捻りをいれて「ジミヘン」の影響が色濃い。つまりは70年代ロック小僧好みのフュージョン・ギタリスト。彼のエレギは、基本は、明らかに「ジョージ・ベンソン」のフォロワーの音で、ピッキングの正確さは群を抜いている。速いフレーズも緩やかなフレーズもパッキパキで覇気溢れる弾き回し。聴いていてスカッとする。

この盤の音の雰囲気は「フュージョン・ジャズ」。フレーズは流麗だけど、ブラウンのギターはちょっとゴツゴツしていて捻れていて、スムース・ジャズという雰囲気では無い。1970年代後半のパッキパキ尖ったフュージョン・エレギの雰囲気。フレーズとリズムは流麗で、スムース・ジャズや、と言われれば「そうかいな」とも思うが、ブラウンのエレギの音を聴く限り、この盤の雰囲気は「フュージョン・ジャズ」。

アース(ウインド&ファイアー)のホーンセクションがまるごと参加、アースのナンバーをカヴァーした4曲目「Love's Holiday」、リード・ヴォーカルにステーヴィー・ワンダーが参加した6曲目「Too High」など、コッテコテ「ソウル系」のカヴァー曲がむっちゃ格好良い。スムース・ジャズと言うよりも、フュージョン、あるいはソウル、ファンクのエッセンスが芳しい、魅力的な「1990年代のフュージョン盤」です。

 
 

東日本大震災から6年6ヶ月。決して忘れない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

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