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2017年9月26日 (火曜日)

チャーリー・マリアーノの個性

ジャズでは、初リーダー作がそのジャズメンの個性を如実に表す、と言われる。逆に、初リーダー作でそのジャズメンの個性が良く判らないってことは余り無い、というか記憶に無い。

ジャズでは初リーダー作が一番面白い。飾ることも虚勢を張ることも無い。そのローダーのジャズメンの個性がそのままに表れる。初リーダー作ではないんだが、本人の名前を冠したアルバムって、初リーダー作に近い内容があると思っている。

なんせ、アルバム・タイトルがズバリ、リーダーである自分の名前そのままなんだからね。表札というか名刺というか、この盤って俺の音だよね、という感じが強くする。

『Charlie Mariano』(写真左)というアルバムがある。タイトルはリーダーの名前そのまま。1956年リリースのベツレヘム盤。ちなみにパーソネルは、Charlie Mariano (as), John Williams (p), Max Bennett (b), Mel Lewis (ds)。 アルトサックス奏者、チャーリー・マリアーノのワンホーンカルテットである。

リーダーのチャーリー・マリアーノは、アルトサックス奏者。米国マサチューセッツ州ボストンの出身だが、アルトの音は「西海岸ジャズ」の雰囲気を宿している。マリアーノのアルトは良い意味で「無臭」。クセの無い、伸びの良いブリリアントなアルトサックス。
 

Charlie_mariano_bethlehem

 
ほんと、スーッと真っ直ぐな伸びの良い爽やか音。これがマリアーノのアルトサックスの個性である。アドリブ・フレーズには、アルトサックスの神様、チャーリー・パーカーっぽいフレーズが見え隠れし、マリアーノは白人ながら、パーカーのフレーズのクセ、パターンを良く身につけている。

しかし、そのパーカーっぽいフレーズも爽やかでクセの無い、伸びの良いアルトサックスで吹き上げる。爽やかなパーカー。ちょっと引っ掛かりに欠け、印象に残りにくく、少し損をしている。

ルディー・ヴァン・ゲルダーのスタジオで録音されており、音が良い。マリアーノのアルトサックスとは如何なるものか、という問いには、このアルバムで応えることにしている。マリアーノの名前そのままのアルバムタイトル『Charlie Mariano』。

クセの無いところが玉に瑕だったのか、不思議と活躍が限られ、リーダー作も少なく、今ひとつマイナーな存在。それでも、このリーダー作では、マリアーノのアルトサックスが躍動している。

 
 

東日本大震災から6年6ヶ月。決して忘れない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

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