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2017年6月 5日 (月曜日)

Columbiaのモンクは判り易い

そう言えば暫く、モンクのアルバムを聴いていないことに気がついた。そうそう、モンクのアルバムの聴き直しを進めていたんやった。ちょうど、Riversideレーベルの時代まで、聴き直しをしたんやなかったかなあ。ということで、今日から、Riversideレーベル時代の次、Columbiaレーベル時代の聴き直しである。

まずはこれ。Thelonious Monk『Monk's Dream』(写真左)。1962年10月の終わりから11月の初めの録音。ちなみにパーソネルは、Thelonious Monk (p), Charlie Rouse (ts), John Ore (b), Frankie Dunlop (ds)。モンク・ミュージックを奏でる為の一体となったカルテット構成。

このアルバムを聴けば良く判るのだが、このアルバムのモンクは判り易い。というか、モンクのキャリアの中で最後のレーベルであるColumbiaレーベル時代のモンクのアルバムはどれもが判り易い。特に、このColumbiaレーベル時代の最初の一枚『Monk's Dream』は判り易い。

若い時代のモンクは予測が出来ない。どうしてそんな和音になるの、とか、どうしてそっちに展開するの、とか、どうして、そこでそんな音を抜くの、とか、とにかく予測不能。その予測不能な意外性がモンクの面白いところでもあるのだが、常識の範囲を超えてはいるので、長時間聴いていると疲れてくる。
 

Monks_dream

 
しかし、『Monk's Dream』は判り易い。なんとなく予測できる、というか、なんとなく理屈がついて理解しやすい。なるほどその和音になるよね、とか、なるほどそっちに展開するよね、とか、なるほどそこはそう音を抜くよね、とか、なんとなく想定できて、なんとなく理屈がつく。これが、Columbiaレーベル時代のモンク盤の良いところで、ジャズ者初心者の方々にも、この時代のモンクは判り易い。

グループ・サウンドとしても充実している。特に、チャーリー・ラウズのテナーが良い。モンクにぴったり寄り添うようにテナーを奏でる。モンクの特異なフレーズを予測して、しっかりとモンクの個性的なフレーズに追従する。この盤でのラウズのテナーを聴いていると、やはり、モンクに最適なテナーはラウズのテナーだろう。それほどまでにモンクとラウズの相性は良い。

巷では、Columbiaレーベル時代のモンクはマンネリズムに陥ったという評価が浸透しているようだが「とんでもない」。演奏が熟れていて、モンクとしては流麗かつ印象的なフレーズが多いが、これはこれで、ポップなモンクとして聴き応えがある。カルテットとしても充実していた時代あり、特にモンク〜ラウズのラインが素晴らしい。ユニゾン&ハーモニー、そしてアドリブ。どれをとっても申し分な好盤です。

 
 

震災から6年2ヶ月。決して忘れない。まだ6年2ヶ月。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

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