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2017年5月の記事

2017年5月31日 (水曜日)

夜の静寂にクールなジャズ・2

ジャズに定型の編成は無い。ソロからデュオからテンテットまで、1人から10人、それ以上はスモールバンドからビッグバンド。そんな中、組合せと相性の妙、音の違いと個性をダイレクトに感じることが出来る編成が「デュオ」だと思っている。「デュオ」は2人構成。演奏ユニットとしては最小の人数構成になる。

デュオには様々な楽器の組合せがある。特にジャズは「定石」というものが無く、デュオの楽器の組合せには、ほぼ世の中の西洋楽器と呼ばれるもの全てが採用されているのではないか。いろいろ、デュオ盤を探索し聴き進めて行くと、時に「こんな楽器の組合せがあるんや」と感心するものに出会うことがある。

Ron Carter & Richard Galliano『An Evening With』(写真左)。バンドネオンの巨星とジャズ・ベースのレジェンドのデュオ。バンドネオンは、主にタンゴで用いられる楽器。形状はアコーディオンに似ているが、鍵盤はピアノのような形ではなく、ボタン型で、これが蛇腹を挟んで両側についている。実に変わった楽器である。
 

An_evening_with

 
このバンドネオンの第一人者が「リシャール・ガリアーノ」。ジャズやクラシック系ミュージシャンとの交流も多く、今回はバンドネオンでジャズに参戦である。そして、選んだ編成が「デュオ」。パートナーとして選んだ楽器は「ベース」。存命のジャズ・ベースのレジェンドの中でのファースト・コールは「ロン・カーター」。

バンドネオンとベースの組合せでジャズの「デュオ」をやる。どうなるのか、まずは不安が先に立つ。バンドネオンはバンドネオン、ベースはベース、音はそれぞれ我を張って、演奏自体はバラバラになりはしないか。しかし、この盤を聴き始めると、それは全くの杞憂に終わる。ベースにビートを委ね、バンドネオンの音がしみじみ。流麗かつダイナミック、印象的なユニゾン&ハーモニー。

特筆すべきは、ガリアーノの「ジャズ感覚」。タンゴのイメージが強いバンドネオンの音色で完璧なジャズのアドリブ・フレーズを弾きまくるのだ。これは聴いていて圧巻。その後ろに「バッキングの達人」ロン・カーターが控えて、演奏の底とビートをガッチリと支える。この異色の組合せは「大成功」。お互いを惹き立て、お互いを補い合う。素晴らしいデュオ演奏である。

 
 

震災から6年2ヶ月。決して忘れない。まだ6年2ヶ月。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

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2017年5月30日 (火曜日)

音楽喫茶『松和』の昼下がり・53

ほとんど夏の日である。東京で29度、千葉で26度。我が千葉県北西部地方は、終日、風が吹いていたので、日陰にいるぶんには暑さは感じないが、日向ではもう暑い暑い。午前中はなんとか散歩も可能だが、昼を過ぎると夕方まで、外を出歩くと熱中症が怖い。

こういう夏日の午後は、窓を開け放って風が通る部屋で聴く「スムース・ジャズ」が心地良い。本などを読みながら、爽やかな風に吹かれながら聴く「スムース・ジャズ」はなかなかに乙なものである。単なるBGMでは無い。リズム&ビートと印象的なフレーズで脳髄を少しずつ刺激して、ながら作業を効果的にしていく。そんな「スムース・ジャズ」は捨てがたい。

米国では「スムース・ジャズ」は、80年代半ば頃からだろうか、ジャズの演奏ジャンルとして認められ定着している(日本ではまだまだだが)。スムース・ジャズの好盤を拾うには米国盤を漁るのが一番だと僕は思っている。とりわけ最近は、ダウンロードサイトで、米国盤の情報を早々にキャッチすることが出来る様になったのは喜ばしいことだ。
 

Let_it_go

 
で、最近、見つけたアルバムが、Norman Brown『Let It Go』(写真左)。今年の4月のリリース。表情豊かな音色、今回初めて出会った、まるで歌っているかのようなギター。スムース・ジャズ界のギタリストの代表格。これぞソフト&メロウ、これぞ「スムース・ジャズ」といった雰囲気の完成度の高い好盤である。

このノーマン・ブラウンというギタリスト、日本では全くといっていいほど情報が無いので、英語のサイトで調べてみると、この最新作は、生命や幸福、愛、といった奥深いスピリテュアルなテーマで作られた作品とある。確かに彼のギターの音は品が良く、透明感が高い、伸びと奥行きがあって、確かに「スピリチュアル」なもの。

ほんとギターの音が素晴らしい、スピリチュアルなスムース・ジャズです。収録された曲、一曲一曲、それぞれに様々な表情を見せる、テクニックの高いノーマン・ブラウンのギターに惚れ惚れと聴き込んでしまいます。ノーマン・ブラウンは1963年生まれなので、今年で54歳。スムース・ジャズ・ギターのベテランとして、一層の活躍が期待されます。

 
 

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2017年5月29日 (月曜日)

トランペットの隠れ名盤・5

我が千葉県北西部地方では、朝夕、初夏の清々しい日々が続いている。朝は海風、夜は山風と、この季節はメリハリの効いた風が吹く。気温は22〜3度程度。風力2程度の風が心地良い。今の季節が一年の中で一番良いなあ。日も長いしね。

こういう季節は、ジャズを聴くのに打って付け。空気も清々しいし、暑くも無く寒くも無く、気持ちの良い雰囲気の中で聴くジャズは格別のものがある。こういう清々しい日には、トランペットが主役のジャズが良く似合う。と言うことで、トランペットが主役のちょっとマニアックな盤を探す。

Johnny Coles『New Morning』(写真左)。1982年12月の録音。ちなみにパーソネルは、Johnny Coles (flh), Reggie Johnson (b), Billy Hart (ds), Horace Parlan (p)。このパーソネルを見るだけで、この盤は期待出来る。1982年辺りは、フュージョン・ジャズが下降線を辿りだし、ジャズの流行にポッカリと穴が空いたような時期。
 

New_morning1

 
そんな時期にこの渋い内容のハードバップ盤である。まず、リーダーのジョニー・コールズのフリューゲル・ホーンの音が実に良い。本当によく鳴るフリューゲル・ホーン。真鍮をブリブリ響かせながら、す〜っと音が伸びていく。アドリブ部では流麗なフレーズに思わず耳を峙たせる。ジョニー・コールズって、こんなに魅惑的な音を出すトランペッターだったっけ、と嬉しい思案投げ首状態になる。

ジョニー・コールズと言えば『Little Johnny C』という好盤があるが(2014年1月16日のブログ・左をクリック)、柔軟でありながら輪郭がはっきりした、しっかりと音の出る、しなやかな鋼の様なコールズの個性的なブロウについては、この『New Morning』の方が一枚上を行くのではないか。それほど、この盤でのコールズのブロウは魅力的だ。

バックのリズム・セクションも堅実でホットな演奏で、コールズのブロウを盛り立て、そして支える。1980年代前半、ネオ・ハードバップの走り。ジャケット・デザインも魅力的。こういう魅力的なジャケットは内容を裏切らない。渋い、そして聴き応えのある「トランペットの隠れ名盤」の一枚として愛聴しています。

 
 

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2017年5月28日 (日曜日)

初夏の朝に「ダイアナの新盤」

初夏の朝には女性ボーカルが良く似合う。それも、昔のレジェンド級のオールド・スタイルな女性ボーカルでは無い、今風の爽やかでポップな「現代の女性ボーカル」が良い。と、8日のブログにも書いたような気がするが、今日は、その8日のブログでご紹介した、Diana Krall(ダイアナ・クラール)の今年の新作である。

Diana Krall『Turn Up the Quiet』(写真左)。リリースしたてホヤホヤ。約11年ぶり、祝ジャズ100年ともいえる内容の、待望のスタンダード作品。2015年の大ヒット・アルバム『ウォールフラワー』以来2年ぶりの新作になる。今回もダイアナがボーカルとピアノを担当して、Christian McBride (b), Russell Malone (g) とのトリオ編成でのパフォーマンスになる。

聴いて思うのだが、さすが、現代の女性ボーカリストの第一人者、ダイアナ・クラール、やっぱり上手いなあ。なかなかよく吟味されたジャズ・スタンダード曲を歌い上げるのだが、これがサラッと爽快、スッと気持ち良く伸びたボーカルで、ポップに素直に唄い上げる様は「絶品」である。
 

Turn_up_the_quiet

 
アレンジがなかなか良好で、ジャズ・ボーカルによくありがちな、ストリングスなどを入れた派手なアレンジでは全く無く、ストリングスなどを効果的に、隠し味的に配しながら、シンプルに、結果、ダイアナのボーカルが惹き立つような絶妙なアレンジ。一聴すると地味に感じるのだが、聴き進めるうちに、ジワジワ効いてくる様な粋なアレンジである。

ダイアナのアルバムを聴いていて、毎度毎度思うのだが、バッキングを務める、マクブライドのベースとマローンのギターが異様に上手い。ボーカルの伴奏かくあるべし、とでも言わんばかりの素晴らしさ。テクニックが最高な二人なので出来る技なんだろうが、最高なテクニックを持ちながら、それをひけらかすこと無く、シンプルに端正に、余裕を持ってバッキングする。粋である。

ダイアナのボーカル最新作は「絶品」と「粋」が詰まった素晴らしい「スタンダード集」。録音も良好。とても良い音で、聴いていてウットリする。この盤はしっかりとしたステレオで聴いてもらいたい。初夏の朝の雰囲気にピッタリで、爽やかな朝の時間を過ごすこと請け合いです。

 
 

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2017年5月27日 (土曜日)

(欧州ジャズ+米国ジャズ) な盤

このところ、梅雨空の様に鬱陶しい曇り空が続く。昨日などは午前中はまとまった雨。久し振りに雨道具総動員である。が、今日は朝から回復基調。午前中は夏の到来を告げるような蒸し暑い陽気。午後から空気が入れ替わったのか、涼しい風が吹き抜けて、半袖ではちょっと肌寒さを感じる清々しい陽気に。

こういう清々しい初夏の陽気の中、耳を傾けるジャズは「欧州ジャズ」が良い。しかし、ブルージーでファンクネス濃厚な米国ジャズも捨てがたく、その双方のジャズの雰囲気を併せ持つジャズ盤は無いのか、と思いを巡らす。と、あったあった。欧州ジャズと米国ジャズのハイブリッド盤の様な雰囲気を持った盤が。

Sacha Distel & John Lewis『Afternoon In Paris』(写真左)。1956年12月、パリでの録音。ちなみにはパーソネルは、John Lewis (p), Sacha Distel (g), Barney Wilen (ts), Pierre Michelot, Percy Heath (b), Connie Kay, Kenny Clarke (ds)。オリジナルLPのA面3曲のベースとドラムがPierre MichelotとConnie Kay、B面3曲がPercy HeathとKenny Clarkeとなっています。
 

Afternoon_in_paris1

 
以前より、パリに対する限りない憧れを抱いていたジョン・ルイス(写真右)が、フランスの人気ジャズ・ミュージシャン、サッシャ・ディステル、バルネ・ウィラン、ピエール・ミシェロとパリで録音した盤。この盤のタイトル『Afternoon In Paris』は録音事情「そのまま」。フランスのジャズメン3人の演奏の内容が良い。米国ジャズメンと対等の濃密で個性的な演奏に耳を奪われる。

盤全体、とても洒脱な演奏になっています。とっても趣味の良いハードバップ。繊細さ流麗さ有り、ダイナミックな力感のある展開も有り。それでいて、演奏の雰囲気は、ブルージーでファンクネス濃厚な米国のジャズとは少し異なる、ちょっとあっさりとしたファンクネス希薄な、そう、欧州ジャズ独特のクラシックの素養をベースとした、耽美的でリリカルな音の響き。

録音も良く、演奏の良さと相まって、実に清々しい堅実な内容のハードバップです。フランスのジャズって、お国柄、ちょっとラフな印象があったので、この盤のカッチリした内容にちょっとビックリ。大向こうを張る様なジャズではありませんが、玄人好みの渋い内容の盤についつい耳を傾ければ、今日もそろそろ夕暮れ時。良い一日でした。

 
 

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2017年5月26日 (金曜日)

ファンタジーのビル・エバンス

毎日、ピアノ・トリオに耳を傾けている。ピアノ・トリオを聴き続けていると、結局、この二人のトリオ演奏に辿り着く。一人は「Bud Powell(バド・パウエル)」、もう一人は「Bill Evans(ビル・エバンス)」。どちらも、ピアノ・トリオを語る上で、絶対に外せない二人である。今日はその外せない二人のうちの一人「Bill Evans(ビル・エバンス)」のトリオ演奏を聴く。

このブログでずっとエバンスの聴き直しを進めて来たんだが、他意は無いんだけど、しばらく滞っている。ちょうど、そうファンタジー・レーベルの時代の入り口で停滞していることに気がついた。これは大変、即、再開である。

Bill Evans『Since We Met』(写真左)と『Re: Person I Knew』(写真右)。どちらも、January 11 & 12, 1974年1月11, 12日、ニューヨークのヴィレッジバンガードでのライブ録音。『Since We Met』は1976年の正式リリース、『Re: Person I Knew』は1981年のリリースで、エバンス逝去後の追悼盤としてリリースされた「落ち穂拾い」盤。

そういう意味で、この『Since We Met』と『Re: Person I Knew』は2枚合わせて聴かれるべき、兄弟盤である。ちなみにパーソネルは、Bill Evans (p), Eddie Gómez (b), Marty Morell (ds)。安定性抜群の魅力のトリオである。
 

Since_we_met_re_person_i_knew

 
聴けば判るのだが、徹頭徹尾、ビル・エバンスのピアノである。冒頭のタイトル曲「Since We Met」の前奏を聴くだけで、これはビル・エバンスのピアノと直ぐ判る。躍動感溢れる明確なタッチと、独特のヴォイシングで流麗かつ芯のあるアドリブ・フレーズを聴かせてくれる。リズム&ビートも躍動感溢れ、エバンス独特のスイング感が心地良い。

ファンタジー・レーベルのビル・エバンスは、あまりに流麗で完成度が高いが故、なかなかピアノ・トリオの紹介本や初回記事に上がることは少ないのだが、どうして、その内容は一級品。ベースのゴメス、ドラムのモレロも安定のバッキング。安定と堅実のインタープレイも心地良く、このライブ盤2枚の人気が低いのがよく理解出来ない。

ジャズとして受けの良い、ダイナミックでハイテクニックのアドリブ展開、一聴するだけで判る突出した個性という大仕掛けの展開が乏しいのが受けの悪い理由かな。でも、ジャズ者ベテランのエバンス者は、こういうほのぼのとした流麗で完成度の高い、安心安定のピアノ・トリオが意外とお気に入りなのだ。

他のジャズ者の方々に知られることなく、一人でそっと聴いて、そっと愛でる、それが楽しい。そんなファンタジー・レーベル時代の冒頭を飾るエバンスのライブ盤である。

 
 

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2017年5月25日 (木曜日)

ながら聴きのジャズも良い・21

朝から天気の悪い日。朝からポツポツ景気の悪い、弱い雨が降ってきて、梅雨の季節がもうすぐそこまで来ている気配が濃厚。まだまだ、ピアノ・トリオを欲する日が続く。今日は、デトロイトが生んだジャズ・レジェンドの一人、ローランド・ハナのトリオ作を選択。

ローランド・ハナ(Sir Roland Hanna)は1932年生まれだから、生きていれば85歳。2002年に惜しくも逝去している。享年70歳。ハナのリーダー作って、実は僕にとってはあまり強い印象が無くて、今まで、しっかり聴き込んだアルバムは10枚に満たない。よって、ハナって寡作なんやなあ、なんて誤解していたんだが、ディスコグラフィーを見るとかなりの多作。

恐らく、復刻される機会が少ないピアニストなんだと思う。彼はクラシック界の一流ピアニストにも匹敵する演奏技術の持ち主。いわゆる、昔のジャズ・ピアニストによくある、テクニック的にはやや難があるが、その強烈な癖のある響きや手癖が良い、っていう感じでは無い。つまり強烈な個性で印象に残るタイプでは無く、テクニック・歌心・スイング感など、総合力で聴かせるタイプのピアニストである。
 

The_piano_of_roland_hanna_easy_to_l

 
そんなハナの特徴がよく理解できるリーダー盤が『The Piano of Roland Hanna : Easy to Love』(写真左)。1959年9月25日録音。ちなみにパーソネルは、Roland Hanna (p), Ben Tucker (b), Roy Burnes (ds)。良い意味で「地味」で「渋い」メンバーが集結したピアノ・トリオ。

ハナのピアノは総合力で勝負するタイプ。卓抜したテクニックと強烈なスイング感、流麗で耳当たりの良いアドリブ・フレーズ。良く回る指と力強くダイナミックなタッチで、ガンガン弾きまくる。基本的には、ビ・バップなスタイル。モードなんて何処吹く風(笑)。バップなピアノを引っさげて、総合力で勝負する「端正で堅実なピアニスト」の面目躍如。

タッチが明確でスイング感が抜群なので「ながら聴き」に最適なピアノ・トリオ盤で、学生時代から結構「ながら聴き」の音源として重宝させていただいています。テクニック優秀なので、聴き心地、耳当たりが良い。これが「ながら聴き」にピッタリ。何気に、バックのベースとドラムも活躍していて、隅に置けないピアノ・トリオの好盤です。

 
 

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2017年5月24日 (水曜日)

ピアノ・トリオの代表的名盤・59

ピアノ・トリオを欲する耳になって久しい。毎日、ピアノ・トリオに耳を傾けている。ピアノ・トリオを聴き続けていると、結局、この二人のトリオ演奏に辿り着く。一人は「Bud Powell(バド・パウエル)」、もう一人は「Bill Evans(ビル・エバンス)」。どちらも、ピアノ・トリオを語る上で、絶対に外せない二人である。

今日はその外せない二人のうちの一人「Bud Powell(バド・パウエル)」のトリオ演奏を聴く。モダン・ジャズ・ピアノの父とされるバド・パウエルについては、正式なアルバムから逝去後の発掘音源まで、相当数のアルバムがリリースされている。

ちなみに、パウエルの最盛期は1940年代後半から50年代初頭にかけてとされる。しかしながら、麻薬やアルコールなどの中毒に苦しみ、統合失調症を患う50年代中期以降にも意外な好盤があるのだ。1940年代後半から50年代初頭は「煌めく」ような鬼気迫るハイ・テクニック、ハイ・テンションな演奏。しかし、50年代中期以降は味わいのある、フレーズを聴かせる様な演奏がメイン。

例えばこれ。Bud Powell『Swingin' With Bud』(写真左)。1957年2月の録音。ちなみにパーソネルは、Bud Powell (p), George Duvivier (b), Art Taylor (ds)。聴けば判るのだが、程良いテンションの下、パウエルの適度にリラックスした魅力的なプレイが聴ける。唸り声も控えめ、全編に渡って破綻するところが無い。恐らく、体調面が良い時期の録音だったんだろう。
 

Swingin_with_bud_1

 
選曲も良い感じで、リラックスした寛ぎの演奏とアップテンポの電光石火な演奏とが交互に出てきますが、まずは、このリラックスした寛ぎの演奏が良い。ハイ・テクニックに走ることは全く無く、テクニックは着実な面を前面に押し出して、フレーズが良く判る、タッチのしっかりとしたプレイが良い。

逆にアップテンポの曲は、この時期には珍しく破綻することは無く、指がもつれたりすることも無い。実にしっかりとしたハイ・テク ニックで弾きまくる。しかし、鬼気迫るハイテンションなものでは無い。良い感じでリラックスした堅実なもの。だから、パウエルの紡ぎ出す、魅惑的なアドリブ・フレーズがとってもよく判る。

パウエルはビ・バップの祖の一人とされるので、パウエルの持ち味は、「煌めく」ような鬼気迫るハイ・テクニック、ハイ・テンションな演奏だ、とされることが多いが、この盤でのアドリブ・フレーズの流麗さを鑑みると、意外と味わいのある、フレーズを聴かせる様な演奏がパウエルの本質ではないのか、と思ったりする。

排気量の大きい車がゆったりと悠然とした速度で走るかの様な、実に余裕度の高い、ビ・バップなピアノです。「オブリヴィアン」「ショウナフ」「ソルト・ピーナッツ」等、パウエル十八番の演奏も聴き応えがあります。バド・パウエルが、かの有名盤『クレオパトラの夢』の前年に残した隠れ好盤です。

 
 

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2017年5月23日 (火曜日)

ジャズ喫茶で流したい・105

なんだか、外は凄い風である。気温はもはや7月上旬並みなので、肌寒くは無い。心地良い温度なんだが、なんせ風の勢いが強すぎる。風を切る音がうるさくて、外を歩く分にはイヤフォンで音楽が楽しめない。体感気温は心地良いんだけどなあ。

今日は珍しい楽器のジャズを聴いていた。クラリネットである。学校のブラスバンドではメインの木管楽器なのだが、ジャズではマイナーな楽器の部類になる。それでも、1920年代から30年代、スイング・ジャズの時代には、クラリネットはフロントのメイン楽器だった痕跡がある。

ベニー・グッドマンが筆頭だろう。そして、ウディ・ハーマン、アーティ・ショウ、バディ・デフランコと続く。ビッグバンドジャズのフロント楽器の印象が強い。ダイナミックな迫力満点のビッグバンドジャズの中で、その正反対の繊細で上品な音色のクラリネットが惹き立つんでしょう。しかし、1940年代のビ・バップ以降のジャズシーンでは、クラリネットは少数派になっていきました。

しかし、ハードバップの時代、クラリネットのジャズとして印象に残っているのは「ジミー・ジュフリー」。学生時代、1958年に開催された第5回ニューポート・ジャズ・フェスを記録したドキュメンタリー映画「真夏の夜のジャズ」で、ジミー・ジュフリーの演奏を見て聴いて感動したのが最初。それ以降、ジミー・ジュフリーのリーダー作は都度都度聴いてきました。
 

The_jimmy_giuffre_quartet_in_person

 
今日聴いたのは、The Jimmy Giuffre Quartet『In Person』(写真左)。1960年7月の録音。ちなみにパーソネルは、Jimmy Giuffre (cl, ts), Jim Hall (g), Buell Neidlinger (b), Billy Osborne (ds)。ジミー・ジュフリーの繊細で上品なクラリネットの音色に、ジム・ホールのギターが実に効いています。

この盤を聴くと、クラリネットの表現力の豊かさに驚きます。様々なニュアンスの音が出る。そして、繊細で上品な音から、ちょっとアブストラクトでフリーキーな音まで、音色の幅が広い。そんなバリエーション溢れるニュアンスと音色のクラリネットがメインのジャズ。アカデミックで趣味の良い、室内楽的な上品で繊細な雰囲気の純ジャズが展開されます。

このライブ盤では、対位法など小難しいアレンジは一切無し。判り易くシンプルな演奏がとても良い。クラリネットがメインのハードバップ・ジャズの好盤としてなかなかの内容です。サイドメンでジュフリーのクラリネットをサポートするジム・ホールのギターもなかなかに渋くて良い。

繊細で上品なクラリネットとギターで、ファンクネス仄かに香り、上品でアカデミックなジャズを展開する様はほんと良い感じです。

 
 

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2017年5月22日 (月曜日)

自由自在にベースを操るビトウス

昨日、Gerry Gibbs & Thrasher Peopleのウェザー・リポートのカヴァーを聴いていて、やっぱりウェザー・リポートはええなあ、と再認識。今から40年ほど前、ジャズを聴き始めた頃、チック・コリアのバンドと双璧のお気に入りバンド。僕は特に初期の頃の、硬派でメインストリームなエレジャズがお気に入り。

で、ふとビトウスの初リーダー作が脳裏に浮かんだ。そうだあれを聴こう、ということで、Miroslav Vitous『Infinite Search』(写真左)。邦題『限りなき探求』。1969年の作品になる。1969年と言えば、ジャズ界ではエポック・メイキングな年で、マイルス・デイヴィスがエレ・ジャズの傑作『Bitches Brew』を発表した年である。

このビトウスの『限りなき探求』も明確なエレ・ジャズ。雰囲気的にはジャズ・ロック寄りである。冒頭のエディ・ハリスの名曲「Freedom Jazz Dance」がこのアルバムの雰囲気を代表する演奏であるが、ヴィトウスの超重量級のアコベと、マクラフリンのノイジーでフリー寄りなエレギが突出していて、雰囲気は明確に、アーティスティックな「ジャズ・ロック」。
 

Infinite_search

 
僕は、このビトウスのブンブン、ビンビンと叩く様に、ハイ・テクニックに弾きまくるアコベを聴いて、ジャズ・ベースに関する認識を改めました。リズム&ビートをキープするだけが、ジャズ・ベースの役割では無い。ソロも前面に押し出てバンバンいけるし、ベース中心のインプロビゼーションも可能。

思い起こせば、当時、このミロスラフ・ビトウス、そして、チックの盟友スタンリー・クラークと新しいスタイルと奏法を引っさげた、ニュータイプのベーシストが出現したんですよね。どちらも、明確なエレ・ジャズ志向、雰囲気的にはジャズ・ロック寄り。ブンブン、ビンビンと叩く様に、ハイ・テクニックに弾きまくるアコベ。ジャズ・アコベの進化形。

現代の最先端のコンテンポラリーな純ジャズに通じる、新しい響き、新しい雰囲気が実に魅力的なアルバムです。自由自在にベースを操るビトウスは圧巻です。最後にパーソネルを記しておきましょう。Miroslav Vitous (b), Joe Henderson (ts), John McLaughlin (g), Herbie Hancock (p), Jack DeJohnette (ds), Joe Chambers (ds)。参加ミュージシャンも大物ばかりです。

 
 

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2017年5月21日 (日曜日)

このドラマーは僕にとって初顔

ピアノ・トリオが聴きたい耳になって、今度は最近作を聴きたくなる。今のピアノ・トリオの状況はどうなんだろう。と、ジャズ雑誌のディスク・レビュー欄を1年間ぐらい振り返ってみる。さすがに知らない名前が多くなったなあ、と感じる。でも、ということは、まだまだジャズは深化しているということ。喜ばしいことではある。

今日の選盤はこれ。Gerry Gibbs & Thrasher People『Weather or Not』(写真左)。今年2月のリリース。ちなみにパーソネルは、Hans Glawischnig (b), Gerry Gibbs (ds, per), Alex Collins (p, org)。日本ではほとんど馴染みの無い、ドラマーのジェリー・ギブスがリーダーのピアノ・トリオ盤。

CD2枚組の構成。1枚目は「The Music Of Weather Report」。ウェザー・リポートのカヴァー12曲を収録。2枚目は「The Music Of Gerry Gibbs (The Life Suite 1981-2016) 」。リーダーのドラマ−、ジェリー・ギブスのオリジナル曲集。 この1枚目のウェザー・リポートのカヴァー集が良い。かなりの「聴きもの」になっている。
 

Weather_or_not_1

 
曲目を見渡すと、ウェザー・リポート4枚目の『Mysterious Traveller』から9枚目『Mr. Gone』まで、いわゆるウェザー・リポート黄金時代の名曲が選ばれている。特に面白いのは『Mr. Gone』から3曲選曲されていること。『Mr. Gone』と言えば、僕は大好きだったが、一般的にはリリース当時はあまり評判の芳しく無かった盤。やっと『Mr. Gone』が再評価されつつあるのか、と嬉しくなる。

とにかくアレンジが素晴らしい。ウェザー・リポートの特徴を上手くピアノ・トリオに置き換えているところがニクい。冒頭の「Teen Town」を聴けばそれが良く判る。ジャコのエレベ高速フレーズをピアノで再現。決して、オリジナルと「タイマン」で勝負することは無い。アレンジの妙で勝負する。これ、なかなか粋ですよ。

2枚目のギブスの自作曲集については、メインストリームな純ジャズを踏襲したコンテンポラリーな内容は、ギブスの作曲の才が優れたものであることを証明している。ギブスのドラミングはピーター・アースキンばりの今様のもの。いやいや、なかなか粋なドラマーである。他のアルバムも聴きたくなった。

 
 

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2017年5月20日 (土曜日)

こんなアルバムあったんや・82

ピアノ・トリオを欲する耳になって1週間ほどが経つ。ピアノ・トリオって聞くと、響きの良い趣味の良い耳当たりの良い演奏を思い浮かべる人が多いが、ピアノ・トリオって、そんなに単純なものではない。バリバリ尖った、ジャズ者初心者の方々が聴くと、椅子から転げ落ちてしまう位の硬派な演奏もある。

そういうバリバリ尖った硬派な演奏内容のピアノ・トリオって思いを巡らした頭に浮かんだアルバムがこれである。Connie Crothers『Perception』(写真左)。1974年の録音。ちなみにパーソネルは、Connie Crothers (p), Joe Solomon (b), Roger Mancuso (ds)。リーダーのコニー・クローザースの初リーダー作になります。

このアルバムに出会ったのは、今からかれこれ5年ほど前。それでも、リーダーのコニー・クローザース以下、ドラマーもベーシストも知らない人であった。さすがは「SteepleChaseレーベル」である。侮れない。こんな女性ピアニストがいたんや。聴けば判るが、思いっきり尖って、思いっきり硬派なジャズ・ピアノを弾きまくる「奇才」である。

この人のピアノを聴いて、真っ先に頭に浮かぶピアニストが「レニー・トリスターノ」。調べたら、そもそも、リーダーのピアニスト、コニー・クローザーズはレニー・トリスターノの第2世代の子弟であったそうだ。そうでしょうね。このアルバムのピアノを聴けば絶対にそう推測しますよね。しかし、トリスターノのフォロワーであるピアニストの存在は、現代においては珍しいと言えば珍しい。
 

Connie_crothers_perception

 
加えて、よくよく聴いていると、モンクのピアノの雰囲気も入っている。間を活かしたタイム感覚はトリスターノというよりはモンクですね。トリスターノ+モンクの雰囲気で、限りなくフリーに近いメインストリームなジャズ・ピアノを展開します。

時にアブストラクトにブレイクダウンする部分もあり、ジャズ・ピアノに響きの良い趣味の良い耳当たりの良い演奏を求める向きには「ちょっと」という内容です。しかし、ジャズ・ピアノ好きには、これはこれで堪らない。聴き始めるとついつい耳を傾け、最後まで一気に聴き切ってしまいます。

ピアノ・ソロとトリオ演奏の2つの演奏形式が収録されていますが、ピアノ・ソロの方に、コニー・クローザースの個性がより露わに表現されていると思います。この盤が1970年代にリリースされた故、あまり着目されなかったのが実に惜しい。ジャズ・ピアノのスタイリストの一人として貴重な存在であったと思います。

ただ、彼女のディスコグラフィーを見直すと、このリーダー作から2012年まで、2〜3年に1枚の割合でリーダー作をリリースしていたようなので、米国ではある程度、評価されていたのかな、と安心しました。ちなみに、コニー・クローザースは惜しくも昨年8月に逝去しました。享年75歳でした。

 
 

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2017年5月19日 (金曜日)

好調ベニー・グリーンを感じる

ピアノ・トリオが聴きたい。一昨日辺りから、その欲求がかなり高まってきた。恐らく、心身が疲れてきているのだろう。昔から、心身が疲れてくると、ピアノ・トリオが聴きたくなる。特に、バリバリ弾きまくるピアノ・トリオが良い。

Benny Green『Happiness! Live at Kuumbwa』(写真左)。ちなみにパーソネルは、Benny Green (p), David Wong (b), Rodney Green (ds)。 2016年6月のライブ録音。場所は、カリフォルニア州サンタ・クルーズにあるクンブワ・ジャズ・センター。リーダーでありピアニストであるベニー・グリーンのホーム・グラウンドである。

僕はベニー・グリーンのピアノが好きだ。1963年4月生まれ。今年で54歳になる。基本はバップ・ピアノ。ビ・バップな雰囲気で、テクニック溢れ、強いタッチでバリバリ弾きまくる。加えて、1963年生まれなので、ジャズの演奏傾向として、モードな演奏が得意。バリバリ、バップなピアノでモードな演奏を弾きまくる。これが爽快なのだ。

さすがにベニー・グリーンのホーム・グラウンドである「クンブワ」。雰囲気が凄く良い。冒頭のグリーンのMCに対する反応なんて、ほんと良い感じ。そんな良い感じのライブ会場で、ベニー・グリーンのトリオはのっけからリラックスした演奏を繰り広げる。
 

Happiness_benny_green

 
このリラックス度合いが絶妙で、バップなピアノはテクニックが高ければ高いほど、鬼気迫る感じで緊張を強いられがちだが、このグリーンのピアノは違う。程良くリラックスしているので、緊張を強いられることは無い。逆に、心地良いテンションが聴く耳を和ませてくれる。

前作の『Live in Santa Cruz』(2015年12月26日のブログ・左をクリック)とはうって変り、今回の新作ライブ盤はスタンダード・ナンバーが中心。

これがなかなか聴きもの。ホレス・シルヴァー、フレディ・ハバード、シダー・ウォルトン、サド・ジョーンズ、デューク・ピアソン、ウェス・モンゴメリーといった、ジャズ・レジェンド達の知る人ぞ知る、渋い佳曲が並ぶ。

好調ベニー・グリーンをビンビンに感じます。デヴィッド・ウォンのベース、ロドニー・グリーンのドラムも好調。実に良い雰囲気のピアノ・トリオのライブ盤です。好盤です。

 
 

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2017年5月18日 (木曜日)

ながら聴きのジャズも良い・20

しばらく、サックスやトランペットがフロントのカルテットやクインテットなジャズを聴き続けてきたような気がした。ちょっと耳が疲れてきたとでも言うのでしょうか。そろそろ、サックスやトランペットをお休みして、一番大好きなピアノ・トリオの盤を聴きたくなった。

といっても、このところ、なんだか心身共に疲れ気味なので、ハードなピアノ・トリオよりは、マイルドで優しいピアノ・トリオが聴きたい。が、あまりにマイルドでイージー・リスニング的なカクテル・ピアノっぽいのは逆に「イライラ」するから敬遠したい。適度に芯があって、硬派ではあるがマイルドで優しいピアノ。ということで、選んだ盤がこれ。

Eddie Higgins『Portrait In Black and White』(写真左)。1996年3月の録音。ちなみにパーソネルは、Eddie Higgins (p), Don Wilner (b), James Martin (ds)。

Eddie Higgins(エディ・ヒギンス)といえば、ヴィーナス・レコードのハウス・ピアニスト。マイルドで優しい雰囲気のピアノ・トリオ盤を多数リリースしている。中にはあまりにマイルドすぎて、イージー・リスニング的なカクテル・ピアノ風になってしまっている盤もある。しかし、エディ・ヒギンスのピアノって、意外と硬派でバップなピアノなんですね。

しかしながら、ヒギンスのピアノには突出した個性が見当たらない。つまり一聴して「ああ、これは誰それのピアノだ」と判る位の個性や特徴が希薄。流麗かつ耳当たりの良いアドリブ・フレーズなので、どうしても、イージー・リスニング的なカクテル・ピアノ風に解されることが多い。でも、まともにアルバムを聴くと判るのだが、ヒギンスのピアノは硬派でバップだ。
 

Portrait_in_black_and_white_1

 
1932年生まれなので、ハードバップ時代は新進気鋭の若手、1960年代から70年代は中堅のピアニストだったはずだが、1958年の初リーダー作から、この『Portrait In Black and White』が録音されて1996年まで38年の間に、わずか12枚のリーダー作を数えるだけなのだ。如何に地味なピアノ・スタイルの持ち主なのかが理解出来る。

この『Portrait In Black and White』辺りの盤が、そんな硬派でバップなヒギンスのピアノを感じることができる好盤だと思う。聴けば判るのだが、確かに突出した個性は無い。しかし、演奏全体の雰囲気より、総合力で勝負できるピアニストであることは確かである。どこがどうってことは無いんだが、トータルで、随所随所に聴きどころが散りばめられた、破綻の無い素性の良い流麗なピアノである。

そうなれば、演奏する曲の選曲も重要な要素になってくる。そういう面では、ヴィーナス・レコードと組んだのは大正解だった。日本人のジャズ者にターゲットを絞った選曲と音作りは大正解だった。その最初の成果がこの『Portrait In Black and White』である。この盤には、ヒギンスのピアノの個性、いわゆる総合力で勝負するジャズ・ピアノという個性が十分に理解出来る。

アルバム・ジャケットも後のヴィーナス盤の様な「エロエロ」したところは無く、なかなか雰囲気のあるジャケットで良し。エディ・ヒギンスって、イージー・リスニング的なカクテル・ピアノでしょ、と敬遠する向きには、是非とも聴いて貰いたい。意外と良いですよ。

 
 

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2017年5月17日 (水曜日)

夜の静寂にクールなジャズ・1

ジャズには、汗が飛び散らんばかりに熱気を帯びて吹きまくる演奏もあれば、その反対に、グッとムーディーにそしてアーバンなムードを湛えたクールな演奏もある。夜、寝る前の一時、夜の静寂の中、耳を傾けるジャズは後者の「クールな演奏」のジャズが良い。心からリラックス出来て、寝付きが良くなる。

Charlie Haden『Nocturne』(写真左)。2000年8月の録音。ちなみにパーソネルは、Charlie Haden (b), Gonzalo Rubalcaba (p), Ignacio Berroa (ds) のピアノ・トリオを中心に、Joe LovanoとDavid SanchezのサックスとFederico Britos Ruizのバイオリンが客演し、加えて、2曲目の「Noche de Ronda (Night of Wandering)」にのみ、Pat Methenyのアコギが単独で参加する。

アルバム・タイトルの「Nocturne」とは「夜想曲」のこと。「夜想曲」とは「夜の情緒を表現しようとする曲」のこと。そんな「夜想曲」な曲想、曲調の曲をズラリ11曲、収録している。落ち着いたリズム&ビートに乗って、趣味良くムーディーにアーバンな雰囲気を醸し出しつつ、限りなくクールな演奏を繰り広げる。

「夜想曲」の演奏の底をしっかりと支えて、曲全体のとりまとめをするのは、リーダーであるベースの哲人、チャーリー・ヘイデン。骨太でゴリッとした安定のベースはヘイデンならではのもの。このアルバムでは、ヘイデンのベースがとっても良い音で録れてます。聴いていて惚れ惚れしますね〜。ジャズ・ベース、ここに極まれり、です。
 

Nocturne_1

 
そして、このアルバムの最大のハイライトは、ゴンサロ・ルバルカバのピアノ。ラテンチックな躍動感溢れるピアノが得意なゴンサロなんですが、このアルバムでは、実にリリカルな、それでいて音の芯が太く、音のエッジが程良くラウンドしている、どっしりとした重心の低いピアノで聴かせてくれる。全編に渡って、ゴンサロのピアノ、聴きものです。

イグナシオ・ベローアというパーカッショニストも実に良い。ゴンサロと同じキューバ出身とのこと、実にムーディーなパーカッションである。パットのアコギもむっちゃ雰囲気あるし、フェデリコ・ブリトス・ルイスのバイオリンもクールでムーディー。そうそう、ジョー・ロヴァーノとダヴィッド・サンチェスのテナーも凄く良い。

アルバム・タイトルが、ほんとにシックリ来る演奏です。こういうグッとムーディーにそしてアーバンなムードを湛えたクールな演奏ができるのもジャズなんですね。そんな演奏をガッチリとサポートし、まとめ上げているのが、チャーリー・ヘイデンのベース。

夜の静寂にピッタリのジャズです。ベースの哲人が、ピアノにゴンサロ、ドラムにベローアを従え、テナーやギター等を客演に「夜想曲」を奏でる。秀作です。

 
 

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2017年5月16日 (火曜日)

初リーダー作は個性と志向満載

我々は通常、アルバムというものを通じて、そのミュージシャンやグループの個性や志向を感じ、愛でる。

70年代ロックやJポップは、ファースト・アルバムというよりは、セカンド・アルバムの方が、そのミュージシャンやグループの個性がハッキリ出ていることが多いと感じている。だから、学生時代から(今を去ること40年以上前・笑)70年代ロックやJポップのミュージシャンやグループのアルバムはセカンド・アルバムを重視してきた。

しかし、ジャズの世界では、初リーダー作というものが、そのジャズメンの個性や志向をハッキリ出していて、僕はジャズでは「ファースト・アルバム」を重視している。逆に、初リーダー作で、その個性や志向をハッキリ出せないジャズメンは大成しない。ジャズは「即興演奏と個性」を楽しむものだからなあ。

そんな、そのジャズメンの個性や志向をハッキリ出ている初リーダー作の好例がこの盤。Art Farmer『Early Art』(写真左)。1954年1月と11月の録音。1月の録音のパーソネルは、Art Farmer (tp),Sonny Rollins (ts), Horace Silver (p),  Percy Heath (b), Kenny Clarke (ds)。11月のパーソネルは、Art Farmer (tp), Wynton Kelly (p), Addison Farmer (b), Herbie Lovelle (ds)。
 

Early_art_1

 
1月の録音は、当時の若き新進気鋭のテナーマン、ソニー・ロリンズとフロントを張った、リズム・セクションも錚々たるメンバーのクインテット構成。11月の録音は、ファーマーのワンホーン・カルテット。リズム・セクションは、1月のセッションに比べるとちょっと地味になる。けど、ファーマーのワンホーンは魅力。

この1954年1月の録音部分が、アート・ファーマーの初リーダー・セッションということになる。まあ、1954年の録音は皆、初リーダー作としても良いのではないか。それほど、これらのセッションでは、アート・ファーマーのトランペットの個性と志向がバッチリと記録されていて、聴いていてとても楽しい。

とにかく溌剌としているところが良い。ファーマーのトランペットの個性である、音が心地良くラウンドしているところも、この初リーダー・セッションで如実に表れている。淀みなく流れるような流麗なアドリブ・フレーズも、既にこのアルバムでハッキリと聴いてとれる。アート・ファーマーのトランペットの個性と志向が満載のアルバムである。

ジャケットはファーマーのアップでシンプルなものだが、意外とジャズっぽくて渋い。アート・ファーマーの個性と志向満載のアルバム。好盤です。

 
 

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2017年5月15日 (月曜日)

夏はボサノバ・ジャズ・その30

「ボサノバ」とは、ブラジル音楽のジャンルのひとつ。ブラジル音楽と言えば「ボサノバ」である。1950年代後半に発祥し、1950年代終盤にはブラジルで大ヒットし、ブラジルのポピュラー音楽に革命を起こし、世界中の国へ飛び火した。

米国では1960年代前半、テナーのスタン・ゲッツがいち早く、ボサノバをジャズに取り入れ大ヒット。以降、ボサノバ・ジャズは、いつの時代にも必ずあり、幾枚かのアルバムは必ずヒットする。ボサノバ・ジャズは今やジャズのポピュラーな演奏形式のひとつとなっている。

Eliane Elias(イリアーヌ・イリアス)。1960年生まれだから、今年で57歳。ブラジル出身の美貌のジャズ・ピアニスト&ボーカリストである。我が国では「イリアーヌ」とファースト・ネームだけで呼ばれることも多い。トランペッターのランディ・ブレッカーの元嫁。現在の夫はベーシストのマーク・ジョンソン。現代の「ボサノバ・ジャズ」の代表格である。

イリアーヌといえば「ボサノバ&サンバ」。とにかく、ボサノバ主体のリーダー作が多い。とにかく多い。このところ、さすがに食傷気味になってきた。時々、ビル・エバンスやチェット・ベイカーへのトリビュート企画盤を出したりするが、他は基本的に「ボサノバ&サンバ」。
 

Dance_of_time1

 
初期の頃は、ジャズ主体の「ボサノバ&サンバ」だったが、以降、歳を重ねるにつれ、純粋な「ボサノバ&サンバ」に傾倒していった。これではもはやジャズとは言えなくなるなあ、と思っていたら、前作の「Made in Brasil」でちょっとジャズ寄りに修正してきた。そして、今回のこの新作である。

今年のイリアーヌの新作は、Eliane Elias『Dance of Time』(写真左)。「ボサノバ&サンバ」ジャズの集大成的なアルバムである。イリアーヌのボーカル&ピアノの素晴らしさもさることながら、この盤では、それぞれの曲に施されるアレンジ、そして、バンド全体のグループ・サウンドのテクニックの高度さと精度の高さが素晴らしく、「ボサノバ&サンバ」ジャズをアートの高みへと誘っている。

アルバム全般に渡って、緩みは破綻は全くないどころか、完璧に近いくらい「理路整然」としている。形式美が個性のアーティステックな「ボサノバ&サンバ」ジャズな盤である。イリアーヌの「ボサノバ&サンバ」ジャズ盤の中でも、この盤の完成度は群を抜いている。

イリアーヌの「ボサノバ&サンバ」ジャズ盤の「けじめ」とも言える一枚。これ以上の「ボサノバ&サンバ」ジャズ盤を望むには無理上がる。それほど、この盤は完成度が高い。さて、イリアーヌの次作は何処へ行くのだろう。イリアーヌの次作への展開が実に楽しみである。

 
 

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2017年5月14日 (日曜日)

北欧ジャズのピアノ3の好盤

沖縄では梅雨入りだそうだ。ここ千葉県北西部地方もあと2週間もすれば梅雨入りだろう。昨日今日と気温が低めで、外を出歩くには薄手の長袖が必要なんだが、先週などは半袖で出歩ける「夏日」。これだけ気温が上がってくると、北欧ジャズが耳に心地良く響くようになる。

北欧ジャズとは「スカンジナビア諸国」で発展しているジャズ。国としては、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、加えてフィンランドの4ヶ国を指す。1950年代後半、ハードバップ全盛時代から、北欧のジャズ・シーンは無視出来ない。どこでどうなったのか、理解出来ないところがあるのだが、北欧においてジャズは確実に市民権を得ている。

Emil Brandqvist Trio『Falling Crystals』(写真左)。2016年の作品。スウェーデンのドラマーEmil Brandqvist率いるピアノ・トリオ。ちなみにパーソネルは、Emil Brandqvist (ds, per), Tuomas Turunen (p), Max Thornberg (b)。一部、弦楽四重奏とパーカッションが入る。
 

Falling_crystals1

 
Emil Brandqvistは、仮名読みで「エミル・ブランクヴィスト」と読む。ここではエミルと呼ばせていただく。エミルはスウェーデンのドラマー。1981年生まれみたいなので、今年で36歳になる。バリバリ中堅のドラマー。ドラマーがリーダーのアルバムなんだが、コンセプトがしっかりしていて、エミルのイメージする音世界が良く表現されている。

Tuomas Turunen(ツォマス・ツルネン)はフィンランドのピアニスト。Max Thornberg(マックス・ソルンベルグ)はスウェーデンのベーシスト。どちらもリリカルでダイナミック、アクティブで繊細。北欧ジャズ独特のソリッドな雰囲気。北欧ジャズの雰囲気に加えて、ダイナミックでアクティブな部分が個性。このアルバムでは、このツルネンのピアノとソルンベルグのベースが実に良く効いている。

自然の雰囲気を宿した「ネーチャー・ジャズ」な雰囲気と現代ジャズ・ピアノのコンテンポラリーな部分とが上手く共存しています。元祖ジャズの個性であるファンクネスは皆無ですが、北欧ジャズ独特のクリスタルな響き、クールなダイナミズムが十分に感じられる、北欧ジャズのピアノ・トリオの好盤です。

 
 

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2017年5月13日 (土曜日)

こんなアルバムあったんや・81

ジャズは昔から「異種格闘技」が得意である。ラテン音楽のリズムやフレーズを取り込んだり、ボサノバやサンバのリズムやフレーズを取り込んだり、果てはロックの要素を取り込み、R&Bと融合し、最終的には「クロスオーバー・ジャズ」や「フュージョン・ジャズ」というジャンルを確立したり、極言すると「ジャズは融合の音楽」である。

21世紀に入ると、この「融合」はバリエーションを広げ続け、こんな楽器とコラボしてジャズやんの、なんて組合せもある。例えば、2007年リリースのデュオ作品『The Enchantment』は、ピアノのレジェンド、チック・コリアのバンジョーのベラ・フレックとのデュオ作品。バンジョーですよ、カントリー&ウエスタンの花形楽器のバンジョーとピアノで即興演奏をする。この組合せにはビックリした。

ビックリしていたら、今回、こんなデュオが出てきた。ブルーグラス界(いわゆるカントリー&ウエスタンですね)を代表するChris Thileと、ジャズ・ピアニスの重鎮 Brad Mehldauの組合せ。パーソネルは、Chris Thile (mandolin, vo) & Brad Mehldau (p, vo)。クリス・シーリはマンドリンを弾き、ボーカルを担当する。そして、ブラッド・メルドーはピアノを弾き、ボーカルも担当している。
 

Chris_thile_brad_mehldau1

 
そのアルバムとは『Chris Thile & Brad Mehldau』(写真左)。今年の1月のリリース。ブルーグラスのマンドリンの弾き語りをどうやってジャズ・ベースのピアノとデュオ演奏するのか、と首を捻るのであるが、聴いてみると、クリス・シーリのマンドリンがしっかりとジャズのビートに適応して、ブルーグラス側がジャズに歩み寄っている風情。としつつ、ブラッド・メルドーはマンドリンの繊細な響きに寄り添うように、優しくインプロビゼーションする。

ボーカル曲も多く収録されており、純粋なジャズというよりはカントリー、ブルーグラス系も混ざったようなポップスの様な風情ですが、底に流れるリズム&ビートとコード進行がジャズの雰囲気をしっかりと残していて、良い感じのフュージョン・ジャズに仕上がっています。純ジャズのデュオではありませんが、融合の音楽としてのジャズの面目躍如的な内容です。

ジャズの「異種格闘技」としての成功例でしょう。さすが伴奏上手なブラッド・メルドー、マンデリンの繊細な音によく対応しています。美しい旋律、ビート感を強調したリズムの採用、そして、親しみのある旋律を持つ楽曲の選曲。聴いて楽しいポップなフュージョン・デュオ盤に仕上がっています。

 
 

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2017年5月12日 (金曜日)

現代ジャズの「深化」の成功例

「ジャズは死んだ」という評価は1970年代から始まった。しかし、僕は1970年代後半にジャズを聴き始めた。ジャズを聴き始めた頃、ジャズ界は空前の「フュージョン・ジャズ」のブーム。フュージョン・ジャズも沢山聴いた。でも「ジャズは死んだ」とは感じなかった。逆に「進化している」と感じた。

1950年代後半に大ブームとなった「ハードバップ」がジャズの全て、とする極端な意見もある。ジャズの進化は「コルトレーンの死と共に終わった」と言い切る人もいる。1970年代以降のフュージョン・ジャズはジャズじゃない、と切り捨てる人もいる。でも今、21世紀になってもジャズは世界中で多くの人に聴かれている。

さすがに21世紀になって、革新的な演奏方式やアプローチが出てくる可能性は少なくなってきたように思う。しかし、旧来の演奏方式、例えば「ハードバップ」や「モード・ジャズ」などを深く掘り下げたり、新たな演奏バリエーションを生み出すこと、また、他の音楽ジャンルとの融合、いわゆるフュージョンの裾野を広げること、など、まだまだジャズは「深化」していると感じる。
 

Symbols_of_light

 
Greg Osby『Symbols of Light』(写真左)。2001年1月の録音。ちなみにパーソネルは、Greg Osby (sax), Scott Colley (b), Nioka Workman (cello), Marlon Browden (ds, perc), Jason Moran (p), Judith Insell-Stack (viola), Christian Howes, Marlene Rice-Shaw (vln)。パーソネルを見れば判るが、サックスのワンホーン・カルテットに弦楽四重奏が絡む。

結構「キワモノ」の編成であるが、この盤は「成功例」。サックスのワンホーン・カルテットのジャズに弦楽四重奏が違和感無く溶け込んでいる。新たな演奏バリエーションの成功例である。弦楽四重奏のメインはクラシックであり、ジャズにクラシックの要素をしっかりと溶け込ませている。いわゆる、フュージョンの裾野を広げているのだ。

アルバムの演奏を聴けばヒシヒシと感じるのだが、アレンジが行き届いている。適当にワンホーン・カルテットと弦楽四重奏を合わせている訳では無い。実に良く考えてアレンジされている様がとても良く伝わってくる。これだけ優れたアレンジを施しているとは、オズビー恐るべしである。結果、新しいジャズの響きを生み出している。これぞ、ジャズの「深化」である。

 
 

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2017年5月11日 (木曜日)

初夏に音の良いフュージョン

暑い。今日は東京で最高気温27度。夏日達成である。しかも蒸し暑い。夕方、会社からの帰宅時、歩いているだけで、汗がじんわりと首筋に滲んでくることが判る。こんな気候になってくると、音の良い音の立った、聴き易いフュージョン・ジャズの出番が多くなる。

音が良いって、良いことだなあと長年思っている。ジャズには1920年代、1930年代の録音もあるので「ジャズに音の良し悪しは関係無い」とする向きもある。けど、やっぱりなあ、演奏時、音の隅々まで聴き込むことが出来るし、音の分離が良く、楽器それぞれの音が良く判るので、音が良いに越したことはない、というのが僕の持論。

Larry Carlton & Robben Ford『Unplugged』(写真左)。2006年12月のパリ公演を収録した作品。売り文句は「ラリー・カールトン&ロベン・フォードというフュージョン・ギターの人気ギタリスト、夢の共演!!」。この盤のポイントはタイトル通り「アンプラグド」。2人の使用楽器はアコースティック・ギター。これは聴きものである。
 

Unplugged_larry_carlton_robben_ford

 
ちなみにパーソネルは、Larry Carlton (g), Robben Ford (g, vo), Fifi Chayeb (b), Claude Salmieri (ds)。二人のアコースティック・ギターにベースとドラムがバックにつく。これが正解。アコギ2本だけだと、どうしてもどちらかがソロを取り、どちらかがバックに回ってリズムを担当することになる。2本のアコギのソロの共演という妙が楽しめない。

バックにベースとドラムが控えていると、彼らにリズム&ビート、そしてベースラインを任せることが出来る。2本のアコギはソロの共演と相成る。壮絶なテクニックを引っさげて、主旋律でのユニゾン&ハーモニー、アドリブ・ソロのバトル&ランデブーと、存分に惹き込むことが出来る。このアルバムでは、そんな二人のアコギの共演を心から堪能することが出来る。

ちょっと味もしゃしゃらもないジャケットで、なんかちょっとブート盤の様な面持ちなので、ちょっと見ただけでは触手が伸びないのだが、内容は折り紙付き。音も良くて、二人のアコギの個性とニュアンスが十二分に聴き取れる好盤です。フュージョン・ギターと侮るなかれ。とにかく凄まじいアドリブ・ソロの共演です。

 
 

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2017年5月10日 (水曜日)

ワルツのリズムでスイングする

マックス・ローチ。ビ・バップ時代からの花形ドラマー。テクニック抜群、ビ・バップ時代の代表的ジャズメンであった、アルトのチャーリー・パーカー、ピアノのバド・パウエル、トランペットのディジー・ガレスピーなどの高速アドリブをしっかりとサポートし、支えることの出来る、素晴らしいドラマーだった。

が、ローチは目立ちたがり屋。とにかく、必要以上に前へ前へ出たがる。それが「玉に瑕」。特に、ローチがリーダーのアルバムにその傾向が強い。聴いていて、ちょっと辛くなる。本当は繊細で限りなくハイ・テクニックな、歌心あるドラミングなんだけどな〜。常々惜しいと思っていた。しかし「いや〜ほんと良いドラミングだな〜」と感じる盤も沢山あるのがローチの良いところ。

例えばこの盤。Max Roach『Jazz in 3/4 Time』(写真左)。3分の4拍子、つまり「ワルツ」のリズムの演奏で固めたバリバリの企画盤です。1956年9月と1957年3月の録音。ちなみにパーソネルは、Max Roach (ds), Kenny Dorham (tp), Sonny Rollins (ts), Ray Bryant (p, track 7), Bill Wallace (p, tracks 1-6), George Morrow (b)。
 

Jazz_in_34_time

 
ワルツのリズムがそうさせるのでしょうか。何時になく繊細で端正で歌心のあるローチのドラミングが堪能できます。この盤ではローチは決して前へ出てこない。しかし、繊細で端正で歌心のあるローチのドラミングが演奏全体でグッと迫ってきます。ほんと素晴らしいドラミングです。

そんなローチのドラミングに乗って、ケニー・ドーハムのトランペットがバリバリと響きます。これだけバイタルに吹きまくるドーハムも珍しい。加えて、ロリンズのテナーも素晴らしいプレイを披露してくれる。やはり、何時になく繊細で端正で歌心のあるローチのドラミングが好要素なんでしょう。活き活きとした2管フロント。この盤のハイライトのひとつです。

ワルツのリズムでスイングするジャズ・ドラミング。これが出来るドラマーってそうそうはいない。マックス・ローチの面目躍如たるところである。こういうマックス・ローチ、僕は好きだ。よって、この盤は愛聴盤の一枚。ローチの凄さを思いっきり実感できます。

 
 

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2017年5月 9日 (火曜日)

ビ・バップ系の盤も味わい深い

古い古いアルバムである。もちろん、録音の質はあまり良く無い。切れ味の悪い、もそっとした音の輪郭。それでも、出てくるトランペットやサックスのソロは迫力満点。耳にググッと迫り来るアドリブ。ジャズは音の質は二の次、というジャズ者の方々もいるが、こういう古い録音のビ・バップ系のアルバムを聴くと、それもありかな、と思う。

Fats Navarro『Nostalgia』(写真左)。1946年から1947年に渡る3つのセッションから成る寄せ集め盤。それでも、足かけ2年の間での3セッションなので、演奏の雰囲気にしっかりと統一感がある。演奏形式は明らかにビ・バップ。約3分前後の演奏時間の中にアドリブ・ソロを凝縮している。

Fats Navarro(ファッツ・ナヴァロ)は、1923年9月生まれ。1950年7月に早逝している。享年26歳。故に彼の活動期間は極めて短い。しかし、彼は1940年代のビ・バップという、当時の流行の演奏スタイルのパイオニアの一人なのだ。しかも、彼のトランペットのテクニックは極めて高く、トランペットを非常に良く鳴らすのだ。

このナヴァロのトランペットの奏法スタイルと音色、高いテクニックについては、後の天才トランペッター、クリフォード・ブラウンに多大な影響を与えたとされる。この『Nostalgia』のナヴァロのプレイを聴けば、なるほどな、と思う。
 

Nostalgia_1

 
ナヴァロのペットと同じ位に、テナー・サックスが良く鳴っている。ビ・バップなマナーのテナー。迫力満点である。流麗なナヴァロのペットに相対する無骨で太いテナー・サックスのアドリブ・ソロ。流麗でブラスの輝きキラキラするナヴァロのペットに相対する音の塊の様な、テクニック溢れるテナーの音。

バックのピアノを中心としたリズム・セクションは上手いんだが、あくまでリズム&ビートを維持する脇役。あくまでメインはトランペットとテナー・サックス。たった3分前後の演奏時間の中で、そのテクニックとイマージネーションを凝縮する。

実はこのアルバムの演奏、それぞれの演奏に仄かに香る「色気」があって、意外と聴き応えがある。テクニック優先のビ・バップ盤とは一味違うところがこの盤の「旨味」である。

ジャケット・デザインも「味がある」。一目で「サヴォイ・レーベル」の盤だと目星が付くのだが、サヴォイらしからぬデザインのまとまり方。かなりレトロな雰囲気ではあるのだが、今にもナヴァロのペットが聴こえてきそうな、なかなか味わいのあるジャケットも「良し」。

 
 

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2017年5月 8日 (月曜日)

初夏の朝の雰囲気に良く似合う

全くもって「初夏の雰囲気」満載である。今日などは半袖で外を歩ける。ゴールデンウィークが明けて、もう初夏の雰囲気。初夏の雰囲気に女性ボーカルが良く映える。今日のスタート盤に「女性ジャズ・ボーカル盤」が良くかかるのがこの季節。

ということで、今日の女性ボーカル盤は、Diana Krall『When I Look In Your Eyes』。1999年の作品。Russell Malone (g), John Clayton (b), Jeff Hamilton (ds) のドラムレス、ギター・トリオを中心にした布陣。

サラッとした魅惑的な素直なボーカルを、魅力的な(ギター+ベース+ドラム)のオールド・スタイルなジャズ・トリオがしっかりと盛り立てる。このオールド・スタイルなジャズ・トリオの伴奏が良い。ダイアナ・クラールのボーカルを純ジャズへと連れて行く。 一言でいうと好盤である。
 

When_i_look_in_your_eyes1

 
ダイアナ・クラールのボーカルは抜きん出ている。あと10年もすれば、1990年代はピアニスト兼ボーカリスト、ダイアナ・クラールが登場し、活躍を始めた時代として記憶されているはずだ。現代の女性ジャズ・ボーカルのナンバーワンである。

この『When I Look In Your Eyes』は、ダイアナ・クラール最初のグラミー受賞作。トミー・リピューマのプロデュース。ただし、ボーナス・トラックとなっている最後の『Why Should I Care』だけはあのデビッド・フォスターがプロデュースしている。が、アルバム全体を聴けば、トミー・リピューマの手腕が冴え渡っていることが良く判る。

ベッタベタの旧来のジャズ・ボーカルの良さをそこはかとなく醸しつつ、ボーカルの基本は実にポップな仕上がり。都会的なお洒落なセンスに溢れていて、初夏の朝の雰囲気に良く似合う。

 
 

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2017年5月 7日 (日曜日)

本日よりブログ再開しました。

ゴールデン・ウィークの間、欧州のとある国に高飛びしていました。

旅行の間は基本的にジャズに触れることはありません。往き帰りの長時間のフライト時、iPodを駆使してジャズを聴きまくって時間を潰した時代もありましたが、最近、海外の航空会社の旅客機も充実しつつあり、日本人向けの映画も何本か用意されていて、今回は専ら映画三昧。

1週間ちょっとジャズから離れていたことになります。で、日本に戻ってきて、やっぱりジャズが聴きたい、ということになるんですが、いきなりヘビーなジャズは耳にもたれるので、まずはライトで軽快なジャズから耳慣らしです。

The Eddie Costa Quartet『Guys and Dolls Like Vibes』(写真左)。1958年1月の録音。ちなみにパーソネルは、Eddie Costa (vib), Bill Evans (p), Wendell Marshall (b), Paul Motian (ds)。

白人バイブ奏者のエディ・コスタが1958年1月、ビル・エバンス、ポール・モチアンを迎えてCoralレーベルに録音したブロードウェイのミュージカル「ガイズ・アンド・ドールズ」の作品集。
 

Guys_and_dolls_like_vibes

 
ちなみに、エディ・コスタのヴァイブは白人らしい、粘りの無いシンプルな響きが個性。ながら聴きがしたくて、ライトな気分のジャズが欲しいなあ、という時に、ちょくちょく選盤する、好みのヴァイブ奏者です。1930年生まれ、1962年7月下旬にニューヨーク州のウェストサイド・ハイウェイにおいて自動車事故の為、31歳で夭折。早逝の為、リーダー作の数は少ないのですが、どれも内容が整っている好盤揃いです。

さて、この『Guys and Dolls Like Vibes』については、そのエディ・コスタのシンプルなヴァイブが心ゆくまで楽しめます。ミュージカルの挿入曲をベースにしているので、それぞれの楽曲の基本部分が整っていて、気持ち良く聴くことができます。コスタの単音がベースのシンプルなヴァイブが爽快です。

加えて、様々な方々が語っているように、ビル・エバンスのピアノも聴き応えがあります。さすがに「伴奏の名人」、エディ・コスタのヴァイブに合わせた、粘りの無いシンプルなアドリブ・ラインをメインに、バップ・ピアノっぽく弾き進めていくエバンス。職人ですね〜。エディ・コスタのヴァイブにぴったりと寄り添うようなエバンスのピアノ。良い感じです。

ウェンデル・マーシャルのベース、ポール・モチアンのドラムも目立たないですが、キッチリと決まっていて、良い仕事してます。肩肘張らず、ゆったりとした気分で「ながら聴き」に適した盤です。帰国後の耳慣らしがこれで完了。やっぱりジャズって良いですね。

 
 

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