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2017年5月23日 (火曜日)

ジャズ喫茶で流したい・105

なんだか、外は凄い風である。気温はもはや7月上旬並みなので、肌寒くは無い。心地良い温度なんだが、なんせ風の勢いが強すぎる。風を切る音がうるさくて、外を歩く分にはイヤフォンで音楽が楽しめない。体感気温は心地良いんだけどなあ。

今日は珍しい楽器のジャズを聴いていた。クラリネットである。学校のブラスバンドではメインの木管楽器なのだが、ジャズではマイナーな楽器の部類になる。それでも、1920年代から30年代、スイング・ジャズの時代には、クラリネットはフロントのメイン楽器だった痕跡がある。

ベニー・グッドマンが筆頭だろう。そして、ウディ・ハーマン、アーティ・ショウ、バディ・デフランコと続く。ビッグバンドジャズのフロント楽器の印象が強い。ダイナミックな迫力満点のビッグバンドジャズの中で、その正反対の繊細で上品な音色のクラリネットが惹き立つんでしょう。しかし、1940年代のビ・バップ以降のジャズシーンでは、クラリネットは少数派になっていきました。

しかし、ハードバップの時代、クラリネットのジャズとして印象に残っているのは「ジミー・ジュフリー」。学生時代、1958年に開催された第5回ニューポート・ジャズ・フェスを記録したドキュメンタリー映画「真夏の夜のジャズ」で、ジミー・ジュフリーの演奏を見て聴いて感動したのが最初。それ以降、ジミー・ジュフリーのリーダー作は都度都度聴いてきました。
 

The_jimmy_giuffre_quartet_in_person

 
今日聴いたのは、The Jimmy Giuffre Quartet『In Person』(写真左)。1960年7月の録音。ちなみにパーソネルは、Jimmy Giuffre (cl, ts), Jim Hall (g), Buell Neidlinger (b), Billy Osborne (ds)。ジミー・ジュフリーの繊細で上品なクラリネットの音色に、ジム・ホールのギターが実に効いています。

この盤を聴くと、クラリネットの表現力の豊かさに驚きます。様々なニュアンスの音が出る。そして、繊細で上品な音から、ちょっとアブストラクトでフリーキーな音まで、音色の幅が広い。そんなバリエーション溢れるニュアンスと音色のクラリネットがメインのジャズ。アカデミックで趣味の良い、室内楽的な上品で繊細な雰囲気の純ジャズが展開されます。

このライブ盤では、対位法など小難しいアレンジは一切無し。判り易くシンプルな演奏がとても良い。クラリネットがメインのハードバップ・ジャズの好盤としてなかなかの内容です。サイドメンでジュフリーのクラリネットをサポートするジム・ホールのギターもなかなかに渋くて良い。

繊細で上品なクラリネットとギターで、ファンクネス仄かに香り、上品でアカデミックなジャズを展開する様はほんと良い感じです。

 
 

震災から6年2ヶ月。決して忘れない。まだ6年2ヶ月。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

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