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2017年4月 2日 (日曜日)

ガーランドの個性とスタイル

ジャズ・ピアノのレジェンドの一人、「左手のブロック・コード+右手のシングル・トーン」のシンプル・ピアノが身上のレッド・ガーランド。彼は、その個性とスタイルを生涯変えることは無かった。しかも駄作の類が無い。よって、彼のリーダー作については、どのアルバムを選択しても、それなりに彼の個性とスタイルを愛でることが出来る。

ちなみに、この「どのリーダー作をを聴いても同じ」というのは、レッド・ガーランドに対して失礼でもあるし、最高の賛辞でもある。そんな「どれを聴いても同じく」彼の個性とスタイルを愛でることが出来るリーダー作の中でも「とりわけこれは」と感じて、長年愛聴している盤が何枚かある。

『Red Garland's Piano』(写真左)。1956年12月と1957年3月の録音。早くもプレスティッジ・レーベルお得意の音源寄せ集め商法が垣間見える(笑)。それでもパーソネルは変わらない。Red Garland (p), Paul Chambers (b), Art Taylor (ds)。鉄壁のトリオ編成。骨太で安定感抜群のチェンバースのベース、多彩で安心感抜群のテイラーのドラムは最適なパートナーである。
 

Red_garlands_piano

 
真っ赤が基調のジャケットが印象的で、この盤は見た目にも映える。この盤は全曲、小粋な知る人ぞ知るスタンダード曲揃い。ガーランドは、こういう小粋なスタンダード曲をやらせると実に上手い。曲の持つ美しい旋律を崩すこと無く、印象的な右手のシングルトーンで紡ぎ上げ、アドリブになると左手のブロックコードを推進エンジンにして、高テクニックで弾き回す。

ガーランド・トリオの演奏は、よく「リラックスしている」と形容されるが、ゆったりとしたテンポで弾き進める曲が多いので、そういう形容になりがちだが、決して、心からリラックスして流すように弾いている訳では無いだろう。アドリブ部でのソロの交換のタイミングやテーマ部への戻りのタイミングなどでは、フッと緊張感がしっかりと漂う。この瞬間が聴いていて心地良い。

この盤は、レッド・ガーランドの2枚目のリーダー作。ビートに乗った左手のブロック・コード、その上で軽やかにメロディーを奏でる右手のシングル・トーン。そんな味とコクのあるガーランドのピアノを愛でるには、昨日ご紹介した初リーダー作と併せて聴くことをお勧めする。この2枚をもって、ガーランドの個性とスタイルを十分に感じ取ることが出来る。

 
 

震災から6年。決して忘れない。まだ6年。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっとずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

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