最近のトラックバック

« 初めてのジェシカ・ウィリアムス | トップページ | プレイヤーズの好盤の一枚です »

2017年3月 2日 (木曜日)

音楽喫茶『松和』の昼下がり・49

「これぞジャズじゃ」と皆に言われるよな、こってこてジャジーなハードバップをやろうぜ、とメンバー全員で話し合ったかの様な演奏。始まりの一音から終わりの一音まで、徹頭徹尾、これぞジャズってな感じのハードバップがブワーっと演奏される。そんな思いっきりジャズな演奏がぎっしり詰まったアルバムがある。

The Dave Bailey Sextet『Bash!』(写真)。1961年10月の録音。ちなみにパーソネルは、Dave Bailey (ds), Kenny Dorham (tp), Curtis Fuller (tb), Frank Haynes (ts), Tommy Flanagan (p), Ben Tucker (b)。

60年代初頭にわずか5枚のアルバムを残しただけで疾風のように消えていった、超幻のレーベル「JAZZTIME/JAZZLINE」の、そのわずか5枚の中の一枚。これがまあ、思いっきりジャズしているのだ。どの楽器の演奏を取っても、どのアドリブ・フレーズを取っても、明らかにジャズなのだ。明らかにハードバップなのだ。

リーダーのデイヴ・ベイリーはドラマー。堅実で多彩なドラミングを披露する。そして、まずドーハムのトラペットの音色に耳を奪われる。いつものドーハムよりもアグレッシブで尖っている。どうしたんだドーハム。凄く格好良いぞ。このテナーって誰だ、と思う位、素晴らしいブロウを繰り広げる、知る人ぞ知る名テナーマンのフランク・ヘインズ。
 

Bash

 
ほんわか優しいフレーズが嬉しいフラーのトロンボーン。バリバリ吹きまくるペットとテナーの音を大きく包んで、ふんわり柔らかなユニゾン&ハーモニーに早変わり。そして、ところどころで、とっても小粋で洒落た、それでいて骨のあるバップなピアノが展開される。あれ、これって、と思う。そうトミフラだ。名盤請負人のトミフラの燻し銀ピアノ。

そして、そんなフロント、そしてリズム・セクションの楽器を底でガッチリ支えて、ブンブンと重低音を響かせてのし歩くベン/タッカーのベース。このタッカーのアコベの音がとても骨太で生々しい。

そう、このアルバム、加えて音が良い。良い音が録音されている。1961年の録音である。多少のノイズはある。でも、そのノイズを凌駕する「ジャジーな音」。

こんなに明確にジャズしているアルバムも珍しい。演奏全体の雰囲気は明らかにハードバップ。アルバムの最初から最後まで「これぞジャズじゃ」。良いアルバムです。ジャケット・デザインも明らかにジャズしていて良好。いやはや、このアルバムには参った参った。

 
 

震災から5年11ヶ月。決して忘れない。まだ5年11ヶ月。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

保存

保存

« 初めてのジェシカ・ウィリアムス | トップページ | プレイヤーズの好盤の一枚です »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/80793/69783943

この記事へのトラックバック一覧です: 音楽喫茶『松和』の昼下がり・49:

« 初めてのジェシカ・ウィリアムス | トップページ | プレイヤーズの好盤の一枚です »

リンク

  • 松和 / ジャズ・フュージョン館
    ホームページを一新しました。「ジャズ・フュージョン館」と「懐かしの70年代館」の入り口を一本化し、内容的には、当ブログの記事のアーカイブを基本としています。  
  • 松和 / 懐かしの70年代館入口
    更新は停止し、新HPへ一本化中。新しいブラウザーではレイアウトが崩れたりと申し訳ありません。
2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

カテゴリー

常連さんのブログ

  • 70年代思い出の名曲
    music70sさんのブログ。タイトル通り、定期的に、70年代の懐かしのアルバムを紹介されています。なかなか、マニアックなアルバム選択、曲選択に、思わずニンマリしてしまいます。
  • いそいそジャズ喫茶通い
    yuriko*さんのブログ。都内のジャズ喫茶への訪問記録。ジャズと言えば『ジャズ喫茶』。敷居が高くて、と思っている方々に是非読んで頂きたいブログ。実際の訪問記録ですから読んでいて楽しく、実際の訪問時の参考になります。
無料ブログはココログ