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2016年12月24日 (土曜日)

Xmas週間の「ジャズ喫茶盤」

クリスマス・イヴである。といって、クリスマス・ソングばかりをかけるのも野暮である。ジャズのアレンジだからといって、クリスマス・ソングというのは意外とシンプルなものが多いので、飽きるといえば飽きる。ということで、クリスマス週間だからといって、クリスマス・ソング関連のジャズばかりを聴いている訳では無い。

ただし、この時期にハードなモード・ジャズや、ましてや、アブストラクトなフリー・ジャズを聴くのも野暮である。この時期は、ちょっと敬虔な雰囲気のする、透明度の高いメロディアスなジャズが良い。ちょっと小粋な「ジャズ喫茶盤」。

ということで、この時期に聴くに適したアルバムの一枚を。Dave Pike『Pike’s Peak』(写真左)。1961年11月の録音。ちなみにパーソネルは、Dave Pike (vib), Herbie Lewis (b), Walter Perkins (ds), Bill Evans (p)。ジャズ・ヴァイブの名手、デイヴ・パイクの生涯最高の好盤。ビル・エバンスがバックを務めていることで有名な盤。

ヴァイブの硬質で透明感のある音は、ちょっと敬虔な雰囲気が漂う。加えて、ディブ・パイクのヴァイブは流麗で疾走感がある。ファンクネスが希薄でクリスタル感が高い。この季節にぴったりフィットする。内容的に普通であれば、それはそれで、この季節にピッタリなんて思わないのだが、この盤、内容的になかなか優れているから良いのだ。
 

Pikes_peak_2

 
当時、次世代を担うヴァイブ・プレヤーとして将来を期待され登場したアーティストの1人だったことが良く判る。特に、アドリブ・プレイのイマージネーションが豊かで、とめどもなく、新しいフレーズが湧き出てくるようだ。

伴奏のビル・エバンスも良い。バップなピアノでガンガン弾きまくる。ちなみにエバンスは耽美的なピアニストでは無い。基本的にはバップなピアニストである。この盤でもバップなピアノでバンバンに伴奏しまくる。エバンスは伴奏上手。フロントのパイクのヴァイブをしっかりと支える。

時代的にジャズ・ロック系やファンキー・ジャズ系に走りそうなんだが走らない。オーソドックスな、メンストリーム系のジャズな内容に好感度は上がる。アルバムでの選曲は、意外とポップな選曲からコルトレーンの「Impressions」と全く同じ曲があったりで、バラエティに富んではいますが、演奏が流麗なので、とても聴き易い。

ちなみに,Pike’s Peakはロッキー山脈の名峰であり,4000mを越える山頂まで登山鉄道で登ることができることで有名。その「Pike’s Peak」にかけた、このアルバム・タイトル。確かに、ディブ・パイクといヴィブラフォン奏者の最高作であることは間違い無い。良いアルバムです。

 
 

震災から5年9ヶ月。決して忘れない。まだ5年9ヶ月。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

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