最新のディズニー曲のカヴァー集
暮れも押し詰まって、またまた素晴らしいアルバムを見つけた。またまたこれは良い。今年もあと3日で終わり。年の瀬は「穏やかに」過ごしたい。穏やかに過ごす時間のバックにこのカヴァー・ボーカル集は良い。とても良い。
『Jazz Loves Disney』(写真左)。2016年11月のリリース。ディズニー・ソングのカヴァー・ボーカル集である。またこれかあ、と思ってしまう手垢が付いた企画なので、最初は触手が伸びなかった。が、収録された曲、歌い手の名前を見るにつけ、もしかしたら、これって良いかもと思った。
01. Jamie Cullum – Everybody Wants To Be A Cat (Aristocats)
02. Melody Gardot – He’s A Tramp (Lady & the Tramp)
03. Stacey Kent – Bibbidi Bobbidi Boo – French Version (Cinderella)
04. Gregory Porter – When You Wish Upon A Star (Pinocchio)
05. China Moses – Why Don’t You Do Right (Who Framed Roger Rabbit)
06. Raphaël Gualazzi – I Wanna Be Like You (Jungle Book)
07. The Rob Mounsey Orchestra – A Dream Is A Wish Your Heart Makes (Cinderella)
08. Hugh Coltman – You’ve Got A Friend In Me (Toy Story)
09. Anne Sila – Let It Go (Frozen)
10. Melody Gardot & Raphael Gualazzi – The Bare Necessities (Jungle book)
11. Laika – Once Upon A Dream (Sleeping Beauty)
12. Nikki Yanofsky -Un Jour Mon Prince Viendra (Blanche Neige)
13. Stacey Kent - Give A Little Whistle (Pinocchio)
良い曲選んでるな〜、と感心する。そして、良い歌い手を選んでるなあ〜、と感心する。冒頭から、Jamie Cullum 〜 Melody Gardot 〜 Stacey Kent の3連発は強烈だ。良いなあ、よくこれだけの歌い手を呼んでいるよなあ、と感心して、ジャケットをふと見たら、ジャズ・レーベルの大手、ヴァーヴからのリリースなんですね。なるほど。
バックのアレンジは、ビッグ・バンド・ジャズが基本。これがまた良い。大袈裟では無い、さり気ないビッグバンド基調のアレンジ。ノラ・ジョーンズの初期アルバムのエンジニアであったジェイ・ニューランドがプロデュースしており、アルバム全体の雰囲気は実に落ち着いた、趣味の良いもの。
趣味の良い、錚々たる若手〜中堅ボーカリストの歌声で、ロブ・マウンジーのさり気ないビッグバンド基調のオーケストラの色彩感あふれるバッキングで、ディズニーに名曲の数々を唄い上げていく。年の瀬は「穏やかに」過ごしたい。穏やかに過ごす時間のバックにこのカヴァー・ボーカル集は良い。とても良い。
ウォルト・ディズニーはジャズを愛し、彼の創りだすキャラクターたちの冒険にマッチする音楽には、再三の注意を払い作っていたそうだ。こうやって、改めてディズニー・ソングのカヴァー・ボーカル集を聴くと、それが良く判る。
震災から5年9ヶ月。決して忘れない。まだ5年9ヶ月。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。
★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
« Shanti 初のカヴァーベスト盤 | トップページ | 今年もお世話になりました ・・・・ »
コメント