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2016年11月30日 (水曜日)

ヴィトウスの新盤は良い感じ

久し振りにMiroslav Vitous(ミロスラフ・ヴィトウス)の新作を見つけた。これは即ゲット、即聴きである。

ミロスラフ・ヴィトウスは、意外と僕のお気に入りのベーシストである。初の出会いは「Weather Report」。このウェザー・レポート発足時、ジョー・ザビヌル、ウェイン・ショーターと同列のリーダー格。今から思えば、このウェザーのファースト盤とセカンド盤の音作りについては、ヴィトウスの占める割合が大きかったと感じている。

そんなヴィトウスの新盤。Miroslav Vitous『Ziljabu Nights』(写真左)。2016年6月25日のライブ録音。ちなみにパーソネルは、Miroslav Vitous (b), Aydin Esen (key), Roberto Gatto (ds), Gary Campbell (sax), Robert Bonisolo (sax)。正直に言うと、ヴィトウス意外は全く知らない顔である。

が、冒頭の「Ziljabu」を聴いただけで「ああ、これはウェザー初期の音世界である」としみじみ感動。あの頃のアコースティックとエレクトリックを融合した、柔軟なリズム&ビートとモーダルで限りなく自由度の高い「最先端のメインストリーム・ジャズ」。しかも、あの頃よりも演奏レベルは「より高く」、アドリブの展開は「より自由」。
 

Ziljabu_nights

 
2曲目「Morning Lake」以降も、その音世界は「ウェザー初期の音世界」。う〜ん、この音世界、実は大好きなのだ。今でも、ウェザー・リポートのアルバムで、ちょくちょく聴く回数が多いのは「ファースト盤とセカンド盤」そして「Mr.Gone」。どうも、僕のウェザーの好みはマイナーな部類である。

特に感じ入ったのは、ラストの「Stella By Starlight Variations」。あらら、最後の最後で「どスタンダード曲」が出てきて、ガッツリと聴衆の印象を掴む作戦か、と思いきや、その演奏を聴くと「あらビックリ」。捻れてシュールでシンプルな「ヴィトウスの音世界」。いい、これはいい。

ミロスラフ・ヴィトウス、1947年生まれ、今年で69歳。チェコ、プラハが生んだ偉大なベーシスト。彼の音世界は、ウェザーのファースト盤をリリースした1971年当時とちっとも変わっていない。どころか、この新盤を聴いて、その彼の音世界はグレードアップしていると強く感じた。ジャズの今日、ジャズの明日はまだまだ明るい、そう感じた。

 
 

震災から5年8ヶ月。決して忘れない。まだ5年8ヶ月。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

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