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2016年11月 6日 (日曜日)

モントローズって知ってる?

先週の後半、帰阪していました。久し振りに高校時代の友人と語らい合っていると、当時、聴いていた音楽をふと思い出したりします。懐かしさにつられて、往き帰りの新幹線の中で、懐かしい盤を聴き込みました。今日はそんな中の2枚をご紹介。

米国のハードロック・バンドに「モントローズ(Montrose)」というバンドがありました。1970年代半ばに差し掛かる頃、ハードロックやプログレッシブ・ロックなど、ロックは英国主導。米国のロックはまだまだ、という時代。そんな中で、いきなりこの「モントローズ」が出現しました。

確か、1974年の冬だと記憶していますが、高校の映研の先輩Muさんが持ち込んだファーストアルバム『Montrose』(写真左)が最初の出会いです。邦題『ハード・ショック』、1973年の作品です。米国らしい、あっけらかんとした表裏の無い、ストレートなハードロックが見事でした。印象的なギターリフも満載で、このファースト盤は、当時の映研でヒットしました。

もともとこのバンド、セッション・ギタリストのロニー・モントローズを中心に結成されたバンドで、バンド名はリーダーのラストネームを取ったシンプルなもの。米国では大勢しませんでした。このデビュー盤の『Montrose』も全米133位と振るいませんでした。しかし、日本では意外と受けたようです。今でもこのモントローズというバンド名を懐かしく思い出す年配のロック者の方々が結構多くいます。
 

Montrose

 
このファースト盤は米国ハードロックの基本形としてもよいでしょう。この盤には、よくよく振り返って見れば、米国ハードロックのクラシック・ナンバーが何曲も収録されています。後の有名バンドに結構カバーされていて、彼らが如何に偉大な成果を残したか、がよく判ります。

僕はこのデビュー盤の『Montrose』と、ラストアルバムとなった4枚目の『Jump On It』(写真右)を良く聴きます。『Jump On It』は、ハードロック一辺倒のデビュー盤の雰囲気から、メロディアスな面、AORな面を少し織り込んで、ポップなハードロックに仕上がっています。爽快感が溢れ、ハードロックな面もしっかりとベースにあって、意外と印象に残る好盤です。この盤も全米118位と振るいませんでしたが、米国ハードロックの好盤だと思います。再評価が望まれますね。

この『Jump On It』、ジャケットがとっても印象的(笑)。デザインは、かのヒプノシスが担当しているんですが、女性の股間をアップにした写真を使用したもの。このジャケット見たさに、様々な友人達が映研の部室に来たもんです。

モントローズ。米国ではもしかしたらマイナーな存在かもしれませんが、日本では米国ハードロックの祖として、70年代ロック者を中心に「レジェンドなバンド」のひとつとして評価されています。日本人のロックの耳もなかなかなものだと、ちょっと胸を張れる「モントローズ」です。

 
 

震災から5年7ヶ月。決して忘れない。まだ5年7ヶ月。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

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