ジミ・ヘンのライブ音源・1
この木曜日から今日にかけて、16年ほど前に早逝した高校時代からの親友の墓参りで帰阪していました。2日ほどブログをお休みしました。今日再開です。
さて、高校時代からの親友達と再会して色々な話をしていると、当時、聴いていた音楽の話題にもなります。そういうことで、往き帰りの新幹線の中では、60〜70年代のロックを中心に、最近リリースされた音源を聴きこみました。
その1枚がこれ。Jimi Hendrix『Machine Gun : Live at the Fillmore East 12/31/1969(First Show)』(写真左)。つい先日、今年の9月末にリリースされた、ジミ・ヘンドリックスの未発表ライブ音源です。伝説の「1969年12月31日から1970年1月1日のフィルモアイーストのコンサート」の一部です。
オール黒人ミュージシャンによるバンド、Band Of Gypsys名義の演奏で、タイトできっちりまとまったパフォーマンスでちょっとビックリ。ジミのエレギだけだ突出して、バックの演奏はラフで未熟な演奏を想像していたので、この充実したバンド全体のライブ・パフォーマンスについては「目から鱗」状態です。
ジミのエレギも破綻が全く無い、ブルージーでジャジーなアドリブ・フレーズを淀みなく止めどなく弾き上げていきます。平凡なフレーズが全く無いのには驚くばかり。しかも整然としていてメリハリも効いて流麗、速弾きテクニックも優秀。ジミ・ヘンドリックスの伝説のエレギを余すこと無く体感できます。
今までのジミ・ヘンドリックスのパフォーマンスについては、音的にちょっと古い感じがしていたのですが、このライブ盤は違う。リマスターがバッチリ効いていて、Band of Gypsysのリズム&ビートが思いっきりタイトに響いて、充実かつ密度の濃いライブ・パフォーマンスに仕上がっています。そう、とにかく、今回のこのライブ盤は音が良い。
ExperienceからBand Of Gypsysへ移行。音世界も、ハードでサイケデリックなロックから、R&B・ファンクに軸足を移したものに変化している。そのR&B・ファンクに軸足を移した音世界が、この今回のライブ盤に詰まっている。ファンキーというよりは、ブルージーでジャジーに感じるこのジミ・ヘンドリックスのアドリブ・フレーズはなかなかに味わい深い。
今回の、1969年12月31日の初回公演を当時の曲順のまま初めて完全な形で収録したライブ音源。かなり濃い内容で、聴いて充実のライブ音源で「嬉しい不意打ち」でした。続編が楽しみです。
震災から5年7ヶ月。決して忘れない。まだ5年7ヶ月。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。
★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
« Paul Jackson Jr.の初ソロ盤 | トップページ | モントローズって知ってる? »
コメント