エルトン・ジョンの新作が良い
1970年代初めから、ずっと、エルトン・ジョンのマニアである。特に、高校時代〜大学時代は聴きまくった。ジャズの合間の耳や住めに、気楽にリラックスして聴くことの出来る、ミディアムなテンポでポップに演奏しまくるエルトンがお気に入りであった。
僕はエルトンのエンタテインメント性とポップス性が大好きで、特に初期の頃のアルバムはどれでもOK.。1980年代初めまでのアルバムは全部持っている。ただ、1980年代以降、暫く下火だったのだが、21世紀に入って以降、またエルトン・ジョンを聴き始めた。
そんなエルトンであるが、今年、新作をリリースした。Elton John『Wonderful Crazy Night』(写真左)である。2010年、Leon Lussellコラボに続き、デビュー盤以降、32作目のスタジオ録音盤。プロデュースは前作と同様、T Bone Burnett。そして、もちろん全曲Bernie Taupinとの共作。
こうやって聴いてみると、やはりエルトンに合うのはBernie Taupinとの共作。このアルバムに詰まっている楽曲の雰囲気は、1970年代の往年のエルトン=トーピンのコラボの音と一緒。このアルバムには、往年のポップ・ロックなエルトンが舞い戻っている。全編通して、テンションの高い、ポップなロックが続く。
あっけらかんとハッピーでポジティブ。難しいこと無く、良い曲良い詩で、ただただ歌いまくる。変にデコレーションすることなく、アレンジもシンプル。バックの演奏も充実していて、とにかく1970年代のエルトンの楽曲が帰って来た、そんな感じがとても嬉しい新作である。
惜しむらくは、あと1〜2曲、シングル・カットしてヒットする様な、キャッチャーで印象的な曲があるといいんやけどな〜。そうなれば、このアルバムは「名盤」です。このアルバムは好盤ではあるが「名盤」にはなり損ねている感が強い。惜しいなあ〜、って感じが強くする。
やはり、エルトンはポップスしていて、ロックしているところが一番良い。この新作を聴いて改めてそう思った。今年で69歳になるエルトンではあるが陽気で溌剌としている。好評だった2015年のツアーの延長線上で、とってもエルトンらしい新作が届けられました。今から次作が楽しみです。
震災から5年6ヶ月。決して忘れない。まだ5年6ヶ月。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。
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