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2016年10月18日 (火曜日)

こんなアルバムあったんや・68

僕はこの盤の存在を暫くの間、知らなかった。ジャズを聴き始めて20年経って、世の中が21世紀になった頃、この盤の存在を知った。二人のベテラン・サックス奏者の競演。ジャケットを見ても「これは渋い」と思わず唸りたくなる。見るからにハードバップな出で立ち。聴いてビックリ「こんなアルバムあったんや」。

Gene Ammons & Sonny Stitt『Boss Tenors』(写真左)。ジャケットにもあるが、1961年8月、シカゴでの録音。ちなみにパーソネルは、Gene Ammons (ts), Sonny Stitt (ts, as), John Houston (p), Buster Williams (b), George Brown (ds)。リズム・セクションが渋い。超有名なメンバーではないが、出てくる音は堅調そのもの。

そんな堅調なリズム・セクションをバックに、ボス・テナーの二人、ジーン・アモンズ(写真右)とソニー・スティットが思いっきり吹きまくる。恐らく、向って右がジーン・アモンズ、向って左がソニー・スティットではないかなあ。まあ、どちらもで良い。どちらもドッシリ腰が据わっていて、ダイナミックで大らかなサックスである。
 

Boss_tenors

 
どちらもパーカー譲りの節回しではあるが、パーカーよりも大らかで音の隙間が大きい。アドリブ・ラインもミッド・テンポで悠々と吹き回していく。ビ・バップのマナーで吹き回すが、ハードバップの特徴を最大限活かして、豪快ではあるが彩り豊かなテナーを長時間、聴かせてくれる。

スティットの伸びやかなアルトとテナー、そして、アモンズの太いテナーの音色が好対照で、これが「良い」。掛け合いも良い、ユニゾン&ハーモニーも良い、チェイスも良い、良いことずくめの二人のベテラン・サックス奏者の競演である。訊けば、ジャズ研などで2本のテナーの競演モデルとして、お手本の一枚らしい。などほどなあ、と感心する。

アモンズもスティットも日本の評論家筋からすると、あまり覚えめでたくない。全く不思議なんだが、そんな評論家筋の蘊蓄は置いておいて、実際に自分の耳でこの二人のベテラン・サックス奏者の競演盤を聴いて欲しい。ハードバップ好きなら、即ゲットの一枚です。

 
 

震災から5年7ヶ月。決して忘れない。まだ5年7ヶ月。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

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