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2016年9月11日 (日曜日)

チャカ・カーンはR&Bの女王

今から約40年前、ジャズを聴き始めた頃、ジャズの合間の耳休めに「R&B系」のアルバムをよく聴いた。1970年代後半は、R&BとAORとディスコ・ミュージックの時代。どのジャンルも「ジャズの合間の耳休め」に最適だった。AORもよく聴いたが、ジャズの合間というと、やはり「R&B系」の方が違和感が無い。

あの頃は、モータウンからソウル・ミュージックから派生したR&Bのアルバムが「御用達」だった。あの頃のR&B系のアルバムは、AORの影響をほどよく受けて、旋律がメロディアスで聴き易い、ちょっとファンクネスを押さえて、ポップさを前面に押し出したアルバムが多く出た。そんな中、女性ボーカルの世界では、僕は「Chaka Khan(チャカ・カーン)」を良く聴いた。

チャカ・カーンは「R&Bの女王」。1973年、ファンクバンド・ルーファス(Rufus)のボーカルとしてデビュー。翌年のヒット曲「Tell Me Something Good」で、僕は既にチャカ・カーンの歌声に親しんでいた。その驚異的な歌唱力が凄い。ラジオを通してでも、そのチャカの歌唱力の凄さはビンビンに伝わってきた。

それから4年後、ジャズを聴き始めた1978年、チャカ・カーンのソロ・デビュー盤『Chaka』(写真左)と出会う。Rufusの活動と平行して制作された1st.盤であるが、その内容は、当時のコンテンポラリーなR&Bとして優れたものとなっていて、当時、大流行していたAOR的な雰囲気を織り込みながら、パンチのある従来のR&Bを展開している。
 

Chaka_khan

 
後にホイットニー・ヒューストンがカヴァーする「I'm Every Woman」。チャカのオリジナルに軍配が上がる。とにかく上手い。7曲目の「Some Love」も絶品。Steve Ferroneのドラミングが素晴らしく、彼のうねり粘る、R&B独特のグルーブ感に煽られて、思い切り盛り上がる。R&Bとは「かくあるべし」的な名演の数々。

そして、ジャズを聴きつつ、1981年、ソロ3作目の『What Cha' Gonna Do for Me(恋のハプニング)』(写真左)に出会う。これが当時、大のお気に入り盤で、ジャズの合間のみならず、行きつけの喫茶店で、はたまた麻雀しながら、よく聴いた。

ジャズ・スタンダード「Night In Tunisia」をモダンに再解釈した「And The Melody Still Lingers On」も小粋、冒頭のビートルズのカヴァー「We Can Work It Out」、軽くディスコ・ミュージックがかった、ファンクネス溢れる、パンチ溢れるダンス・ミュージック。収録されたどの曲も、ポジティブで明るく、弾けんばかりのチャカの歌唱が絶品である。 

チャカって1953年生まれなので、ソロ・ファースト盤の『Chaka』の時が弱冠25歳、ソロ・サード盤の『What Cha' Gonna Do for Me(恋のハプニング)』の時が27歳。バリバリのはち切れんばかりの若さで、バンバンに唄いまくるチャカが爽快です。チャカ・カーン入門盤として、この2枚はお勧めです。ジャズの合間の耳休めにどうぞ。

 
 

震災から5年6ヶ月。決して忘れない。まだ5年6ヶ月。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

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