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2016年9月10日 (土曜日)

伝説のザ・プレイヤーズである

1970年代後半から1980年代前半、我が国でのフュージョン・ブームをリアルタイムで体験した世代としては、純日本製のフュージョン・バンドと言えば、カシオペア、スクエアが二大バンド。そして、僕にとっては「ザ・プレイヤーズ(The Players)」の存在が印象に残っている。

ザ・プレイヤーズとは、「和製スタッフ」「和製ウェザーリポート」の異名をった、純日本製のフュージョン・グループ。メンバーは、鈴木宏昌 (key), 松木恒秀 (g), 岡沢章(b), 渡嘉敷祐一 (ds), 山口真文 (sax) で結成。スタジオ・ミュージシャンが大集結したバンドだったので、テクニック抜群、構成抜群。

WRのザビヌル、エレ・ハービーの要素を取り込んだ、当時の最先端のキーボード・プレイが格好良い鈴木宏昌、スタッフのエリック・ゲイルばりのギターを弾きまくる松木恒秀、アンソニー・ジャクソンばりの太いベースをバッシバシ弾く岡沢章、スティーヴ・ガッドの縦ノリビートが新鮮な渡嘉敷祐一のドラムス、ウェイン・ショーターからの影響が顕著な山口真文のサックス。

そんなザ・プレイヤーズ、僕が初めて聴いた盤が、このセカンド盤『WONDERFUL GUYS』(写真左)。1980年のリリース。このアルバムを聴いて、思わず良い意味で「唖然」。「和製スタッフ」「和製ウェザーリポート」とはよく言ったもので、収録されている曲の雰囲気が「スタッフ」であり「ウエザーリポート」なのだ。
 

Wonderful_guys

 
加えて、エレ・ハービーっぽい楽曲もあり、当時、米国東海岸で流行っていた「東海岸フュージョン」のいいとこ取りをしている。いいとこ取りとは言うが、チープな「コピー」や「カヴァー」だったりはしない。音の雰囲気としては、明確に「和製フュージョン」的な音作りであり、ブラインドで聴いていて、米国系のフュージョンとして聴き間違うことは無い。

なんて言ったら良いのか、「スタッフ」「ウエザーリポート」「エレ・ハービー」から、黒人ならではのファンクネスをごっそり引いて、日本人らしい乾いたオフビートを前面に押し出した音、とでも形容したら良いだろうか。「スタッフ」「ウエザーリポート」「エレ・ハービー」の様な旋律を持ちながら、リズム&ビートは明快に「純日本」なのだ。

これが、僕にとっては実に良かった。特に、ジャズを聴き始めて3年目。このザ・プレイヤーズの存在は、僕の芽生え始めた「マニア心」を思いっきり刺激した。とにかく、この『WONDERFUL GUYS』は当時のヘビロテ盤。朝起きて朝食摂りながら、昼行きつけの喫茶店珈琲飲みながら、夜論文読みながら、朝昼晩と『WONDERFUL GUYS』である(笑)。

しばらく廃盤状態が続いて、LPからのデジタル音源で凌いでいたが、タワレコ+ソニーミュージックの企画盤としてリイシューされました。やっと状態の良いCDで聴くことが出来る様になって、ホッと一息です。

 
 

震災から5年6ヶ月。決して忘れない。まだ5年6ヶ月。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

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コメント

いつも楽しく拝見しております。9/10のプレイヤーズのジャケット、不自然なサーフボードのような白い空間・・・実はここに日野皓正氏が本来いたと言う事です。契約の関係で、発売前に急遽削除されたとの事。ネタではなく、実話です。これからも、ブログ楽しみにしています。

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