« シンプルで判り易いジャズは良い | トップページ | スッ〜とストレートなアルト »

2016年8月 3日 (水曜日)

ジャズ喫茶で流したい・85

我が千葉県北西部地方の今年の夏は不安定。その原因は例年に無いオホーツク海高気圧の勢力の強さにあるのだが、気温の高さはそこそこなんだが湿度が高い。とにかく、この湿気の高さが知らず知らずのうちに体力を奪っていく。

そんな夏にはシンプルなジャズが良い。軽快で爽快、判り易くて聴き心地の良いジャズが良い。そんなジャズって、例えば「ワンホーン・カルテット」の作品なんかが該当する。フロントはワンホーン、つまりホーン楽器一本。バックは、リズム・セクションとして最小単位のピアノ・トリオ。

ということで、軽快で爽快、判り易くて聴き心地の良い「ワンホーン・カルテット」の作品を探す。そして、このアルバムを思い出した。Arnett Cobb『Party Time』(写真左)。1959年5月の録音。ちなみにパーソネルは、Arnett Cobb (ts), Ray Bryant (p), Wendell Marshall (b), Art Taylor (ds), Ray Barretto (conga)。テナーのワンホーン・カルテットにコンガが加わる。

このコンガの参加が効果的。軽快なコンガの響き。このコンガの響きとゆったりとした歩く位のリズムの演奏が、実に良い感じなのだ。ゆったりとしていて聴き心地良し。そして、ワンホーン・カルテットの「ワンホーン」のテナーが判り易くて爽快なのだ。
 

Arnett_cobb_party_time

 
アーネット・コブのテナーが良い味を出している。余裕のあるシンプルなブロウ。時に悠然と、時に雄々しくテナーを吹き上げる。特にバラード演奏は特筆に値する。こんなに心地良いテナーってなかなか無い。実に心地良い、ハードバップなテナーの響き。良い味だしているなあ。

加えて、バックのピアノ・トリオが良い響き。そこはかとなく漂うファンクネスが芳しいレイ・ブライアントのピアノ。堅実にベースラインを紡ぎ出すワンデル・マーシャルのベース、フロントのテナーを鼓舞するアート・テイラーの燻し銀ドラム。伴奏に長けた、軽快で爽快、判り易くて聴き心地の良いピアノ・トリオ。

良き響き、良きフレーズ、良きリズム&ビートが詰まった好盤です。軽快で爽快、判り易くて聴き心地の良い、湿度の高い、不快指数の高い夏に最適なメインストリーム・ジャズ。メインストリーム・ジャズの中にも夏向きのアルバムもあるんですね。この盤を聴いて改めて再認識しました。

 
 

震災から5年4ヶ月。決して忘れない。まだ5年4ヶ月。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

« シンプルで判り易いジャズは良い | トップページ | スッ〜とストレートなアルト »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ジャズ喫茶で流したい・85:

« シンプルで判り易いジャズは良い | トップページ | スッ〜とストレートなアルト »

リンク

  • まだまだロックキッズ(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のロック」盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでの、 ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で、不定期に掲載した、70年代ロックの記事を修正加筆して集約していきます。
  • 青春のかけら達(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のJポップ」、いわゆるニューミュージック・フォーク盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでのジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で、不定期に掲載した、70年代ロックの記事を修正加筆して集約していきます。         
2019年11月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

カテゴリー