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2016年8月20日 (土曜日)

夏はボサノバ・ジャズ・その27

お盆を過ぎて天候が不安定である。いきなり台風が複数個発生したと思えば、関東地方をかすめ通ったり、関東地方直撃コースを伺ったり。今日などは、朝から激しい雨が降ったと思えば、いきなり厳しい陽射しが差し込んで、思いっきり蒸し暑くなり、またまた、激しい雨が降ったりする。

もはや温暖湿潤気候の日本の気候では無い。亜熱帯性気候の雰囲気である。とにかく思いっきり蒸し暑い。少し歩くと気持ち悪くなる位だ。厳しい蒸し暑さって、かなりのストレスになる。身体は疲れるし、心も疲れる。そんな時、聴く音楽は「ボサノバ・ジャズ」。

イージーリスニングだとか軽音楽だとか揶揄されようが、こんなに厳しい蒸し暑さの中で聴く、ストレス解消の心地良いリズム&ビートな音は「ボサノバ・ジャズ」なのだ。それも、飛び切りイージーリスニング・ジャズ仕様な「ボサノバ・ジャズ」が良い。

ということで、Paul Winter『RIO』(写真左)を聴く。1962年9月の録音。リオデジャネイロの建都400年にあたる1964年に、リオの若きコンポーザーたちへの敬意と感謝を込めて作られたアルバム。
 

Paul_winter_rio

 
このアルバムに詰まっている音が、真の「ボサノバ」とは思ってはいない。ボサノバの音の要素を上手く取り込んだジャズである。リズム&ビートも純正の「ボサノバ」では無い。明らかにジャジーなリズム&ビート。それでも、ボサノバ曲の持つ独特のアンニュイで開放的な響きと、ボサノバ独特の心地良く踊るように心に響くリズム&ビートな刻み方が、ジャジーな演奏をボサノバ的雰囲気に染め上げている。

加えて、ポール・ウィンターのサックスの音が良い。ボサノバの雰囲気にピッタリなサックス。ファンクネスとは無縁の、開放的で乾いたメロディアスなサックス。ボサノバ・ジャズのサックスはこういう「AORチックなフュージョン風サックス」が良い。清々しく爽やかでスムーズ。硬派な純ジャズからすると、完全に「軟弱」なサックスになるが、ボサノバ・ジャズにはこれが良い。

ジャケットもしっかりと「ボサノバ」していて魅惑的。1962年当時のジャズのジャケットとしては明らかに「異端」。聴き流しに最適なボサノバ・ジャズだが、ところどころ「おぉっ」と思わせるフレーズが出てくるので、部分的にしっかり聴き耳を立ててしまう。そんな良質のボサノバ・ジャズ盤です。

 
 

震災から5年5ヶ月。決して忘れない。まだ5年5ヶ月。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

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