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2016年7月18日 (月曜日)

『Live in Nemuro 1977』

このところ、ナベサダさんのアルバムをよく聴く。定期的にマイ・ブームがやってくる訳だが、そんな中、タイミング良く、発掘ライブ音源がリリースされたとの報を聞き、即ゲット、即聴き込みである。

その発掘ライブ音源とは、渡辺貞夫『Live in Nemuro 1977』(写真左)。1977年10月8日に根室市公民館にてライヴ録音。ちなみにパーソネルは、渡辺貞夫(as, sopranino, perc), 福村博 (tb), 本田竹広 (p), 岡田勉 (b), 守新治 (ds)。純日本ジャズメンのメンバー構成。

1977年と言えば、ナベサダさんのフュージョン・ジャズの大傑作『カリフォルニア・シャワー』のリリースの前年になる。『カリフォルニア・シャワー』の録音が、確か1978年3月だった筈で、この根室でのライブ音源は、ナベサダさんがロスに飛ぶ直前のものになる。そうなれば、ナベサダさんの音楽活動の歴史の中で、節目となる音源であろう。

その内容と言えば、アフリカ音楽に影響を受けたクロスオーバーなジャズがメインではある。やはり、「Massai Talk」「Hunting World」などの演奏はその内容共に秀逸。ナベサダさん十八番のボサノバ・ジャズ「Bossa Na Praia」もとっても良い雰囲気である。
 

Live_in_nemuro_1977_1  

 
しかし、このアルバムはさすがに当時のライブ音源である。「Chelsea Bridge」「On Green Dolphin Street」「Rythmaning」などのスタンダード曲を選曲し、ストレート・アヘッドなジャズをガンガンに演奏しまくっている。ホットで高度な演奏に、当時の日本ジャズの演奏力の高さに思わず目を見張る。

バックの本田竹広 (p), 岡田勉 (b), 守新治 (ds)のリズム・セクションが素晴らしいバッキングを繰り広げていて立派だ。フロントのナベサダさんのアルト、福村博のトロンボーンを含め、このクインテットの演奏はほぼ「飽和状態」に達している雰囲気があり、翌年、ナベサダさんが、一躍ロスに飛んで、フュージョン・ジャズに転身したことも頷ける。

ライブ録音なので、ライブならではの演奏の荒い部分や、ちょっとスベる部分はあるが、これは「ご愛嬌」。これはこれで臨場感があって、このライブ音源を通じて、1977年10月8日の根室でのコンサートを追体験できる雰囲気が良い。まあ、ジャズ者初心者の方々には、敢えてこの音源はお勧めしなくても良いかな。

 
 

震災から5年4ヶ月。決して忘れない。まだ5年4ヶ月。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

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