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2016年6月15日 (水曜日)

ジャズ喫茶で流したい・83

このアルバムを聴いて思う。やっぱりボーカルのアルバムって、バックのバンドの演奏が小粋で聴き応えがないと面白く無い。というか、バックのバンドの演奏が良いボーカル盤が、どうも僕のお気に入りの傾向らしい。お気に入りのボーカル盤を並べると、どれもがバックのバンドの演奏が良い。

そのアルバムとはこれ。ちょっと長いが、Roberta Gambarini & The Heath Brothers『Connecting Spirits (The Jimmy Heath Songbook)』(写真左)。ロバータ・ガンバリーニ。イタリア出身の人気ジャズ・ヴォーカリスト。圧倒的な正統派ジャズ・ヴォーカルである。そして、このアルバムは、ジャズ界の「生きるレジェンドの一人」、録音時、2014年にて88歳のサックス奏者ジミー・ヒースの作品集である。

このアルバムで、全編に渡ってサックスを吹くジミーは、サックス奏者としては有名だが、彼の書く歌曲はあまり知られていない。というか、馴染みが無い。しかし、このアルバムでロバータが唄うそれぞれの曲は、皆、魅力ある楽曲ばかり。ジミー・ヒースがこんなに良い曲を書くコンポーザーとは思わなかった。びっくりポンである。

ちなみにパーソネルは、 Roberta Gambarini (vo), Jimmy Heath (sax), Jeb Patton (p), David Wong (b), Albert 'Tootie' Heath (ds), James Mtume (per), Freddie Hendrix (tp), Ed Cherry (g), Dave Stricker (g), Tommy Campbell (ds), Cyrus Chestnut (p), John Lee (b) 他。いや〜錚々たるメンバーやないですか。中堅からベテランの味のあるジャズメンが中心。
 

Connecting_spirits

 
このメンバーですから、バックのバンドの演奏が悪かろうはずが無い。もうとにかく惚れ惚れするばかりの演奏で、バックのバンドの演奏だけでも十分に堪能できるレベルです。そこに圧倒的な正統派女性ボーカリストのロバータ・ガンバリーニが唄いまくる訳です。これは全く聴き応え満点のジャズ・ボーカル盤に仕上がっています。

ヒースの曲は「優美」。その優美さを活かしつつ、ダイナミックに素直に唄い上げていくロバータの力量たるや、素晴らしい。メジャー・デビュー時からずっと注目し続けて来た女性ボーカリストであるが、時にこの盤のパフォーマンスは素晴らしい。全編に渡って惚れ惚れするばかりである。

最近、雨後の竹の子の様にリリースされる、可愛さ優先ルックス優先の女性ボーカル盤とは全く異なる、実に伝統的で本格的な女性ジャズ・ボーカル盤です。とにかく上手い。とにかく味がある。聴いていて本当に心地良い。最近はこれだけ本格的な女性ボーカルが少なくなっただけに、このロバータの存在は貴重だ。

しかも、中堅からベテランの味のあるジャズメンが意外にも、現代における「ネオ・ハードバップ」な演奏をメインとしていることに感心することしきり。現代における充実のメインストリーム・ジャズです。聴き返せば聴き返すほどに味わいが深まります。良い女性ボーカル盤です。

 
 

震災から5年3ヶ月。決して忘れない。まだ5年3ヶ月。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

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コメント

初めまして、最近ジャズを聴き始めました、女性Voが好きなのですが、ジャズVoの声が汚くて嫌でしたが、Roberta Gambarini は声が歪んでなくて良いですね。

このような綺麗な声でコーラスやハモリが好きなんです。(クラッシクは声の出し方が嫌い)
中々見つけられなくて困っています。

お教えいただけると幸いです。

これからもブログ楽しみにしています。

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