最近のトラックバック

« ウィンウッドの「ハモンド」盤 | トップページ | デックスの「魅力全開」な盤です »

2016年5月23日 (月曜日)

「マシュー・ハルソール」とは

ジャズのアルバムを漁っていると、へ〜ッと感心するアルバムに突如として出会ったりする。そういうアルバムは決まって、ジャケット・デザインが洒落ている。いわゆる「ジャケ買い」である。「ジャケ買い」から始まって、聴き始めて「おっ」と思い、聴き終えて「へ〜ッ」と感心する。

今回、そんな感じで出会ったアルバムがこれ。Matthew Halsall『On The Go』(写真左)。2011年6月のリリース。う〜ん、5年前かあ。全くノーマークであった。で、まず、このジャケットが目に止まった。これはなかなか洒落ている。直感だけでゲット。そして聴き始める。

こういう洒落た写真のジャケットって、決して期待を裏切らない。トランペットが良く鳴っている。トランペットのブラスの響きが心地良い。決して、速さを競うテクニック優先のブロウでは全く無い。ゆっくりとミッドテンポのフレーズで、朗々とトランペットの響きと印象的なフレーズを楽しませてくれる。

アルバム全編に渡って「これ」である。ミッドテンポ、朗々と鳴る楽器、ゆったりと印象的なフレーズ、速さを競うテクニカルなフレーズは全く出て来ず。印象的に鳴るフレーズは心が癒される。一種「スピリチュアル」な響きにウットリする。
 

On_the_go

 
さて、Matthew Halsallとは誰か。片仮名表記にすると「マシュー・ハルソール」となるらしい。英国マンチェスター出身の若きジャズ・トランペッター。1983年9月生まれということなので、今年で33歳になる。ジャズの世界でいくと、まだまだ若手。ゆったりと印象的でモーダルなフレーズを吹き進めるところが「個性」。

ハイレベルでスピリチュアルなジャズ。それもテクニカルで感情に直接訴えかける様な音ではなくて、朗々とゆったりと印象的なフレーズで心の吟線に触れるような、郷愁を誘うような、リリカルなスピリチュアル・ジャズ。思わず「へ〜ッ」と心から感心してしまう。そして、また聴き返してしまうのだ。不思議な「ヘビー・ローテーション」。

ちなみにパーソネルは、Matthew Halsall (tp), Nat Birchall (sax), Adam Fairhall (p), Gavin Barras (b), Gaz Hughes (ds)。英国ジャズの強者共であろう。知らない名前ばかりである。しかし、このアルバムの演奏を聴いていると、それぞれがしっかりとした力量を持ったジャズメンなのが良く判る。

一音一音丁寧に吹き上げるトランペット。しっかりと音を押さえながら朗々とメロディーを吹き上げるソプラノ・サックス。ミッドテンポで堅実にフロントをモーダルな響きでサポートするリズム・セクション。こういうジャズもありやなあ、と思わず感心してしまう。なかなかの好盤です。

 
 

震災から5年2ヶ月。決して忘れない。まだ5年2ヶ月。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

« ウィンウッドの「ハモンド」盤 | トップページ | デックスの「魅力全開」な盤です »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/80793/65639244

この記事へのトラックバック一覧です: 「マシュー・ハルソール」とは:

« ウィンウッドの「ハモンド」盤 | トップページ | デックスの「魅力全開」な盤です »

リンク

  • 松和 / ジャズ・フュージョン館
    ホームページを一新しました。「ジャズ・フュージョン館」と「懐かしの70年代館」の入り口を一本化し、内容的には、当ブログの記事のアーカイブを基本としています。  
  • 松和 / 懐かしの70年代館入口
    更新は停止し、新HPへ一本化中。新しいブラウザーではレイアウトが崩れたりと申し訳ありません。
2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

カテゴリー

常連さんのブログ

  • 70年代思い出の名曲
    music70sさんのブログ。タイトル通り、定期的に、70年代の懐かしのアルバムを紹介されています。なかなか、マニアックなアルバム選択、曲選択に、思わずニンマリしてしまいます。
  • いそいそジャズ喫茶通い
    yuriko*さんのブログ。都内のジャズ喫茶への訪問記録。ジャズと言えば『ジャズ喫茶』。敷居が高くて、と思っている方々に是非読んで頂きたいブログ。実際の訪問記録ですから読んでいて楽しく、実際の訪問時の参考になります。
無料ブログはココログ