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2016年4月19日 (火曜日)

サンプルのセルフカバー盤

こういうアプローチもありなんやなあ、とつくづく改めて感心した。1970年代以降、フュージョン全盛期、クルセイダースのキーボード奏者&作曲者として一世を風靡し、その後もフュージョン・ジャズの第一人者の一人として活躍したジョー・サンプル。そのジョー・サンプルの佳曲をセルフカバーする。

Joe Sample『Sample This』(写真左)。1997年のリリース。基本はトリオ。ベースは、Jay Anderson (tracks: 1, 3, 4, 9, 13, 14), Marcus Miller (tracks: 2, 5 to 8, 10 to 12) の使い分け。ドラムも、Lenny Castro (tracks: 1, 3, 4, 9, 13, 14), Steve Gadd (tracks: 2, 5 to 8, 10 to 12) の使い分け。プロデュースはGeorge Duke。

まとめると、Joe Sample (ac-p,el-p), Jay Anderson (b), Lenny Castro (ds) と、Joe Sample (ac-p,el-p), Marcus Miller (b), Steve Gadd (ds) の2つのトリオで、サンプル自身の有名曲のセルフカバーをしている。

これがなんともはや「良い」、とても「良い」。そもそも、サンプルの曲自体が良い。だから、どんなアレンジにも耐えるというか「映える」。なるほど、タイトル通り「Sample This」。爽やかなピアノ・トリオの音。それぞれの曲が収録されているオリジナル盤の雰囲気をそこはかとなく漂わせながら、シンプルなピアノ・トリオでカバーされる。
 

Sample_this1  

 
このピアノ・トリオの音を「スムース・ジャズ」というなかれ。立派なメインストリーム・ジャズの音だ。それも現代の純ジャズ・ピアノ・トリオの音だ。マーカス・ミラーもスティーヴ・ガッドも正統なジャズメンである。メンストリーム・ジャズをやらせても一流である。

基本はピアノ・トリオなんですが、曲によって、ギターやフルート、ボーカルが客演していて、アルバムの中で良いアクセントとなっています。ダイアン・リーブス、そして、デニス・ローランドのボーカル、そして、ディーン・パークスの小粋で爽やかなギター、ヒューバート・ロウズの爽やかなフルート、いずれも本当に良い音を出してます。

このところ、このアルバムの存在を忘れていた。最近、思い出して聴き直したんだが、これが実に「良い」。こういうセルフカバーってありやな、と思った。このアルバムのリリースが1997年、サンプルが58歳の時の作品。その17年後、2014年9月、満75歳で逝去。彼がこの世にいなくなって、このセルフカバー盤の存在意義が更に高まった様な気がします。

 
 

震災から5年1ヶ月。決して忘れない。まだ5年1ヶ月。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 
 

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コメント

このCDとてもいいですよね。^^

まいど話は少しそれますが(~_~;)、NHKの「のど自慢大会チャンピオン大会」をみながら、それらの曲の「超オリジナル超え」?が楽しみです。

「この1曲」の意気込みで磨きあげたアマチュアのすばらしい歌唱で、あらためてその曲の魅力に気付くことが多いからです。

ジャズは、たとえば「枯葉」ならその曲の新たな魅力を教えてくれるような解釈・アドリブを求めて聴くということだと思いますが、なかなかそういう経験はできません。(~_~;)

サンプルは歌心をもったすばらしい音楽家・作曲家ですので、こうしたセルフカバーの意味あいも大きいですよね。

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