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2016年2月13日 (土曜日)

カシオペア『Super Flight』

日本人発のフュージョン・バンドと言えば、まずは「カシオペア」を思い出す。ギターの野呂一生、キーボードの向谷実、ベースの桜井哲夫、ドラムの佐々木隆のドラム,。この4人の繰り出すバカテク+疾走感溢れるフュージョン・ジャズに僕達は狂喜乱舞した。日本人の日本人による日本人の為のフュージョン・ジャズ。カシオペアは当時、僕達のヒーローでしたね〜。

デビュー盤『CASIOPEA』が1979年5月のリリースであったが、その半年後に早々とセカンド盤『Super Flight』(写真左)をリリースしたカシオペア。バカテク疾走のハード路線のデビュー盤に比べて、このセカンド盤は、聴き易くキャッチーなフレーズ満載のメロディアス&ポップ路線のアルバムとなった。

当時、JALの『 アイ・ラブ・ニューヨーク 』キャンペーンCMとのタイアップ・ソングだったスティーヴ・カルメンが作曲した楽曲のカバー「I love New York」を収録したアルバムで、この曲のヒットでフュージョン・ジャズのブームにも乗り、カシオペアはメジャーな存在になりました。

確かにこのスティーヴ・カルメンが作曲した楽曲のカバー「I love New York」のキャッチャーな出来は今でも感心しますが、他の収録曲もかなりの出来で、アルバム全曲聴き応え満載の好盤に仕上がっています。9曲中7曲までが野呂一生の作で、野呂一生のワンバンドな感じがするんですが、それはとんでもない誤解です。
 

Super_flight

 
アルバム収録のどの曲も、メンバーそれぞれの演奏の個性がフィーチャーされていて素晴らしいテンションです。演奏テクニックの高さはファースト盤で証明済み。テクニックばかりでは無い、唄う様にフレーズを弾きまくる様は惚れ惚れします。こんなに日本のジャズ・ミュージシャンって美味かったんや〜、って改めて嬉しくなる様な素晴らしい演奏ばかり。

カシオペアの代表曲「ASAYAKE」が初収録されているところも、このアルバムのハイライトの一つ。この「ASAYAKE」という曲がまた良いんですよね〜。カシオペアの曲って、ジャジーな雰囲気が希薄なところが個性だと思っていて、この「ASAYAKE」って曲など、その良い例です。

日本人にしか書けない、日本人にしか演奏できない、乾いたファンネス、希薄なジャジー感、それでいて、テクニック抜群、歌心満載のフュージョン・ジャズがこのアルバムにてんこ盛りとなっています。1979年のリリースですが、今でも時々聴きたくなる、カシオペアの初期の代表盤の一枚です。

僕はやっぱり、このスティーヴ・カルメンが作曲した楽曲のカバー「I love New York」が好きですね〜。この「I love New York」については、2010年9月4日のブログ(左をクリック)で語っていますので、こちらもご一読下さいね。

 
 

震災から4年11ヶ月。決して忘れない。まだ4年11ヶ月。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

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コメント

長年個人的に疑問に思っているのですが、いわゆるフュージョンギターフレーズってありますが、このスタイルの確立では誰が一番影響力があったのでしょうか?(~_~;)

「フュージョンギタースタイルの父」?なんて一般に言われている人っているんでしょうか?(~_~;)

個人的には日本人のフュージョンバンドはほとんど聞いていませんが、
いわゆる「フュージョンギタースタイル」の確立に一番影響力があったのはあのリーリトナーではなかったか?と思っています。

もちろんそれ以前にもコリエルやマクラフリンやベンソンもいましたが、
現在われわれが一般的に思い浮かべるフュージョンギターフレーズといえば、ほとんどリトナーからの影響ではないかなあ?なんて思っていますが、マスターはどうお考えでせうか?(~_~;)

こんばんは、おっちゃんさん。松和のマスターです。
 
「フュージョンギタースタイルの父」ですか〜。そう言えば、
フュージョン・ジャズのスタイリストって、「〜の父」とか
「〜の祖」と呼ばれることって無いですよね。
 
フュージョン・ギターのスタイリストと言えば、そうですね、
リー・リトナー、ラリー・カールトン、アール・クルー、
アル・ディ・メオラあたりでしょうか。いろいろと異論はある
でしょうが、現在のフュージョン・ギタリストの源は大体この
4人に収斂されるようです。
 

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