« キャノンボールのアルトの愛で方 | トップページ | 程良いホットなハードバップ »

2016年1月28日 (木曜日)

オズ・ノイのエレギの入門盤です

さて、バーチャル音楽喫茶『松和』が、伝説のフュージョン・ジャズ雑誌「ADLIB」の代わりに特集する「2015年度 フュージョンジャズ・アルバム・オブ・ザ・イヤー」。今日のアルバムはこれ。

Oz Noy『Asian Twistz』(写真左)。変幻自在の捻れギター・プレイが個性の、イスラエル出身のエレギの鬼才、オズ・ノイのライブ盤。ちなみにパーソネルは、Oz Noy (g), Dave Weckl (ds), Etienne Mbappe (b)。ギター・トリオである。2014年上海、タイでのライブ音源。

オズ・ノイの幽玄で変幻自在な捻れエレギについては、彼のアルバムに出会う度に愛でている。初めのリーダー・アルバムがリリースされたのが、2000年前半、2003年から2004年辺りだと記憶しているので、まだ、デビューして10年程度。1972年生まれだそうなので、今年で44歳になる。まだまだ中堅ど真ん中。

「Jeff Beck meets John Scofield in James Brown’s band」。オズ・ノイのエレギの個性をズバリ言い当てた言い回しである。なるほどなあ。確かに、オズ・ノイのエレギの基本部分はジェフ・ベックのロック・エレギの音のテイストに通じる。なるほどなあ。

で、やはり、このオズ・ノイのエレギの捻れ方は、John Scofield(ジョン・スコ)になぞらえられるんやなあ。確かに「捻れ方」はジョンスコと良い勝負。ジョンスコよりも漂う様に捻れるところが個性。
 

Asian_twistz

 
そして、ジャズ・ギターというよりは、R&Bなテイストのファンキー&ダンサフルなギターである。なんしかノリが良い。ファンキーでノリが良いので「ダンサフル」。オズ・ノイのエレギの個性その2である。

そんな個性バリバリのオズ・ノイのエレギに負けず劣らず個性的な、デイヴ・ウェックルのドラムとエティエンヌ・ムバペのベースが絡むのだ。
 
ということで、このギター・トリオの音は、フュージョン・ジャズの中でも飛び切り尖っていて、最先端のトレンドを音にした様な、とりわけ新しい音の塊なのだ。

タイトルが「アジアン・ツイスト」だけど、ツイストな演奏ばっかりが詰まっている訳ではない。8曲目の「Freedom Jazz Dance」などは、1960年代、新主流派の名曲のカバー。モーダルな楽曲を、捻れ絡んだギター・トリオが幽玄な音世界を紡ぎ上げていく。名演である。 

昨年リリースのオズ・ノイの最新作『Asian Twistz』。気軽に楽しめる好盤だと思います。オズ・ノイのエレギの入門盤としても良いアルバムです。

 
 

震災から4年10ヶ月。決して忘れない。まだ4年10ヶ月。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

« キャノンボールのアルトの愛で方 | トップページ | 程良いホットなハードバップ »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: オズ・ノイのエレギの入門盤です:

« キャノンボールのアルトの愛で方 | トップページ | 程良いホットなハードバップ »

リンク

  • まだまだロックキッズ(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のロック」盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでの、 ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で、不定期に掲載した、70年代ロックの記事を修正加筆して集約していきます。
  • 青春のかけら達(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のJポップ」、いわゆるニューミュージック・フォーク盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでのジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で、不定期に掲載した、70年代ロックの記事を修正加筆して集約していきます。         
2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

カテゴリー