最近のトラックバック

« ボブ・ディランを聴き直す。 | トップページ | リー・コニッツのクール・ジャズ »

2016年1月12日 (火曜日)

絶好調のドナルドソンが爽快

今年の「聴き始め」のトレンド、アルト・サックスの特集はまだまだ続きまっせ〜。今週はアルト・サックスのレジェンド、ビ・バッパーのルー・ドナルドソン。僕がよく聴くドナルドソンのアルバムがこれ。

Lou Donaldson『Lou Takes Off』(写真左)。1957年12月の録音。ブルーノートの1591番。ちなみにパーソネルは、Lou Donaldson (as), Donald Byrd (tp), Curtis Fuller (tb), Sonny Clark (p), Jamil Nasser (b), Art Taylor (ds)。アルトのドナルドソンを筆頭にした「六重奏団」。

一応ドナルドソン名義のアルバムではあるが、アルバム全編を聴き通して見ると、この六重奏団の雰囲気は「ジャム・セッション」。アレンジもヘッド・アレンジ中心だろう。ただし、ブルーノートの特徴であり長所である、リハーサルをしっかり積んでいるようで、それぞれの演奏について、まったく危なげが無く、破綻がない。

演奏のトレンドは「ビ・バップ」を踏襲しているが、演奏全体の構成は「ハードバップ」。ビ・バップのマナーで吹きまくるアルトのドナルドソン、トランペットのバード、トロンボーンのフラー、このフロント3管のブロウが熱い。それぞれの個性も明快。このフロント3管が好調なのが、このアルバムの良いところ。
 

Lou_takes_off

 
ドナルドソンのアルトが突出して良い。手慣れた「ビ・バップ」のマナーを踏襲しているだけに、ドナルドソンのアルトは滑らかに疾走する。ふらつくこと、まごつくこと、一切無し。これ、と決まれば一気に吹き抜ける。そんな爽快なドナルドソンが実に良い。

そして、僕がこのアルバムで注目したのが、ピアノのソニー・クラークの存在。クラークのピアノが意外にブルージーで、溌剌と弾きまくっているのだ。好調な時のソニー・クラークのピアノの凄みを体感できるところがこのアルバムのもうひとつの良いところ。

ほんと、このアルバムを聴いていると面白い。ビ・バップの影を思いっきり引き摺っているんだが、アレンジが完璧にハードバップ。このアルバムは、ビ・バップ期からハードバップ期の「過渡期の雰囲気」を音にした、サンプルの様なアルバムなのだ。

冒頭の曲は「Sputnik(スプートニク)」。タイトルからも判る様に、ソビエトのスプートニク1号にインスパイアされて作られている。ということで、ジャケットはブルーノートには珍しくロケットの写真がメイン。それでもタイポグラフィーは素晴らしいの一言。

 
 

震災から4年10ヶ月。決して忘れない。まだ4年10ヶ月。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

« ボブ・ディランを聴き直す。 | トップページ | リー・コニッツのクール・ジャズ »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/80793/63439369

この記事へのトラックバック一覧です: 絶好調のドナルドソンが爽快:

« ボブ・ディランを聴き直す。 | トップページ | リー・コニッツのクール・ジャズ »

リンク

  • 松和 / ジャズ・フュージョン館
    ホームページを一新しました。「ジャズ・フュージョン館」と「懐かしの70年代館」の入り口を一本化し、内容的には、当ブログの記事のアーカイブを基本としています。  
  • 松和 / 懐かしの70年代館入口
    更新は停止し、新HPへ一本化中。新しいブラウザーではレイアウトが崩れたりと申し訳ありません。
2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

カテゴリー

常連さんのブログ

  • 70年代思い出の名曲
    music70sさんのブログ。タイトル通り、定期的に、70年代の懐かしのアルバムを紹介されています。なかなか、マニアックなアルバム選択、曲選択に、思わずニンマリしてしまいます。
  • いそいそジャズ喫茶通い
    yuriko*さんのブログ。都内のジャズ喫茶への訪問記録。ジャズと言えば『ジャズ喫茶』。敷居が高くて、と思っている方々に是非読んで頂きたいブログ。実際の訪問記録ですから読んでいて楽しく、実際の訪問時の参考になります。
無料ブログはココログ