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2015年7月20日 (月曜日)

昼下がりSP・デュオ盤特集・1

暑いですね。こちら千葉県北西部地方は、昨日、梅雨明けしてしまいました。一昨日の土曜日から気温はグングン上がって、この二日間、思いっきり猛暑日です。もうエアコン無しには生活できません(笑)。今年の暑さはいきなりで厳しい。

さて、これだけ暑くなると、熱気溢れるダイナミックな演奏のジャズは絶対に駄目。エアコンの効いた室内で聴いてい ても、汗が噴き出てくる感じになります。これではバテてしまう。ボサノバ・ジャズの様な爽快感でライトなジャズか、シンプルで聴き心地の良いデュオ構成のジャズ辺りが一番良いかと思われます。

ということで、しばらく、デュオ構成のジャズ盤を追いかけてみましょう。意外とジャズにはデュオの好盤が多くあるんですが、何故か、日本では受けが悪いのか、なかなかジャズ本やジャズ盤の紹介本に載ることがありません。中には「こんなデュオ盤あったんや」とビックリするような発掘盤もあります。

さて、それでは「音楽喫茶『松和』の昼下がり」スペシャル、ジャズのデュオ盤特集の第1回目はこのアルバムから。Paul Bley and Niels-Henning Ørsted Pedersen『Paul Bley/NHØP』(写真左)です。1973年6月24日、7月1日の録音。スティープルチェイスからのリリースになります。

ちなみにパーソネルは、Paul Bley (ac-p, el-p), Niels-Henning Ørsted Pedersen (b)。タイトルの「NHØP」は、Niels-Henning Ørsted Pedersenの略号(あまりに長い名前だからであろう)。
 

Bley_nhop_2  

 
ポール・ブレイは、ブルースやファンキーな雰囲気が全く皆無な、現代音楽的な硬質で切れ味鋭いタッチと幾何学的で切れ切れなフレーズが特徴のピアニスト。ニールス=ヘニング・エルステッド・ペデルセンは、デンマーク出身の欧州ジャズを代表するベーシスト。硬質でタイトでブンブン唸りを上げ、ピッチがバッチリあったベース。僕の考える理想的なベーシストの一人である。

冒頭の「Meeting」を聴けば、このデュオ盤の雰囲気が一気に理解出来る。ピンと張った適度で心地良いテンション。そこに現代音楽的な硬質で切れ味鋭いタッチで切れ込んでくるブレイのピアノ。清冽な響き。ストイックなフレーズ。

ここに、硬質でタイトでしなるような響きのペデルセンのベースが絡んでくる。ペデルセンのベースもブルースやファンキーな雰囲気が全く皆無。このデュオ盤の雰囲気は、明らかに「欧州ジャズ」。即興演奏を旨とする純ジャズなデュオ演奏がここに繰り広げられている。

ブレイのフレーズは、幾何学的で切れ切れが個性。その切れ切れの隙間を埋めるように演奏の底を固め、支えるペデルセンのベース。逆に、ペデルセンのベースが旋律を歌う時は、ブレイのピアノは切れ切れのフレーズでリズム&ビートの様なアクセントを付ける。非常に相性の良いピアノとベースのデュオである。

ブルースやファンキーな雰囲気が全く皆無で、現代音楽的な硬質で切れ味鋭いインプロビゼーションが展開される。米国のジャズとは全く正反対な、欧州ジャズの雰囲気がこのデュオ盤にギッシリと詰まっています。

 
 

震災から4年4ヶ月。決して忘れない。まだ4年4ヶ月。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

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コメント

本当に暑いですね。^^
デュオアルバム、こんな季節にはいいですよね。

私はヴォーカルもののデュオアルバムが大好きなのですが、
タック&パティやら、サラヴォーンのギターデュオのマイフェィバリットシングズが聴きたくなることが多いです。

そしてここ20年くらいで自分で一番良く聴くデュオアルバムは?と考えましたら、それはカーリンクロッグの「ホエアフラミンゴズフライ」というギターとのデュオアルバムではないかなあ?と。。

15年ほど昔、店頭でCDを物色していて、流れてきたヴォーカルCDに「え?」と思わず手が止まりました。「中本マリさんの新譜かな?」と思い店員さんに尋ねるとそれがカーリンクロッグの新譜でした。

中本マリさんの初期のTBM盤が大好きで、特に「ひまわり」や「ノームーンアットオール」は長年私の「オーディオ調整用」の試聴用として愛聴しておりました。

マスターご推薦の↑盤は私も大好きです。^^私はペデルセンが聴きたくなるとピーターソンとの「グレイトコネクション」をよくかけます。

そういえば、SJ誌では「ペデルセンのベースの音がペナペナで」などと、あさって方向丸出しの評論家もいましたが、こと楽器の音色を語るとき、SJ誌は噴飯モノのオンチ評?^_^;も結構めだちましたね。(~o~)

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